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オイシックス|食領域のスタートアップ企業支援を目的とした、コーポレートベンチャーキャピタルを設立

オイシックス|食領域のスタートアップ企業支援を目的とした、コーポレートベンチャーキャピタルを設立

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安心・安全な農産品や加工食品、ミールキットなどの食品宅配を展開するオイシックス・ラ・大地株式会社(以下、オイシックス)は、食領域に特化したスタートアップ企業への出資を目的としたコーポレートベンチャーキャピタルを設立すると発表した。戦略統括小会社「Future Food Fund株式会社」は、2019年8月31日に誕生する予定だ。

今後、食領域のスタートアップ企業支援を目的としたファンドの設立を予定しており、第一号ファンドは「Future Food Fund株式会社」が無限責任組合員(GP)として運営。国内の食品関連を中心とした企業の有限責任組合員(LP)とともに、数十億円の投資規模で設立される。

■設立の背景

オイシックスは、2016年10月に日本初(※オイシックス調べ)となるフードテック関連への投資・提携を専門に行う投資部門「Food Tech Fund」を立ち上げている。これまでにアグリテック、国産農産物の海外への販路開拓など、食分野の新たな価値創造に取り組む6社への出資、および事業提携を行っている。

今回、新たに設立する「Future Food Fund」は、国内の食品関連の事業会社や、海外のベンチャーキャピタル・インキュベーターと連携することで、これまでの取組をより一層拡大し、パートナー企業とともに、国内外の先進的な食・農・ヘルスケア領域への積極的な投資を行うという。

スタートアップ企業を成長させ、事業を加速させる仕組みの総称をエコシステムと呼ぶ。オイシックスでは「Future Food Fund」による出資だけでなく、6月に開設した販売サイト「Oisixクラフトマーケット(※1)」における商品の販売支援、大企業とのマッチング支援など、スタートアップ企業の速やかな事業拡大にむけた周辺環境の整備も行うことで、包括的な事業支援を行っていくという。

同社の企業理念「これからの食卓、これからの畑」を実現するために、食のスタートアップ企業の育成・支援・協業により、食マーケットの活性化、およびオイシックスの競争力強化・価値の向上を目指す。

※1:「Oisixクラフトマーケット」

2019年6月、当社が運営する食材宅配のサービスブランド「Oisix」のウェブサイト内に「Oisixクラフトマーケット」を開設。独自の技術や製法を持つ国内外のスタートアップ企業や小規模の生産者、メーカーの食材だけを集めたコーナーで、商品販売支援を実施している。

■「Future Food Fund」の概要

「Future Food Fund」URL: https://www.oisix.com/sc/futurefood

■Future Food Fund  提携先

KITCHEN TOWN社

KITCHEN TOWNは、カリフォルニア州のサンマテオにある、食領域のスタートアップ企業のシェアオフィスを運営している企業だ。シェアオフィスとともに、レンタルで借りることができる食品製造工場が併設されており、食品で起業するのに最適な環境が整っている。また、サンフランシスコとシリコンバレーの間という立地を生かして、投資家や大企業、大学関係者などとのネットワークを作ることでの支援も行っている。

Power Plant Venture社

Power Plant Ventureは、食に特化したベンチャーキャピタルとして、ロサンゼルスを拠点に活動している。これまでに、代替肉で有名な「Beyond Meat」などに投資実績がある。第一号ファンドが42M$、第二号ファンドが100M$で組成して運営している。

※関連リンク:プレスリリース

(eiicon編集部)

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