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【eiiconユーザーインタビュー/コニカミノルタ・山口進氏】「eiiconを通じた偶発的な出会いが、新しい展開につながっていく」

光学やセンシング、画像処理技術をコア技術として多くのプロダクトを生み出してきたコニカミノルタ。現在は機器メーカーからの脱却を図り、「課題提起型デジタルカンパニー」に向けて新たな価値の創造を目指している。未来に向けた戦略の中心に置かれているのはIoTだ。1世紀を超える歴史の中で培った技術とIoTとの融合を試み、社会課題の解決、ビジネスモデルのグローバル展開を構想に入れている。

同社の今後の展開に必要不可欠なのが、優れた技術や斬新な発想力を持つパートナー。つまり、オープンイノベーションがこれからの飛躍の大きなカギとなっているのだ。同社ではパートナーとのマッチング、新たな出会いを求め、2017年2月のローンチ当初から「eiicon」を利用している。現在までに、複数の企業と提携に向けて話も進んでいるという。今回、同社のオープンイノベーションについて中心的な役割を果たしている山口進氏に、eiiconを利用した感想や今後の期待を、 co-founderの田中が伺った。

【▲写真右】コニカミノルタ株式会社 産業光学システム事業本部 状態監視ソリューション事業部 第1事業推進部 事業開発グループ グループリーダー 山口進氏

1988年、コニカ株式会社(当時)に入社。 一貫して光学事業に携わり、一般社団法人日本光学会の理事も務める。 光学設計業務(銀塩カメラ用レンズ、モバイル端末用カメラレンズ)を担当後、 数年前より新規事業向けの光学設計チームを率い、現在は事業推進部にて新規事業開発推進をリードしている。

【▲写真左】パーソルキャリア株式会社(旧株式会社インテリジェンス) eiicon co-founder 田中 みどり

パーソルキャリア(旧インテリジェンス)にて、インターネット業界の中途採用支援の法人営業・マネジメントを経験し、eiicon 立ち上げメンバーとして主に法人集客とサービス企画を担当。セールスマネジャーを務める。


マッチング支援サービスで5社との面談、1〜2社とは提携の話も進んでいる。

田中:コニカミノルタさんには、eiiconがまだ正式にローンチされる以前からお付き合いいただいていますね。

山口:はい。オープンイノベーションのプラットフォームを作りたいという段階からお話をお伺いして、とても可能性を感じました。特にマッチングサービスには強く興味を引かれたのです。

田中:実際にサービスをご利用いただいて、どのような感想を持ちましたか。

山口:マッチングについて、当社が独自で行っていた時より、スムーズでスピード感も増しました。精度は高く、また、お互いの目的も明確なので、お会いしてからは話が早かったです。加えて、ありがたかったのは、両社の目的に合わせたメンバーのセッティングや打ち合わせの日程まで決めていただいたことでした。効率よく進んだと思います。

田中:これまでに9社をご紹介させていただいてますが、話は進んでいるでしょうか。

山口:おかげさまで、ご紹介いただいた9社のうち5社と面談を実施しました。1~2社とは提携の話も進んでいます。オープンイノベーションは当社の今後の重要なキーワードです。マッチングサービスはなくてはならないものになっています。

※紹介社数・面談社数等は、2017年5月時点のものです。


eiiconのPRを通じ、有力なスタートアップとの出会いも実現。

田中:スタートアップとの出会いも増えたとお聞きしています。

山口:そうですね。eiiconを通じてのコンタクトは多くあります。eiiconというとPR(※)も重要な機能の一つとなっていますが、正直なところ、最初のうちはあまりピンときていませんでした。

(※コニカミノルタ社のPRページ : https://eiicon.net/companies/516

田中:そうなんですか(笑)

山口:当時は”偶発的な出会い”というものにあまり重要性を感じていなかったのです。当社が想定し望んでいたのは、”こういう技術を持った企業”というピンポイントの出会いでした。しかし、eiiconを利用後、非常に有力なスタートアップからお声がけいただき、さらに話を聞いてみると、大きな発展が望めそうでした。当社としてはまったく視野に入れていなかった分野での話ですので、こうした出会いは、PRなくしては生まれなかったことでしょう。ですから、もちろん今では情報発信の大切さを十分に理解しています。

田中:新たな展開が生まれて、私たちもうれしく思っています。

山口:実を言うと、スタートアップの方はとても熱量が高く、自身の腕一本で事業を成しているということで、どこかで気後れするところもありました。しかし、数多くの出会いを通じ段々と慣れてきて、対等に話せるようにもなっています。知識も増え、詳しくもなりました。今では、新しい技術のことが社内で話題になると、「山口なら知っているのではないか」と言われるようにもなりました。

田中:それはすごいですね。イベントなどにも多く参加されていらっしゃるのでしょうか。

山口:それもありますが、私の場合どちらかと言えば今はeiiconさんを通じての出会いが中心です。イベントなどでさまざまな方と出会うのは、価値が高く面白さもあります。一方で、当社のことをよく知った上でコンタクトをくださる方とは、込み入った話もでき、生産性が高いと感じています。個人的なことを言えば、私の性格というか、スタイルにも合っています。スタートアップとの独自のネットワークもなかったので、eiiconはその意味でも非常にありがたい存在です。


オープンイノベーションのステージごとに、ベストなサービスを提供してほしい。

田中:eiiconをご活用いただき、サービスを始めてよかったと心から感じています。コニカミノルタさんが今後さらにオープンイノベーションを進めていくに当たり、eiiconにどのようなことを期待されますか。

山口:オープンイノベーションにはさまざまなステージがあると思います。eiiconさんには、初期の段階で協業先を探すなど、言わばアーリーステージのマッチングの面で大きな大きな役割を果たしていただきました。しかし、現状、当社は次の段階に進んでいます。今後はビジネスアイデアや技術のマッチングより、例えば、グローバル展開するのに必要な協力を得たい、という話が多く出てくるでしょう。可能であれば、そうした時にまたご支援いただきたいと思っています。

田中:なるほど。オープンイノベーションのステージに合わせたサービスがあればということですね。

山口:はい。そのようにサービスをご提供いただければ、末永くお付き合いが続くのではないでしょうか。

田中:おっしゃる通りですね。ありがとうございます。今、まさにサービス開発中のものも複数あります。

「出会う価値」を創出していく現在のeiiconをべ―スに順次、オープンイノベーションのステージごとに合わせたサービスをリリースしてまいります。的確なサービスだとお感じいただけるよう尽力いたします!


対談を終えて

コニカミノルタさんには、eiiconサービスのメイン機能であるPRサービスと並行して展開している、マッチングサービスに大きな期待を寄せていただきました。出会った当初より、事業の構想が明確であり、求めるパートナーターゲットも定まっていらっしゃったので、自社でもかなり調査を進められていました。その中で、全国から企業を探索するとまだまだご存知なかった企業も多くあり、複数企業をご紹介することができ、地方まで面談に行っていただいたこともありました。

ここまで探索を進めていても、まだまだ知らない企業は多くあります。ターゲットが明確に定まっているからこそ、PR機能を活用しニーズをオープンに発信していくことの可能性を感じていただき、PR記事も掲載させていただきました。

これまでに複数のマッチングが実現し、全く想定していなかった良いスタートアップとの出会いも創出できたようです。当初いただいていたニーズだけでなく、コニカミノルタさんの新規事業創出に幅広くお力添えできる可能性が見えてきたのではないかと思い、今後も一緒に活動をご支援させていただきたいと思っています! (eiicon co-founder 田中 みどり)

(構成:眞田幸剛、取材・文:中谷藤士、撮影:加藤武俊)