観光をテーマとした新規事業・サービスの創出により
観光業の再興を目指すプログラム
コンセプト CONCEPT
東武鉄道は創業より120年以上の間、沿線地域の発展に貢献するべく、
運輸、レジャー、不動産、流通などのお客様の暮らしに密着した事業を運営してきました。
関東私鉄最長の沿線には、世界遺産を有する日光をはじめ、
浅草、東京スカイツリータウン、川越など多種多様な観光地が広がっており
沿線自治体をはじめとする多くの関係者と共に観光事業を推進しています。
昨今の新型コロナウィルスの影響により観光業界は大打撃を受け、
観光地は疲弊し、人々が観光を楽しむことも難しい状況が続いております。
観光事業を通じて沿線地域とともに発展してきた我々にとって、
今こそグループ一丸となって、観光業の復興のために率先して取り組むことが重要であると考え
本プログラムを開催するに至りました。
観光だからこそ体験できる価値の更なる向上を目指すことはもちろん、コスト構造の改革なども含めて、
あらゆる側面から観光事業のアップデートを図っていきたいと考えています。
我々と共創を志向する多くの企業様と共に、スピーディーなマーケットインを行っていければと考えております。
我々の豊富な観光アセットを活用した観光業の復興に繋がる様々なアイデアをお待ちしております。
東武グループの事業領域 FOCUS AREA
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商業施設
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宿泊
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観光施設
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交通
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飲食
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小売
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旅行
主な観光リソース ASSET

東京スカイツリータウン®
高さ634mの世界一高いタワーとして知られる「東京スカイツリー®」を中心に、300以上のショップからなる大規模商業施設「東京ソラマチ®」や水族館、プラネタリウム等で構成される、一大エンターテインメントスポットです。

多彩なグループホテル
観光の拠点となる利便性の高い銀座の2ホテルをはじめ、現存する日本最古のリゾートホテル「日光金谷ホテル」など、関東を中心に札幌や仙台なども含め、多様なニーズに応えるホテルを展開しています。

個性的なレジャー施設
動物園・遊園地・プールなど複数の施設が融合した「東武動物公園」、世界の建造物を1/25で再現した「東武ワールドスクウェア」、CNNの日本の最も美しい場所31選にも選ばれた蔵王の「蔵王ロープウェイ」など、個性的なレジャー施設を多数運営しています。

流通事業・交通事業
東武池袋駅直結で都内最大級の売場面積を誇る東武百貨店池袋本店をはじめ、駅売店やスーパーマーケットも運営。
交通事業では鉄道以外にもバスやタクシーを関東エリアを中心に幅広く展開。
プログラムの特徴 MERIT
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豊富な顧客接点
- 距離、駅数共に関東私鉄トップ、通勤通学から観光までカバーする路線網
- 各種交通広告のほか、SLや観光特急などを活用した取り組みも可能で、多様な顧客接点の創出が可能
- 豊富な乗り入れ路線(他社路線へ7路線が乗り入れ)があり、1日当たり数百万人へのアプローチが可能
- 駅における通行データなど、豊富な交通関連のデータを保有
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関東を中心とした多種多様な観光リソース
- 東京スカイツリーや東武ワールドスクウェアといった観光施設のみならず、大規模商業施設や百貨店、ゴルフ場や遊覧船などあらゆる観光施設を運営
- 鉄道やバスなどの交通インフラから宿泊施設の運営など、観光に関わるサービスをお客様にワンストップで提供可能
- 日光や浅草といった関東圏の有名観光地に加え、札幌や仙台、蔵王などにも観光リソースを保有
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グループ間のスムーズな連携スキーム
- 多種多様なリソースをグループ横断で活用してきた実績があり、スムーズな連携スキームを構築
- 自治体やグループ外の観光施設との連携実績も豊富
テーマ THEME

アフターコロナにおける観光体験価値の更なる向上
新型コロナウイルスの影響で、旅に求められる価値が大きく変化した昨今。今だからこそ、広大な沿線に広がる様々な観光地や施設の魅力を新たな目線で発掘・PRすることで、「旅の価値」をアップデートしてお客様に提供することを目指す。
共創キーワード
- 地方創生
- VR/AR
- メタ観光
- アドベンチャーツーリズム
求める共創アイデア例

- 一つの観光資源を様々な視点で重層的に取り扱う「メタ観光」に関する実験的な取り組み提案
- 多様な観光資源、施設、地域を新たな視点から横断的に結びつける技術やアイデア
- VR等を活用して観光地や施設の魅力をより引き出す、もしくは遠隔で体験できる技術やアイデア

- 観光地までの移動中や観光の最中で、訪問先の観光地の歴史的背景や隠れた魅力などをわかりやすく伝える技術
- 個人の趣味嗜好に合わせて観光施設を回遊させるリコメンドシステム

- ハレの日需要やアウトドア需要の高まりを踏まえた、既存観光資源の高付加価値化に関するサービスの提案
- 将来のインバウンド需要復活を見据えた訪日外国人向け観光サービスの拡充

