マクニカ×パーセプティン｜マイクロモビリティビジネス創出に向けて協業、平城宮跡歴史公園にて実証実験をスタート

半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス/ソリューション・プロバイダーの株式会社マクニカとPerceptIn Japan合同会社（以下「パーセプティン」）は、マイクロ・ロボットタクシーを活用したモビリティビジネス創出を目的として協業することを発表した。

同協業は、パーセプティンが日本におけるマイクロ・ロボットタクシーを活用したモビリティビジネス創出に伴い、マクニカの持つ「技術サポート」、「車両以外に必要な商材のコーディネート」によりビジネス創出に伴う不足部分を補完できることが背景となる。

誰もが安心して利用することができる自動運転・モビリティサービスには、高い安全レベルが要求されるが、実現に向けては数多くの技術的課題が存在している。特に自動走行を実現するための車両に関しては、数多くのセンサー、コンピュータ、ソフトウェアが必要となっており、様々な組み合わせでのソリューションが存在している。

そのような中、パーセプティンでは、GPSやコンピュータビジョン（カメラ）などの情報を統合する独⾃のソフトウェア技術により、自己位置推定や物体認知など実現、同社の技術によりLSEV（低速型電気自動車）に最適な超低価格の⾃動運転を実現する事が可能となるという。

国営平城宮跡歴史公園“パークスマートチャレンジ”への参加

パーセプティンとマクニカは今回の協業を通して、国営平城宮跡歴史公園（奈良県奈良市）にて開催される“パークスマートチャレンジ”へ参加する。

■日程:2019年11月9日（土）～2020年3月1日（日）内の隔週の週末(合計16日間）

■会場:国営平城宮跡歴史公園（奈良県奈良市）

■実施概要:8人乗り低速電動車両を活用した「マイクロ・ロボットタクシー」サービス

■実施目的:来園者回遊性、アトラクションとしての集客性、公園サービス事業性、モビリティサービスにおける社会受容性の検証

■URL:https://www.macnica.co.jp/business/maas/events/133784/index.html

※上記の自動走行デモンストレーションについては、損害保険ジャパン日本興亜社よりリスクアセスメントの協力を得て、安全な運営を行うという。

パーセプティンとマクニカは同イベントを通して、実証実験のスムーズな運営を実現する支援を行うと共に上記実施目的の結果を元にして、奈良県公園内におけるモビリティサービスの実用化を目指すと共に、奈良県や日本各地におけるスマートシティ実現に向けた貢献を実現するという。

PerceptIn Limitedについて

PerceptIn Limitedは、2016年に⽶国シリコンバレーで創業した、ディープテックのスタートアップ。現在、本社を⾹港（開発拠点は中国・深圳）におき、ロボットや低速⾛⾏⾞両のための⾮常に安価な⾃律⾛⾏のソリューションを提供している。本年8⽉8⽇に、⽇本法⼈PerceptIn Japan合同会社を設⽴し、同社会実験をきっかけとして、⽇本におけるマイクロ・ロボットタクシーの事業化に本格的に取り組む。

株式会社マクニカについて

マクニカは、1972年の設立以来、最先端の半導体、電子デバイス、ネットワーク、サイバーセキュリティ商品に技術的付加価値を加えて提供してきた。近年は、従来からの強みであるグローバルにおける最先端テクノロジーのソーシング力と技術企画力をベースに、AI/IoT、自動運転、ロボットなどの分野で新たなビジネスを展開している。今後は、「Co.Tomorrowing」をスローガンに、最先端のテクノロジーとマクニカが持つインテリジェンスをつなぎ、ユニークなサービス/ソリューションを提供する存在として、社会的価値を生み出し未来社会の発展へ貢献していくという。同社は、横浜に本社を構え、世界24ヶ国81拠点をベースにグローバルなビジネスを展開している。

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（eiicon編集部）