CONCEPTコンセプト

私たちは、全国津々浦々の郵便局と、これらをつなぐ物流ネットワークを通じ、
地域・社会の暮らしを支えるサービスを約150年間にわたり届けてきました。

現在、EC市場の急激な拡大による物量の増加や
少子高齢化に伴う労働人口の減少など、
以前にも増して郵便・物流業界には喫緊の課題が山積しています。

POST LOGITECH INNOVATION PROGRAM 2020は、
パートナー企業とともに、これらの課題を解決し、
郵便・物流のビジネスを根幹から変革するプログラム。

2017年から3期にわたって実施した過年度のプログラムでは、
優れたパートナー企業の協力の下、現場での検証・実証実験を重ね、
集配を担当する約200の郵便局でのAI活用による配達ルート最適化の試行導入や、
集中仕分けを担当する郵便局でのロボティクスによる
荷物の積み下ろし自動化の実証実験など、
複数の共創事例も生み出しています。

日本郵便は、郵便・物流業界にイノベーションを起こし、
共に新たな郵便・物流インフラを創り出せるパートナーを募集します。
この先もお客さまに寄り添い、必要とされるサービスを
一緒につくっていきましょう。

THEME募集テーマ

THEME01

郵便・物流
ネットワーク全体の最適化

物流業界全体のトラックドライバー不足により、拠点間の物流プロセスではシェアリングが加速しています。また、物量は日によって大きく変動するため、リソースの過不足が発生してしまうという課題も抱えています。
引受・集荷・仕分・輸送・配達をシームレスに連携することでムダ・ムラを解消し、郵便・物流ネットワークの最適化に挑戦します。

THEME01
求めるパートナーとの共創例

郵便物や荷物の引受から配達までを一気通貫でトラッキングするアイデア・ソリューション

郵便物や荷物の物量の予測・可視化による効率的な人員配置やトラック編成

実際のサプライチェーンデータに基づいたトラック運送ルートの最適化

日本郵便のリソース
  • 全国62か所の大規模ハブ郵便局、約12万台の配達用車両、数十万台のパレット等のアセット
  • 日々蓄積されている多種多様なサプライチェーンデータ
THEME02

郵便・物流
オペレーションの再構築

日本郵便の郵便・物流オペレーションには、全国に18万本ある郵便ポストからの郵便物等の取集、郵便局内における荷物等の仕分やデータ入力、ラストワンマイルの配達業務などに、人手を要するアナログな業務が多く残っています。
こうした個別作業プロセスを、AIやロボティクスの活用により効率化することで、オペレーションの再構築に挑戦します。

THEME02
求めるパートナーとの共創例

ポスト取集の自動化・デジタル化
(ポスト内の投函状況をリモートで把握できる仕組みなど)

輸送時・郵便局内作業時におけるパレット等の物流資材の位置/状態把握

AIを活用した航空危険物検知

日本郵便のリソース
  • 全国約18万本のポスト、約1,100か所の集配を担当する郵便局
  • 3PL案件を取り扱う全国13か所の営業倉庫拠点(物流ソリューションセンター)
  • 国際郵便等を取り扱う全国6か所の国際郵便局
THEME03

郵便・物流のリソースを
活用した新たなサービス創出

日本は今、高齢化社会の到来や地方における人口減少等の社会課題に加え、感染症の流行により大きな社会環境の変化に直面しています。そのような環境の中、誰もが安心・安全に暮らせるよう、全国を網羅する配送網・郵便局、顧客属性データなどのリソースを最大限活用し、配送にとどまらない新たなサービス・価値を創出することで、様々な課題解決に挑戦します。

THEME03
求めるパートナーとの共創例

郵便・物流のリソースを活用した、既存事業にとどまらないサービス

郵便局の顧客接点を活かしたデジタルサービス

郵便局のネットワークを活かした、地域の安心・安全を守るサービス

日本郵便のリソース
  • 約12万台の配達用車両等のアセット、多種多様なサプライチェーンデータ、顧客属性データ
  • 全国約2万4000局の郵便局ネットワーク など

CASE共創実績

日本郵便 × オプティマインド × CBcloud
日本郵便 × オプティマインド × CBcloud
日本郵便 × オプティマインド × CBcloud
ルート最適化/システムによる配達業務支援

2017年度のプログラムで最優秀賞を受賞したオプティマインドと日本郵便は、AI による配達ルート最適化を目指し、草加郵便局、名古屋北郵便局などの複数の郵便局で実証実験を実施し、同社の提供するルート最適化システムLoogiaに磨きをかけてきた。
誰もが簡単に配達できる仕組みを支えるシステムに進化するため、日本郵政グループの出資を受けるCBcloudが提供する宅配効率化ソリューションシステム SmaRyu Postと全面的に連携し、2020年6月から順次、全国約 200 局の郵便局で試行導入開始。

日本郵便 × Rapyuta Robotics
日本郵便 × Rapyuta Robotics
荷物積み下ろし業務の自動化/ロボット活用

2018年のプログラムで最優秀賞を受賞したRapyuta Roboticsと日本郵便は、プログラム期間中の2018年10月から実証実験に取り組み、ロボットアームによる荷物の積み下ろしの自動化ソリューションの開発を進めている。

日本郵便 × Yper
日本郵便 × Yper
広大な実証フィールド/置き配

2018年のプログラムをきっかけに共創を開始したYper(イーパー)と日本郵便は、2018年12月に東京都杉並区1000世帯を対象に、置き配バッグ™️OKIPPA(オキッパ)の実証実験に取り組んだ。OKIPPAバッグを活用することで、約61%の再配達の削減に成功という結果を残した。2019年6月には、取り組みを加速するため、日本郵便の置き配普及キャンペーンとしてOKIPPA10万個を無料配布することで、より多くのユーザー様に利便性を提供。

日本郵便 × Drone Future Aviation
日本郵便 × Drone Future Aviation
配送ロボット/配送高度化

2017年度のプログラムで採択されたDrone Future Aviationと日本郵便は、今後の少子高齢化に伴う労働力確保難等に対応するため、配送ロボットによるラストワンマイル配送の実用化に向けた実証実験を重ねてきた。
2020年3月には大手町プレイスウエストタワー 日本郵便オフィス内で配送ロボットによる社内便配送試行を行い、配送ロボットの活用シナリオや必要となる機能を検証し、配送高度化の実現を推進している。

日本郵便 × ecbo
日本郵便 × ecbo
手ぶらで観光 /荷物預かり

2017年のプログラムで採択されたecbo(エクボ)と日本郵便は、2018年2月から東京エリア、神奈川エリアの郵便局で荷物預かりの実証実験を実施。
現在は、旅行者、ビジネスパーソン、受験・就職活動中の学生の方などの手荷物のお悩みを解消すべく、東京エリア、神奈川エリア、京都エリアでサービスを展開中。
(2020年8月現在、新型コロナウィルスの感染拡大防止のためサービス休止中)

SCHEDULEエントリー後の流れ

スケジュール スケジュール

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応募資格
  • 法人登記がなされていること。
  • プロダクトやサービスをお持ちであること。
応募条件
  • 募集テーマに該当するプランであること
  • 応募企業、当社の両社にとって新たな協業に繋がるプランであること
  • 応募プランは新規性があり、かつ実現性があること
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