デジタル化による旅の利便性向上
訪問先の決定から移動手段の手配、宿泊先の予約まで、観光を楽しむまでに必要な様々な手間をデジタル化で簡便にし、多くのお客様が気軽に旅行に出かけられる環境を創出する。
また、観光地や施設の運営面におけるデジタル化も進めることで、効率化を図り、お客様に還元できる体制を目指す。
共創キーワード
- MaaS活用
- ビッグデータ解析
- チケットレス/ペーパーレス
- ダイバーシティ
求める共創アイデア例

- 現地アクティビティとホテルの一括予約など、業種を横断した一元的な予約システムの構築
- 日光MaaSの魅力を高めるアイデア

- 天候や消費データを元にした混雑予測と、それをお客様に効果的に伝える仕組み

- 各施設における多言語対応やバリアフリー対応など、誰もが等しく旅先を楽しみ尽くせるような仕組みやアイデア
- チケット類やパンフレット等のデジタル化

所有施設の有効活用による新たな魅力の創造
季節や天候状況に応じて需要の波が激しい観光業。オフシーズンや移動時間における様々な設備空間(空席や空きスペースなど)を有効に活用することで、観光地や施設に新たな魅力付けを行い、閑散繁忙の平準化や、多様化するお客様のニーズに対応できるアイデアを募集する。
共創キーワード
- 空間活用
- 閑散繫忙平準化
- エンターテインメント
- シェアリングエコノミー
求める共創アイデア例

- ホテル宴会場やイベントスペース、季節毎に需要変動が大きな観光施設やホテルの、オフシーズン期における新たな空間用途の提案

- 移動時間における、観光特急やSLならではの空間・接客機会を活用した特別な時間の演出、付加価値創出
- オフシーズンにおける空席・空間の有効活用

- その他東武グループが保有する物理的なアセットを活用した、観光価値を向上させるアイデア

サステナブルな観光事業の実現
SDGsが叫ばれる昨今、観光業もオーバーツーリズム対策や環境配慮を行い持続可能な事業としていくことは必須。また、海外旅行者を中心にSDGsへの対応度合いが旅先を決定する一要因となっていることからも対応は急務である。交通や施設運営など広いシーンにおいてSDGsの実現を目指す。
共創キーワード
- クリーンエネルギー
- 温暖化対策
- マテリアルリサイクル
- ゲーミフィケーション
求める共創アイデア例

- 飲食店や小売店、観光施設などで排出される廃棄物や不用品のリサイクル
- 観光客が能動的に協力できるようなインセンティブや動機の醸成

- 車両や各施設に使われている素材の環境配慮素材化
- 各施設が保有する土地を活かした発電システムの導入や脱炭素化

- 観光を通じてSDGsや環境配慮への視点を体験できるプログラムの提案
共創実績 CASE

デジタル発券システムを活用した、グループ施設横断の観光体験の創出
- リンクティビティ
- 東武タワースカイツリー
- 東武鉄道
リンクティビティ社の発券システムと東武グループのアセットを掛け合わせ、東京スカイツリーの入場券と東武本線全線のフリー乗車券をデジタルきっぷとして発売。
その他東武グループが保有する宿泊/商業/観光施設でも受けられる優待特典の付与なども実施。東武グループ全体と他社との共創事例。

JA直売所で売れ残った農産物の鉄道輸送、都心駅での同日販売の実現
- コークッキング
- 東松山市
- JA埼玉中央
- 大東文化大学
- 東武鉄道
東松山市近隣の直売所で売れ残った農産物を、鉄道輸送や駅のイベントスペースなど東武鉄道のアセットを活用し、同日中の都心駅での販売を実施。
2度のPoCにて累計4,000kg以上の農産物ロス削減、85名以上の生産者の収益向上を実現する。
21年夏より本格運用が開始している事例。
スケジュール SCHEDULE
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2021/11/11
エントリー受付開始
エントリー日によって選考時期が異なります
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2022/1/5
早期応募締め切り
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書類審査1月中下旬選考
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面談選考
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選考結果通知期間
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PoC計画策定・実行:本格的な事業化に向けた検証を開始
早期にご応募いただいた共創アイデアは、2022年3月までのPoCを検討させて頂きます。選考対応は後期よりも迅速に行いますので、お早めの共創をご希望の場合は早期締め切りまでにご応募ください。
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2022/2/8
後期応募締め切り
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書類審査2月中下旬選考
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面談選考
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選考結果通知期間
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PoC計画策定・実行:本格的な事業化に向けた検証を開始
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共創ビジネスアイデアブラッシュアップ・PoC計画策定は、1か月~3か月程度を想定。
書類審査結果については、応募締切日より1か月以内に通知致します。
結果の通知については、一斉通知となり個別詳細のフィードバックができない可能性がございます。あらかじめご了承くださいませ。
エントリー ENTRY
- 応募締切
- 2022年2月8日(火)
- 応募資格
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- 法人登記がなされていること。企業規模は問わない。
- プロダクトや技術をお持ちであること。
本プログラムは原則としてポストシード以降のスタートアップや、社会実装の場を検討している企業を対象としています
本プログラムに関するご質問・お問い合わせはsupport@eiicon.netまでお気軽にお問い合わせください。