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【イベントレポート】スタートアップと大企業による新規事業創出の最前線!creww主催「OPEN INNOVATION CONFERENCE2017」に参加してきました!

【イベントレポート】スタートアップと大企業による新規事業創出の最前線!creww主催「OPEN INNOVATION CONFERENCE2017」に参加してきました!

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こんにちは。eiicon co-founderの田中です。4月25日、虎ノ門ヒルズにて開催されたcreww株式会社が主催する「OPEN INNOVATION CONFERENCE2017」に参加して参りました!

OPEN INNOVATION CONFERENCE2017とは

スタートアップコミュニティの運営やスタートアップと大手企業のオープンイノベーションプログラムを実施してきたcreww株式会社が主催するイベントです。スタートアップ企業と大企業によるオープンイノベーションを加速させていくことを目的として開催されました。定員500名の会場は満席となっており、各社のオープンイノベーションへの関心の高さがうかがえました。 

様々な視点からオープンイノベーションを紐解くプログラム構成

本イベントは大きく3つのパートで構成されています。まずはじめのパートでは、下記3つのセッションからオープンイノベーションについて議論されました。

(1)東京地下鉄、キヤノンマーケティングジャパンの事例をもとにした、『大企業がとらえるオープンイノベーションの本質』

(2)アメリカ、オランダのアクセラレーターを招いた、『今、必要とされるアクセラレーター』

(3)ドレミング×セブン銀行の協業がどのように実現したのか、『事例から読み解くオープンイノベーション』

東京地下鉄・キヤノンマーケティングジャパンのセッションでは、大企業の新規事業・オープンイノベーション担当であれば誰もが一度は悩むであろう、組織や事業部の巻き込み方の話が印象的でした。

プロジェクトをはじめる前に、それぞれの部門での責任範囲を決めて推進することの重要性や、自社の強みや強化したい領域を定めた上ではじめることによりその後の成果に影響がでてくることなど、陥りがちな事例をもとに議論が進みました。

一方で、まず一歩踏み出すことの重要性も語られていました。自社の持つリソース等の情報をオープンにすることで得られる外部からの反応により、客観的に自社を見ることや、スタートアップという異文化と交わることで見えてくる新たな自社の強みや課題の発見など、まず一歩を踏み出し、改善のサイクルを回し続けていくことがオープンイノベーション活動では重要であるということが議論されていました。

続く海外アクセラレーターと、ドレミング×セブン銀行のセッションでも「オープンマインドで、小さなトライを積み重ねていくこと」というメッセージが共通していたと感じました。

オープンイノベーションの活動は、時間がかかるものであり、意図していない結果がでることが8割。そういうものだと腹をくくり、まずは小さくやりきるということを続けること。お互いに負担をかけすぎず、補いながら、集中して議論して決断する、その作業を続けていくことの重要性が語られていました。

crewwアワード2017!優勝はドレミング×セブン銀行の「即払い給与サービス」

2つめのパートでは、これまでcrewwが提供するオープンイノベーションプログラムから生まれた大企業とスタートアップの協業事例のうち、事前審査を通過した7組のプレゼンテーションが行われました。

大企業とスタートアップがペアになり共にプレゼンテーションを行い、「事業の成長性」「シナジー」「将来性」の3つの観点より審査が行われました。

最優秀賞に輝いたのは、ドレミング×セブン銀行の「即払い給与サービス」。セブン銀行が2017年秋に提供開始する「リアルタイム振込機能」と、ドレミングの日次で税金等を計算・控除し、手取りの給与額を算出するサービスとの連携により、従業員が欲しいタイミングで給与を受け取ることができるサービスです。新しい給与払いサービスを通じ、多様な働き方のニーズに応えることができる可能性のある本サービスが、3つの観点からも評価されました。

その他、プレゼンテーションを実施した6組は下記です。

●Z-works × キヤノンマーケティングジャパン株式会社

●FacePeer × 株式会社ケイ・オプティコム

●フューチャースタンダード × オリックス・レンテック株式会社

●プログレス・テクノロジーズ × 東京地下鉄株式会社

●LeapMind × ジーエフケーマーケティングサービスジャパン株式会社

●Warrantee × 株式会社オートバックスセブン

アフターパーティーで、スタートアップとの交流を深める。

そして最後のパートでは、アフターパーティーとして約40社のスタートアップがブースを構え、実際にデモに触れたり、サービス説明を聞くことができる場が用意されていました。みなさん積極的に会話をする様子がうかがえました。

最後に

イベントのスタートから終わりまで、会場満員の人がセッションに真剣に耳を傾け、休憩時間にも積極的に会話をする様子を見て、改めてオープンイノベーションの関心の高まりを感じました。

昨今、「オープンイノベーション」、「アクセラレータープログラム」などがブームのように叫ばれ、各企業が試行錯誤しながら新たな一歩を踏み出そうとしている状況がありますが、一時の「お祭り」で終わらせるのではなく、継続的にトライし続けることの重要性も実感しました。

まず、自社を知ること、実現したいことを描くこと、組織を巻き込み会社を動かすこと、小さなトライを重ねること、やりきること、継続すること。——そんなエッセンスを今回のイベントから感じました。我々もeiiconを通じて、より多くのイノベーション創出のご支援をすべく、頑張っていきたいと思います。


■執筆者:田中みどり

株式会社インテリジェンスにて、インターネット業界の中途採用支援の法人営業・マネジメントを経験し、eiicon立ち上げメンバーとして主に法人集客とサービス企画を担当。

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