KOBE OPEN INNOVATION「Flag」とは About
個性豊かな発展を遂げてきた神戸の企業が、
よりつながり・拡がることで、地域産業全体の活性化につなげるため
始動したオープンイノベーションプログラム「Flag」。
2年目となる今期は、
市内中小企業の5社が参画。
上履き、赤外線センサ、金属加工、
アウトドア、農業――
特色ある各企業が既存事業の
枠組みを超えようと
課題解決に向けたテーマを
旗(Flag)として掲げ、
革新的な事業開発にチャレンジしたい
共創パートナーを募集。
神戸市の強力なサポートをはじめ、事務局、
地域企業/団体も協力のもと、
新価値の創出、イノベーション
の社会実装を目指します。
プログラムのメリット Merit
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各社意思決定者がオーナー
各社社長や役員クラスが
オーナーとなり事業創出に
コミットする体制 -
事業検証費用サポート
採択された事業アイデアは事業検証費用を
サポート (1プロジェクトあたり最大40万円) -
情報発信サポート
プロジェクト進捗・成果を
神戸市・事務局が情報発信し、
認知拡大をサポート
テーマ Theme
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ラッキーベル株式会社
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子どもの健全な成長をサポートする
「正しい靴」を履き続けられる
仕組みの創出
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子どもの足は1年に1cm以上大きくなるが、正しいタイミングで正しいサイズの靴に履き替える子どもがどれだけいるだろうか――。足に様々な問題を抱えやすい現代の子どもたちにとって、靴を正しく履くことはますます重要になっている。学校用シューズで子どもの足と成長に寄り添ってきたラッキーベルは、子どもの健全な成長と未来を見据えて「自分の足に合うサイズの靴を履き続けられる仕組みづくり」を目指します。
- ラッキーベルとは?
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設立以来60年以上、学校用の上履きや体育館シューズを製造・販売。「心と身体の健康に貢献する文化とモノをともに創る」をミッションとし、全国に学校指定シューズという文化を普及した。現在も全国の学校で学校指定商品として採用され、年間約100万足を販売する。
活用リソース・強み
- 全国の学校(幼稚園・小学校・中学校・高校)3000校以上とのネットワーク
- 靴の設計・開発・製造ノウハウ
- 子どもの足の成長・姿勢・運動能力向上に関する知見(足や靴の状態を見て、足の発育状況や浮指・外反母趾等の異常、正しい靴選びや歩き方に対するアドバイスが可能)
求める技術・
ソリューションやアセット- リサイクル
- リユース
- 新素材
- ヘルスケアAI・アプリ
- 画像AI
- データ解析
- センシング
- 運動プログラム
- スポーツ・フィットネス
- ブレインテック
募集アイデアイメージ
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01
学校用シューズのリサイクル・リユースにより、子どもが適切な靴を履き続けられる仕組みの創出
履き替えなどで大量に廃棄される子どもの靴に、リサイクル/リユースの仕組みを導入。子どもの成長に合わせて最適サイズできれいな靴を履き続けられるサステナブルな仕組みを創出。(上履きはシンプルなデザインで、使用後の回収も容易)
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02
足や靴の画像データ収集・解析により、子どもの足の健康や靴選び・履き替えをサポートする新たなソリューションの創出
全国の保護者とのタッチポイント活用で子どもの足や靴の画像データを収集・解析することで、「適正サイズ」や「歩き方の癖」「足の異常」などを可視化し改善方法がわかるアプリや、最適な履き替え時期のアナウンス機能がついたシューズなど、適切な靴を履き続けるためのソリューションの開発。
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03
「姿勢や運動能力」と「足の状態」との関係性を把握し子どもの発育をサポートするツールの開発
姿勢・運動神経・学習能力・脳力など、発育やパフォーマンス向上にかかわる領域の企業との共創により、足の状態がそれらに与える影響を可視化し、学校生活・日常生活・週末のクラブ活動など一貫して子どもの発育促進につながるアドバイスを行うサービスの提供。
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株式会社センサーズ・アンド・ワークス
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自社開発センサと人検知技術により
にぎわい・安心・安全を実現させる
新たなサービスの創出
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自社開発デバイスからなる赤外線センサを用いた人流計測・データ解析を行うセンサーズ・アンド・ワークスは、その技術の可能性を広げることを目的に、まちづくり、安心・安全など様々なテーマにおいて、新たな価値提供に挑戦します。
- センサーズ・アンド・ワークスとは?
