株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)とパロニム株式会社(以下、パロニム)は、5世代移動通信方式(以下、5G)時代に向けた新たな映像視聴体験の提供を目指し、2019年9月6日に業務提携契約を締結したことを発表した。この提携により、パロニムの持つ動画技術「TIG(ティグ)」を活用した、新たな視聴体験の提供を目指す。


動画技術「TIG(ティグ)」とは?

「TIG」とは、動画内の対象物にさわるだけで情報をストックし、さらに詳細ページへの遷移を可能とした動画拡張技術だ。2018年3月のサービスイン以降、通信キャリア、アパレル、テレビ局や、地方自治体、大学機関など、分野の垣根を超え、様々な企業・団体で導入が進む。現在までに制作したコンテンツ数はすでに500を超え、新たな動画拡張技術として、急成長を遂げている。

※USE CASE: https://www.paronym.jp/usecase/


業務提携の背景

これまでにも、ドコモが運営する複数のデジタルコンテンツサービスで「TIG」は導入されてきた。たとえば、ドコモが運営するライブ配信サービス「新体感ライブ」では、プロモーション動画に「TIG」を活用し、知りたい部分にさわるだけで検索することなくアーティスト情報や楽曲情報へアクセスできる楽しみ方を提供している。ライブ出演者によるデジタル写真集では写真やテキストをさわるだけで、詳細情報へアクセスできる新しいコンテンツの楽しみ方も提供しているという。

また、動画メディアサービス「WATCHY(ウォッチー)」においても、観光動画に「TIG」を用いることで、登場するスポットや食べ物の名前が分からなくても対象物をさわるだけで、いつでも詳細ページへとアクセスできる動画を提供している。今回の業務提携契約は、5G時代に求められる情報ナビゲーションの追及に向けて、さらに連携を強化する狙いだ。


今後の展望

2019年下期には、「新体感ライブ」のプロモーション動画だけではなく、本編のライブ配信にも「TIG Live」を導入することで、新しいライブイベントの楽しみ方を提供する予定だという。「新体感ライブ」への「TIG Live」導入については、2019年5月に行われた実際の音楽ライブイベントにおける実証実験で、リアルタイムで出演者や楽曲への情報付加を行い、生配信中の映像と付加情報を同期して配信するなど、市場リリースに向けた実現性についても確認済だ。

今回の業務提携と同時に、ドコモの100%子会社である株式会社NTTドコモ・ベンチャーズからパロニムへの追加出資に関する投資契約も、2019年9月6日に締結した。ドコモとパロニムの強固なパートナーシップのもと、両社のアセットやこれまでのノウハウを活用し、引き続き、新しい体験を創造していくという。


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(eiicon編集部)