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【イベントレポート】Draper Nexus B2B Summit in Tokyo2017に参加してきました!

こんにちは。eiicon co-founderの田中です。2017年1月18日に開催された「Draper Nexus B2B Summit in Tokyo 2017」に参加して参りました!

 

●Draper Nexus B2B Summit in Tokyo 2017とは


Draper Nexus Venture Partnersが主催した初のイベントで、シリコンバレーのVCやベンチャー企業のキーパーソンが集い、現地の最新動向やシリコンバレー流のビジネスの考え方・推進方法を会得できるイベントです。

http://coin.nikkeibp.co.jp/coin/itpro-s/seminar/ict/170118/?n_cid=nbpict_sied_itpatcl_dpbtbsemi_161214

1日かけて行われた今回のイベントプログラムは、Draper Nexus の倉林陽氏のオープニングからはじまり、Venky Ganesan 氏の基調講演『シリコンバレーから学ぶベンチャーキャピタルとイノベーション』、Enterprise/SaaS、Big Data/AI、IoT/ハードウエアといった注目の話題でのセッション、5社のスタートアップ・ピッチ、そして最後にオープンイノベーション・パネルといった内容でした。

 

●スタートアップ・ピッチ


スタートアップ・ピッチの登壇企業は下記の5社。

・サイカ(http://xica.net/)…『すべてのデータに示唆を届ける。』のミッションのもと、マーケティング支援プロダクトを提供。自社プロダクトのマゼランは、マーケティング担当者が専門知識を用いずともデータ収集・解析・運用が可能。オンラインとオフラインを可視化・統合し、リアルタイムで分析ができ、マーケティング活動の成果や課題把握をサポート。

・ナーブ(http://www.nurve.jp/)…リアルとバーチャルをつなぐVRプラットフォーム「NUR*VE」を提供。開発不要のクラウドサービスとなっているため管理画面やアプリから簡単に登録するだけで活用が可能。不動産業者向けに提供し、内見をバーチャルに体験ができるシステムを提供。

・ブイキューブロボティクス・ジャパン(http://www.vc-robotics.com/)…ドローンを使ったトータルソリューションサービスを提供。災害対策や社会インフラの保守・メンテナンス、人が容易に立ち入ることができない点検業務などにドローンを活用。遠隔からもリアルタイムに現地の映像確認が可能となるシステムを提供。

・モビンギ(https://mobingi.co.jp/)…複雑なクラウドの運用管理を自動化できるソフトウェアを提供。簡易にクラウド管理を実現し、エンジニアが開発に注力できる環境を提供。

・フローディア(http://floadia.com/top_page_ja.html)…低コスト、低消費電力のメモリーを開発し、製造に必要な工程・回路設計を、IPとしてライセンス提供するビジネスモデルを展開。IoT端末の大量普及を可能にする。

審査員は下記の方々。

・Forest Baskett 氏(General Parter, NEA)

・Mark Bailey 氏(Partner, DFJ Growth)

・Grant Halloran 氏(CMO, Anaplan)

・矢島 英明 氏(Manager, Cisco Investments)

・大櫃 直人 氏(イノベーション企業支援部長, みずほ銀行)

ピッチ・質疑応答共に英語で行われ、非常に白熱した時間となりました!

 

●優勝はモビンギ!



そんな5社の中で優勝を獲得したのは、モビンギ!国内ではインフラ領域のスタートアップが非常に少ない中、マーケットが大きくグローバルに戦えるポテンシャルが期待されての受賞となりました。

 

●オープンイノベーション・パネル



そしてプログラムの最後はオープンイノベーション・パネル。登壇者はオープンイノベーションを積極的に推進している以下の大企業4社となりました。

・小松製作所(CTO 高村 藤寿氏)

・みずほフィナンシャルグループ(執行役常務グローバルプロダクツユニット長兼インキュベーションPT担当役員 山田 大介氏)

・富士通(マーケティング戦略室シニアディレクター ベンチャープログラム担当 徳永 奈緒美氏)

・三井不動産(ベンチャー共創事業部長 菅原 晶氏)

各社がオープンイノベーションに取り組むキッカケや、社内での仕組み創り、目指す世界観などが紹介されました。また、パネルディスカッションでは、「注目する領域は?」という質問にAI、ビッグデータ、セキュリティというワードが飛び交っていました。保有するビッグデータをどう活用し、課題解決をしていくのか?各社がそこに頭を悩ませ、ソリューションを生むべくオープンイノベーションを活用しているようでした。

また、モデレーターのDraper Nexus北村氏は、オープンイノベーションを成功させるための社内の準備に必要なものとして下記をあげていました。

・経営陣の本気のコミット

・会社のビジョンの社内共有

・クローズ&オープンイノベーションの明確なライン

・インセンティブ/評価体制の構築

・ツールの準備

昨今、“オープンイノベーション”がバズワード化しているように感じますが、あくまでもオープンイノベーションは手法にすぎません。北村氏が語る「リスクのないイノベーションはない」という言葉の通り、企業として覚悟をもってコミットすることを大前提とし、目指す方向を決め、体制を築いていくことを愚直に進めていく。企業規模が大きくなるほど難易度は高まりますが、イノベーションを起こす上で欠かせない重要な要素だと感じました。

 

●最後に


プログラムの冒頭でも話がありましたが、日本は海外に比べ、ベンチャー企業への出資額が極めて少なく(2015年時点で米国と比較すると約75倍の差)、故に成功しているベンチャー企業も少ないといいます。

しかし日本には、高い教育水準や世界的なベストセラー商品を生み出す技術力など、多くの資産もあります。歴史ある大手企業が多くもつその資産と、ベンチャー企業がもつ新しい発想やスピードをかけあわせ共創していく、まさにオープンイノベーションの重要性を改めて強く感じるイベントでした。

「革新をする」というモチベーションを持ち、「国内」や「自社」に留まるのではなく、世界に目を向けオープンにアイデアや技術が結びつく。我々が運営するeiiconも、そんなイノベーションを起こす一助となるべく、サービスを磨いていきます!

 

■執筆者:田中みどり

株式会社インテリジェンスにて、インターネット業界の中途採用支援の法人営業・マネジメントを経験し、eiicon 立ち上げメンバーとして主に法人集客とサービス企画を担当。