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ソニーAI×avatarin | 遠隔操作ロボットの開発協力で基本合意

ソニーAI×avatarin | 遠隔操作ロボットの開発協力で基本合意

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ソニーグループの株式会社ソニーAIと、ANAグループのavatarin(アバターイン)株式会社は、ソニーAIのAI・ロボティクス技術と、avatarinのアバター(遠隔操作ロボット)技術を組み合わせ、次世代の遠隔操作ロボットの開発に向けて協力していくことで基本合意した。

▲上画像:遠隔操作ロボット(イメージ)

次世代の遠隔操作ロボットは、自律型ロボットがまだ安全性やコスト面から導入に障壁がある場面や、人が物理的な作業を行うことが困難な場面などでの活躍が期待され、テレプレゼンス技術と共に、オフィスや店舗、家庭など、日常社会のさまざまな場面での利用が想定される。

こうした社会のニーズに応えるべく、ソニーAIのAI技術とロボティクス技術や、ソニーグループが有するセンシング、アクチュエータデバイス技術やノウハウと、avatarinの持つ遠隔操作ロボットに関する技術、プラットフォーム、多数の検証結果とノウハウを組みわせることで、誰にでも使いやすい次世代の遠隔操作ロボットの技術開発、および社会実装に関する検討をはじめるという。

各社コメント

■株式会社ソニーAI 代表取締役 CEO 北野宏明氏

『アバターまたは遠隔制御ロボットは、人間の物理的存在なしで多くの作業やコミュニケーションを可能とします。本格的な実用に耐えるアバターには、ロボティックス、センサー、A I、ユーザ・インタラクション、高速通信など広範な技術を結集させること、さらに、多くのアバター群(アバター・フリート)を定常的に高い信頼度で安定稼働させるためのフリート・マネージメントやサービス・マネージメントのノウハウが必要となります。

物理的な接触や移動が制限される状況下やハイリスクな環境においても、物理的な作業を伴う様々な遠隔ロボットソリューションの需要が増すことも予想されます。ソニーAIはavatarinとのコラボレーションを通じて、アバターによる新たな社会基盤を確立し、社会生活の次元を上げていくことを目指します。』

■avatarin株式会社 代表取締役CEO 深堀昂氏

『これまでANAは、世界中の人を繋げ社会に貢献するという目標を追い求めて、ヘリコプター2機のベンチャーから始まり日本最大のエアラインへと成長してきました。ただエアライン全体のユーザー数は未だに世界人口のたったの6%に過ぎません。より大勢の方々が自由に繋がることができる手段として生まれたのが、avatarinプラットフォームです。人々がインターネットを経由して、自由に世界中の遠隔操作ロボット(アバター)に自分の意識・技能・存在感を伝送してコミュニケーションおよび作業を行う新たなプラットフォームです。avatarinは、ソニーAIと共に、かつて未来を示して登場したインターネットやスマートフォンが進展してきたように、汎用的で誰もが気軽に使うことができる次世代アバターの開発、また人々が、空間的な制約や身体的な制約を超えてリアルタイムにリアルワールドで繋がり、通常時だけでなく、緊急時においても互いに支え合うことができるアバター社会インフラの構築および社会実装をスピーディに目指します。』

<株式会社ソニーAIについて>

ソニーAIは、「人々の想像力とクリエイティビティをAIによって解放する」というミッションを有して、2020年4月1日に設立された。ソニーAIは、AIの研究開発を加速し、ソニーグループの擁するイメージング&センシング技術、ロボティクス技術や、映画・音楽・ゲーム等のエンタテインメントの資産を掛け合わせ、全ての事業領域における変革と、新たな事業分野の創出に貢献することを目標としている。そして、「ゲーム」、「イメージング&センシング」、「ガストロノミー」の三つの領域においてAI技術の進化とその応用を目的とするフラグシップ・プロジェクトを立ち上げている。また、ソニーAIでは、AIとロボティクスの技術を掛け合わせて社会・地球規模の様々な課題に取り組むことも視野にいれている。

そして、ソニーAIでは物理的実世界領域と仮想領域において、これらフラッグシップ・プロジェクトならびにそれ以外のAI倫理なども含む重要テーマに関連する各種探索的研究も推進していくという。

<avatarin株式会社について>

avatarinは、「アバターを、すべての人の、新しい能力にすることで、人類のあらゆる可能性を広げていく」というミッションを掲げ、2020年4月1日にANAホールディングス発の初めてのスタートアップとして設立された。社会課題解決のために考えた遠隔操作ロボット(アバター)を用いて、意識・技能・存在感を伝送させ、人々が繋がりコミュニケーションおよび作業を行うことができる次世代モビリティおよび人間拡張テクノロジーを開発していく。そのための遠隔操作ロボティクス技術開発を、2018年よりXPRIZEによる賞金レース「ANA AVATAR XPRIZE」を主催することで加速させている。これら開発され社会に実装したアバターを誰でも自由に使うことのできる世界初のアバタープラットフォーム「avatarin」にWEBサイトやアプリから「avatarin」にアクセスする、すなわち“アバターイン"することで、世界中の人々が社会インフラとしてのアバターを使えるようになるという。

※関連リンク:プレスリリース

(eiicon編集部)

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