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赤外線センサを用いた人検知技術を中心に、人流データをクラウド化するサービスを開発・提供する。街中や建物内などの人流をリアルタイム計測して可視化するだけでなく人流解析、予測モデルの制作も行う。
活用リソース・強み
- 赤外線センサで手軽に人の動きをクラウド化する商品とデータ利活用サービスを自社開発、提供
(低価格、小型、電池駆動で電源や配線不要、プライバシー保護、暗闇での稼働が強み) - 人検知技術(リアルタイム・少数の把握、狭域での検知、人の体温を可視化)
- 「計測」「可視化」「分析・データ利活用」をワンストップで実現
求める技術・
ソリューションやアセット- 行動解析
- 属性分析
- 位置情報
- センシング
- データ解析
- データプラットフォーム
- BIツール
- リアルタイム行動変容
- ナビゲーションアプリ
- プライベート空間・病院・工事現場などのフィールド
募集アイデアイメージ
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01
赤外線センサで取得した人流データに付加価値を持たせた新たな視点での調査・分析サービスの創出
赤外線センサから得られる通行人流データに、属性、行動履歴、目的などの新たな情報を付加。街や施設のにぎわいの現状を新しい視点で把握・分析し、にぎわいを生み出すためのソリューション提供まで、一気通貫したDXを創出。
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02
リアルタイムに人流や混雑状況を把握。安心・安全の提供や、快適な移動をサポートするサービスを実現
イベント時の回遊や帰宅行動、災害時の避難行動など、混雑が予想される状況において、参加者や住民が参考にするアプリやWebサービスによる可視化ツールと連携することで、満足度向上・快適・安心安全をサポート。
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03
赤外線センサの特徴を活かした新たな活用シーンの創出
プライベート空間・病院や工事現場など、様々な理由で人流データを活用してこなかった空間や場所において、独自の赤外線センサの特徴を活かした新たな市場を開拓。
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株式会社好日山荘
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人生100年時代
心身共に豊かなアウトドアライフを
過ごしていただくための、
健康に寄与するサービスの実現
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なぜ山に登るのか――。絶景・癒し・達成感など人によって目的はさまざまだが、山には人を惹きつける何かがあることは確かだ。人生100年時代「いかに健やかに豊かに過ごせるか」が重要視される中、好日山荘はこれまでにない新たな登山の魅力発掘に挑戦。また、怪我などの身体の悩みをケアしながら登山を長く楽しむサポートをし、健康寿命延伸への貢献を目指します。
- 好日山荘とは?
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まもなく創業100年を迎える日本一歴史ある登山・アウトドア用品の総合専門店。山好きのスタッフが販売や登山のアドバイスを行う。ECショッピングモール「GsMALL」やクライミングジム「グラビティリサーチ」、登山ツアーや机上講座を行う「好日山荘登山学校」を運営。
活用リソース・強み
- 全国に56店舗・クライミングジム7店舗を展開
- 「GsMALL」運営(167社の出店企業、522のアウトドアブランドとの接点 ※2023年5月末時点)
- 約34万人のアクティブなメンバーズ会員とのタッチポイント
- 機能性や着心地を備えたプライベートブランドウェア開発経験
- 実証フィールドとしてJR新神戸駅での登山支援拠点の活用(~2024/3/31まで)
- 岡山大学や神戸電鉄、日本ヘルスツーリズム振興機構など大学や企業様との事業連携の接点
求める技術・
ソリューションやアセット- 医療
- 生体センシング
- ヘルスケアAI
- ウェアラブルデバイス
- 脳科学
- 食
- エンターテインメント
- ゲーム
- 宿泊
- 温浴施設・サウナ
- VR・AR
募集アイデアイメージ
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01
健康状態に合った登山の方法や装備を提案するパーソナライズサービスの創出
ストレス・睡眠・姿勢・体組織などの健康データを取得し解析できる技術との掛け合わせで、個人の健康状態や身体の動かし方に合わせた登山の方法を提案。また日常生活での登山グッズの利用促進や歩き方を提案するサービスの創出。
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02
登山による心と身体の健康への影響度を可視化し、登山が本来持つ魅力を引き出すサービスの創出
