コンセプト Concept
創業から300余年、小野薬品工業は患者さんと向き合い、
「病気と苦痛に対する人間の闘いのために」という熱い想いを胸に、
革新的な医薬品をお届けしてきました。
また、新薬の開発にとどまらず、一人ひとりの患者さんとそのご家族、そして医療従事者が病気と戦う様々な場面に注目し、ニーズにあった価値を提供することでより良い生活への道を切り開くための挑戦を続けています。
本プログラムでは
がん患者さんが自分らしい生活を送り、周囲との信頼関係を大切にしながら生活できる環境を目指します。これまでの手法にとらわれることなく、がん患者さんががんと共生するための新しい価値(衣食住のサポート、就労/就学の支援、意思の尊重)の創造を通じて共に事業化を目指すパートナーを募集します。
がん患者さんの受ける痛み Journey
「以下のジャーニーは応募前に必ずご確認ください。」
- がん検診
- 経過観察
- 診断
- 手術・入院
- 退院
- 在宅
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通院
(外来治療) - 仕事 / 学校
- 関わる募集領域
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- 衣食住
- 就労/就学
- 意思決定
- その他
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がん検診
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気持ち
-
- その他
- 結果を聞いても良く分からない
- その他
- そうなのか、でも本当に大丈夫か
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主な行動
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- その他
- 精密検査を受ける
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気持ち
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経過観察
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気持ち
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- その他
- 悲観的、落ち込む
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主な行動
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- 意思決定
- 病院や症状、手術についてネット検索して調べる
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気持ち
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診断
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気持ち
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- 意思決定
- 家庭、家族への対処
- その他
- 覚悟と半信半疑、そんなはずはない
- その他
- 辛い、涙が出る
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主な行動
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- 就労/就学
- 診断に驚き退職してしまう
- 意思決定
- セカンドオピニオンを申し出て病院を探す
- 意思決定
- 紹介状をもらい病院を紹介してもらう
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気持ち
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手術・入院
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気持ち
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- 就労/就学
- 入院で社会から置いていかれる
- 就労/就学
- 退院後の仕事の心配
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主な行動
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- 衣食住
- 病院食を食べる
- 衣食住
- リハビリをする
- 意思決定
- 家族と入院中や退院後の生活について対応方法を決定する
- 意思決定
- 医療者と入院中や退院後の生活について必要な対応策を決定する
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気持ち
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退院
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気持ち
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- 衣食住
- 体力を戻したい
- その他
- もう大丈夫だ、不安が無くなった
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主な行動
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- 意思決定
- 退院の手続きをする
- 意思決定
- 次回の通院日程の調整をする
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気持ち
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在宅
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気持ち
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- 衣食住
- 副作用がつらい、治療はもう嫌だ、何もかも辛い(副作用:味覚障害、吐き気、下痢、脱毛、食欲/体力低下、倦怠感、手指がしびれる/力がいれづらい、皮膚過敏、爪の変化、気持ちの落ち込み、他)
- 衣食住
- 外見の変化を人に見せたくない、人目を避ける
- 就労/就学
- 仕事の焦り
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主な行動
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- 意思決定
