岐阜県高山市×サイボウズ｜「おくやみ窓口システム」「観光宿泊統計調査システム」にkintoneを活用

サイボウズ株式会社は、岐阜県高山市役所と連携し、同社の業務アプリ構築サービス「kintone（キントーン）」を利用した、「おくやみ窓口システム」および「観光宿泊統計調査システム」の開発、実証実験を行うと発表した。

実証実験の内容

サイボウズが提供する「kintone」などを利用し、高山市自らが、「おくやみ窓口システム」「観光宿泊統計調査システム」を開発し、業務での利用を通じて導入効果の実証を行う。業務システムを職員自ら設計・改修することができる「kintone」の利点を活かし、低コストかつスピーディに本実証実験を展開するという。実証実験期間は、2020年1月～3月の3ヶ月間。具体的な内容は、以下の通りだ。

＜おくやみ窓口システム＞

死去に伴う各種手続は、当該者がお亡くなりになっており、必要となる手続を本人から聴取できないため、親族などの届出者が関係課窓口で内容を確認している。関係部署が多岐にわたるだけでなく、一度の市役所訪問で完了できない手続きもあり、届出者および関係事業者にとって大きな負担となっている。

そこで、本実証実験においては、「kintone」を利用し、当該者の死去に伴い発生する全ての手続を、関係部署が事前に把握して届出者にご案内し、市役所訪問時にワンストップでの手続を可能とするシステムを構築する。利用者の利便性向上と業務効率化を目指す。年間死亡者数の増加が予測されている中、本システムを実現することにより、全国の自治体が導入しやすいモデルケースの創出を目指す。

＜観光宿泊統計調査システム＞

高山市の宿泊者数を調査するため、市内約350の宿泊施設から、毎月の宿泊者数に関する各種情報をFAX、Excelデータで収集している。職員が手入力で集計を行っているため、時間がかかることが課題だった。本実証実験においては、「kintone」を利用し、市内宿泊施設からの宿泊者数報告などをインターネット上で行うことができるシステムを構築。自動集計することで、業務効率化、および分析結果の活用促進を目指す。

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（eiicon編集部）