登頂後のストレス軽減や感情の安定・脳活性・心拍数・筋肉量の変化を可視化する技術と山ごとの難易度や特徴などを掛け合わせ、登山の効果を見える化するアプリなど。登山の健康への効果を立証するとともに、登山のPRにつなげるサービスの創出。
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03
山×食、山×エンタメ、山×ゲーム、山×VRなど、山の新たな楽しみ方を提案するサービスの創出
身体に良質な「山食品」の共同開発、自然環境の中で集中して学習する場の創出、ゲーム性をもった登り方の提案など、「登山」が入口ではない新たなアウトドアの目的を生むサービスの創出。
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伊福精密株式会社
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日本のものづくりを
持続可能にする仕組みの創出
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少子高齢化・人口減少の中、日本の製造業の要である“匠の技”をどう継承していくか。ものづくりはどう変わっていくべきか――。業界に先駆けて先端技術を取り入れ進化を続ける伊福精密は、ものの復活・再現技術を活用して、持続的にものづくりができるプラットフォーム構築や、新たな市場獲得により自ら変革に挑戦。3D技術による日本のものづくり産業全体の活性化を後押しします。
- 伊福精密とは?
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1970年創業の金属加工メーカーで、3Dプリンターによるものづくりにいち早く着手。金型や製品をデータ化し「いつでもどこでも同じ品質でつくれる」金型レスのものづくりを提案する。
活用リソース・強み
- ︎中央省庁や大手企業での導入事例を900件程度保有
- 復元・再現技術(3次元測定器や3次元スキャナで製品や金型・現物を測定、データ化し、それを元に忠実に再現するリバースエンジニアリング)
- 高精度な精密部品加工技術(250mm以下のサイズ、約1/1000mm単位の加工技術が可能)
- 生産中止となったレア部品や保管場所に困る金型などの製造データをクラウドに保管しいつでも製造できる「デジタル倉庫サービス」 など
求める技術・
ソリューションやアセット- 3Dデータ化技術
- フォトグラメトリー
- 職人・工芸品ネットワーク
- ものづくり関連メディア
- エンターテインメント
- イベント企画
- アート
- リペア
- メンテナンス
募集アイデアイメージ
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01
全国に散在する「後世に残したいもの」をデータに変換しいつでも再現できるプラットフォームの構築
伝統工芸品や民芸品などのネットワークや、スマホによる撮影画像の3Dデータ化技術を持つ企業などとの共創で、全国の職人から一般の方まで、「残したいもの」がある人がもののデータを保管し、いつでも再現・復元できるプラットフォームを創出。
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02
絵画や美術品などだれもが同じものを楽しみ、感じられる場の創造
ものを復元・再現できる技術を活用して、これまで触れることができなかった美術品を身近に感じられる新たなエンタメ空間やイベント等の機会創出(例:目の不自由な方が立体で表現した金属の絵画を直接触って感じられるイベントなど)。
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03
ものの寿命を延ばして「使い続ける」サービスの創出
生産設備を保有する企業ネットワークを持つメンテナンス事業社等との共創で、必要な時に必要なパーツを製作するデータベースを構築し、安定した品質で補給を行えるサービスの創出。これにより長期間使用される生産設備や唯一無二のカスタマイズされた生産設備をより安定的に長期間使用できる環境を整備。サプライチェーンの分断対策、BCP対策の一部としても活用。
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株式会社小池農園こめハウス
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持続可能な都市近郊農業を実現する
神戸モデルの創出
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ふらっと農地へ――。都市部から30分圏内に里山が広がる神戸市はこれが可能な恵まれた環境にある。一方で、農業人口の減少は他地域同様の課題となっている。小池農園こめハウスは、神戸ならではの豊かな食文化と里山を守り、農業にかかわる人(作る人・食べる人・応援する人)を増やすことで、全国の都市近郊農業のモデルケースとなるような、持続可能なビジネスの創出に挑戦します。
- 小池農園こめハウスとは?