- 家族に助けを求める
- 意思決定
- 副作用の対策の説明を聞く
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気持ち
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通院
(外来治療)-
気持ち
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- 衣食住
- 治療費の不安
- その他
- 再発の不安
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主な行動
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- その他
- 外来で抗がん剤の治療を受ける
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気持ち
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仕事 / 学校
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気持ち
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- 就労/就学
- 早く職場復帰したいが自信が持てない
- 就労/就学
- 会社にどう相談したらよいか悩む
- 就労/就学
- 数時間の仕事がやっと
- その他
- 副作用や後遺症に苦しむ
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主な行動
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- 就労/就学 意思決定
- 治療で仕事や学校を休む、退職する
- 就労/就学 意思決定
- 以前の仕事ではない仕事や職に変わる
- 就労/就学 意思決定
- 仕事のペースを変える
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気持ち
共創事例 Case
HOPE Acceleration2024
昨年度実施した「HOPE
Acceleration2024」においてたくさんの企業様にご参加いただき、ビジネスビルド、最終審査を経て現在2社様と実証検証に向けて共創を続けております。
引き続き今年度も「社内だけでは察知できない、多くの可能性を検討する」ために2025年も共創を進めていきます。
- 解決したいペイン
- 提案されたソリューション例
- がん患者さんが一人で病気と向き合う孤独
- 「医療と患者のスキマを埋めるプラットフォーム」
- 治療で起こる爪の変化に伴う日常のストレス
- 「ネイルから始めるアピアランスケアのプラットフォーム」
- 抗がん剤治療中に起こる副作用か予測できないので対策できない
- 「がん治療の副作用予測と症状管理および栄養摂取サポート」
- 治療後体力が落ち、適切な運動習慣を持ち続けることが困難
- 「乳がんサバイバーのための運動習慣プログラム」
- 後遺症の排尿障害を持つがん患者さんのトイレへの不安
- 「コネクト・ケア:がん患者さん、家族、医療従事者を繋ぐセンサー」
プログラムの魅力 Asset
- HOPE-Acceleration2025とは
- 小野薬品工業と共に事業アイデアの骨組み・実証の方向性までを創り切る、凝縮プログラム
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KOLや現場スタッフとのネットワーク活用
専門的な知見のある各領域のKOL(医療業界で多方面に影響力をもつ医師等)や医療従事者とプロジェクト内容に応じて調整を図ります。
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がん治療におけるナレッジ・ノウハウの提供
医療現場や日々の活動から得た、がん患者さんやそのご家族、医療従事者のニーズ・ノウハウを提供します。
共創の推進 関連記事を見る
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事業共創のための
ワークショップ開催医療現場に精通する小野薬品工業の社員や新規事業開発を数多く伴走してきたeiiconのエキスパートの支援をうけながらアイデアをカタチにします。
採択後 関連記事を見る
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アクセラレータープログラム
最終採択後の資金提供プログラムの最終採択企業様には、PoC検証(実証実験の実施に向けた調整)やプロダクト開発などにおける資金提供や出資などを双方協議の上、実施します。
募集テーマ Theme
がん患者さんが、自分らしい生活を送るために新たな価値提供ができるサービス・製品を募集します テーマをご理解頂きやすいようにテーマ例をご紹介します
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01 衣・食・住がん患者さんが自分らしく暮らせる
生活のサポート「がん」は検診による早期発見や、医療技術・創薬の目覚ましい進歩・展開により生存率は向上しています。しかし、がん患者さんの苦悩や苦痛がなくなったわけではありません。治療中の身体的・精神的負担だけでなく、治療後にいつもの生活に戻ろうとしても、食事の制限や、傷跡、副作用による外見の変化、入浴や排泄などのシーンでの制限など、その影響は様々な場面で発生します。
そのため、がん患者さんの多様な生活シーンでのペインをケアするサービスや仕組みが必要となります。“衣・食・住”の切り口で患者さんが抱えている悩みの例
「衣食住」の悩み
衣
抗がん剤の副作用による体型の変化で以前の服が合わなくなった。おしゃれが好きだったが、今では服を選ぶことがストレスに。
食
抗がん剤の副作用により、食欲不振や吐き気があり、食事が食べられない。食べなきゃいけないことは分かっているが、何をどれだけ食べたらよいのか、毎日の食事なので都度病院に聞くこともできず悩んでいる。
住
突然がんになったため、家族が患者の私のケアをどうしたらよいか混乱している。入院中は良いが、退院した後に家でどのようにケアをしてもらえるのか、第三者も入れて落ち着いて家族で相談したい。
解決策イメージキーワード・求める技術例
- 手術の傷跡をカバーする、デザイン性の高い衣服
- 副作用で敏感になった皮膚に影響しない、低刺激素材の衣服
- 脱毛をカモフラージュする、高品質なウィッグやヘッドスカーフ
- 食事メニューを提案する、個別の栄養ニーズに応じた食品宅配サービス
- 手術後の生活動作をしやすくするような、運動プログラム/アシスティブデバイス
- 自宅での療養中の生活をしやすくするような、スマートホームアシスタント
- 治療に影響なくおしゃれを楽しめるような、安全性の高いアクセサリーや化粧品
- 一人での治療や療養に臨む際の孤独を紛らわせてくれる、患者さん同士のオンラインコミュニティ
これらは一例です。患者さん本位の解決策を一緒に作りましょう!