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「神戸米」をはじめとして様々な農作物を生産・販売。ただ販売するのではなく、作る人や作られた土地などありのままの農業を伝えることを大切に考え、農家と都市住民をつなげる取り組みを行う「Kobe Foo Style」を運営する。
活用リソース・強み
- 年間を通して収穫できる、甲子園球場11個分の農地44haの保有(米・麦・大豆・蕎麦・野菜など)
- 援農や農家ツアーの実施ノウハウ
- 「オトナの食育」ノウハウ(どうやって作物を育ててどうやって食べるかの学びの場を構築可能)
求める技術・
ソリューションやアセット- 福利厚生
- ワーケーション
- 食育
- ツーリズム
- インバウンド
- コンテンツプロデュース
- マッチング
- プラットフォーム
- エンゲージメント向上
- ライブコマース
募集アイデアイメージ
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01
「植える・育てる・食べる」都市近郊だからできる新たな農業体験と農家支援モデルを創出
「仕事帰りに農家を手伝う。謝礼はその日にとれた農作物」
88もの作業が発生する米作りなどを、気軽な農業体験とすることで持続可能な農家支援モデルを創出し、全国への展開を目指す。 -
02
農家と法人/個人が持続的につながるプラットフォームの構築
農家と農業体験希望者、支援する人や企業がつながるプラットフォームを構築することで、農業の関係人口を増やし、持続的な取り組みを目指す。
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03
都市近郊農業ならではのアグリツーリズム/アグリワーケーションの実現
インバウンド(観光)×農作業、福利厚生×農作業、ワーケーション×農作業など、都市部に近いから実現できる「●●×農作業」。夜は収穫した米や野菜を提携したレストランで食事するなど、神戸ならではの非日常な農作業体験を実現。
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スケジュール Schedule
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2023/8/2
エントリー開始
複数企業へのエントリーが可能です。
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2023/8/23
プログラム説明会 @Online/Offline
オンライン・オフラインのハイブリッドにて開催します。
少しでもプログラムにご関心のある方は、お気軽にご参加ください。 -
2023/9/5
応募締切
締切後、2週間以内に書類選考結果と面談日時をご連絡いたします。
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2023/9/20
Matching Day @Online
書類選考を通過した企業と、共創に向けた面談・ディスカッションを1社約60分(交代時間含む)にて実施。
※面談時間については、通知連絡後の時間調整はできません。 -
2023/9月下旬
追加選考面談会 @Online
Matching Dayを踏まえて、必要な場合は追加で選考面談会を実施。
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2023/10月~
インキュベーション開始
共創に向けてマッチングした企業と
各社、社会実装を目指したインキュベーション・実証実験等を進めます。 -
2023/10/26
BUSINESS BUILD @Offline
共創ビジネスアイデアの骨子を1日で創り上げるワークショップをオフラインで実施。
※終日開催、会場は神戸市の中央区文化センターを予定しています。 -
2024/3/5
DEMODAY(成果発表会)
共創に至った取り組みを発表します。
プログラム説明会申込
説明会では、本プログラム・各企業のテーマ詳細について説明を行います。
神戸のオフライン会場では、昨年度Flag事業でのホスト企業によるトークセッションや交流会もご用意しております。
少しでもご関心のある方は、お気軽に下記よりお申込みください。
2023/8/23(水)14:00〜18:00
オンライン・オフライン同時開催
- オフライン会場
- 神戸商工会議所(神戸市中央区港島中町6丁目1番地)
- 主なコンテンツ
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- オープンイノベーションセミナー
- プログラム全体・各テーマ説明
- トークセッション
- 交流会
- 主催
- 神戸市・神戸商工会議所
主催 Organize
Host
Supporter
Mentor
Organize
本事業は「神戸市令和5年度 オープンイノベーション・マッチング事業」の一環としてプログラム運営をしております。
エントリー Entry
- 応募締切
- 2023年9月5日(火)
- 応募資格
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- プロダクトや技術をお持ちで、事業化に取り組むことができる法人/団体(企業規模は問わない)
- 2023年9月20日(水) 開催のMatching Dayに参加できる方
- 2023年10月26日(木)のBUSINESS BUILDに参加できる方
本プログラムに関するご質問・お問い合わせは
kobe-oip@eiicon.net(神戸オープンイノベーションプロジェクト運営事務局)まで
お気軽にお問い合わせください。