-
02 就労/就学がん治療を終えても自分らしく
働き・学び続けられる支援就労/就学を続けることは単純に生活基盤の維持だけにとどまらず、夢の実現や、社会とのつながりを維持するという意味から患者さんの人生において重要な意味を持ちます。
一方で体への負担もあるため、職場復帰しても仲間に迷惑をかけてしまう不安を抱えてしまう患者さんもいます。
治療後も変わらず、自分らしくあり続けるために就労/就学のシーンでのケアをサポートする技術やサービスを募集します。“就労/就学”の切り口で患者さんが抱えている悩みの例
「就労/就学」の悩み
01
やりがいをもって働いていたのに、がんの治療のため仕事を辞めざるを得なかった。治療を続けながら、新しい仕事に就きたい。
02
後遺症の排泄障害があり、周囲に気を使ってしまい仕事に集中できる環境にない。
03
小児がんによる入院から退院したが、復学して友達ができるか心配。学校には行きたいけど、勉強についていけるか不安。
解決策イメージキーワード・求める技術例
- 治療中辛い時でも仕事ができる、リモートワーク支援プラットフォーム
- 仕事とお金の悩みを相談できる、オンライン相談サービス
- 身体的な負荷のない仕事へ転職するための、資格取得支援サービス
- 副作用に合わせた仕事の悩みへの対処、働き方を提案できる、就労支援サービス
- 自宅療養中の子どもの勉強をサポートする、学習支援サービス
- 仕事に復帰できるような体力を付けるための、運動サポートプログラム
これらは一例です。患者さん本位の解決策を一緒に作りましょう!
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03 意思の尊重がん患者さんの
主体的な意思決定の支援がん検診などによりご自身のがんを知った患者さんは、驚きや悲しみで悩みながら病院についての調査、通院、将来の不安と闘っていきます。また、治療期も、自身の本当の想いや価値観に基づいて意思決定をしていかなけばならない状況に追い込まれるのです。“意思決定支援”という切り口で患者さんが感じるペインを取り除くことのできるサービスが必要です。
“意思の尊重”の切り口で患者さんが抱えている悩みの例
「主体的な意思の尊重」の悩み
01
診察時に悩んでいる自覚症状や気持ちを主治医にうまく伝えられず、また、本当に聞きたかったことや話したかったことがうまく話せず、いつも後悔する。
02
治療期のコミュニケーションが家族と医療者と患者さんでできておらず、今後の人生で何を大切にして、どう過ごしていくか話し合えていない。
03
小児がんになったが、いったんは治療が落ち着いた。ただ、自分の将来についてまで考えるのは難しく、家族以外に相談できる相手が欲しい。
解決策イメージキーワード・求める技術例
- 治療に臨む患者さんご本人の価値観を整理できる、カウンセリングサービス
- 患者、家族ではない第三者の観点から、通院や診察のサポートを行ってくれる、コンシェルジェサービス
- 患者さんご本人の価値観に基づき、余暇も含めた最善の時間の使い方をリコメンドしてくれるサービス
- 意思疎通の過程をスムーズにするような、音声サポートサービス
- がん患者の子どもを持つ親の意思決定を支援する、オンライン相談サービス
これらは一例です。患者さん本位の解決策を一緒に作りましょう!
スケジュール Schedule
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2025/1/23
エントリー開始
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2025/2/14
プログラム説明会
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2025/3/9
最終応募締切
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2025/3月中旬
書類選考・面談選考
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2025/4/23
ビジネスビルド#1
日時:2025/4/23(水) 場所:(調整中)
1日かけアイデアのブラッシュアップ、仮説構築を行います。 -
2025/4月下旬
~2025/6月中旬インキュベーション期間(前半)
ビジネスビルド#1にて選出されたアイデアを週1回以上のオンラインミーティングを実施することでブラッシュアップを行い、ニーズの検証を進めます。
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2025/6/20
ビジネスビルド#2
日時:2025/6/20 (金) 場所:(調整中)
1日かけアイデアをブラッシュアップし、事業化を目指します。 -
2025/6月下旬
~2025/8月中旬インキュベーション期間(後半)
アイデアのブラッシュアップを行い、ビジネスモデルの構築策定を行います。
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2025/8月下旬
最終プレゼン
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2025/9月~
事業化に向けたPoC・継続判断
プログラム説明会
説明会では、本プログラムの内容詳細についての説明のほか、質疑応答も広く受け付けます。少しでもプログラム参加にご関心のある方は、お気軽に下記よりお申し込みください。
2025.2.14 (金) 14:00-
GROWTH文京飯田橋
アーカイブ配信あり
共同主催
エントリー Entry
- 応募締切
- 2025年3月9日(日)
- 応募資格
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- 法人登記がなされていること。企業規模は問わない。
- プロダクトや技術を持っていること。
- がん患者さんが、自分らしい生活を送るために新たな価値提供ができるサービス・製品を募集します。ただし解決策が、薬機法の規制対象となる医薬品・医療機器・プログラム医療機器(クラスⅡ以上)となるものは、本プログラムの対象外となります。
本プログラムに関するご質問・お問い合わせは
support@eiicon.netまで
お気軽にお問い合わせください。