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【eiiconユーザーインタビュー】 コニカミノルタジャパン×HRデータラボ 〜初めての打ち合わせで「一緒にやろう」という合意形成に至った理由とは?〜

2017年2月末のサービスリリース以来、すでに登録企業数が2000社を超えたオープンイノベーションプラットフォーム「eiicon」。大企業から中小企業、スタートアップまでさまざまな企業がeiicon上でコンタクトを取り合い「共創の芽」が生み出されている。今回、インタビューを行ったコニカミノルタジャパンとHRデータラボもその一例だ。

両社はどのような事業の背景や目的を見据え、eiiconを活用し、共創しようという決断に至ったのかーー。コニカミノルタジャパンのマーケティング担当部長・加治木氏と、HRデータラボの代表・三宅氏のお二人に話を伺った。


▲コニカミノルタジャパン株式会社 経営企画本部マーケティング統括部マーケティング戦略部1部 担当部長 加治木 幸一

2013年、中途入社。2017年4月よりマーケティング担当として、オフィスデザインや施設管理システムなど働き方変革に関わるソリューション&サービスビジネス全般の販路開拓及びマーケティング戦略を担当。


▲株式会社HRデータラボ 代表取締役 三宅 朝広

リクルートにてHR領域でサービス企画等を担当。大手EAPプロバイダーにて取締役を務めた後、HRデータラボ設立。


ソリューションを拡大させるために、eiiconを利用した

——まず、コニカミノルタジャパン・加治木さんから、御社の事業内容とeiiconを利用しようとしたきっかけについてお教えください。

加治木 : コニカミノルタを母体とした弊社では、主に情報機器事業をコアビジネスとしており、2013年に「働き方変革プロジェクト」を立ち上げました。このプロジェクトの目的は、「コミュニケーションの改善」、「コスト削減」、「働き方変革による生産性向上」の課題解決とさらなる働きやすさの実現です。

2014年8月本社移転の実施により「働く場」を変革してまいりました。変革のポイントは①オフィスレイアウトの変更、②オフィスインフラの変更、③変革の実体験・検証の場作りで、現在は、それにより蓄積したノウハウをお客様にソリューションとして提供しています。

——なるほど。

加治木 : 特に我々の強みとしては、「オフィスソリューション」(オフィスのレイアウト・デザイン・内装全般)と「保管文書ゼロ化を実現するドキュメントソリューション」の2つとなっています。2015年からは、「働き方変革」のノウハウを外販し、ソリューションを拡大しようと注力してきました。そうした背景の中で、私たちと共にソリューションを拡大できる企業を求めてeiiconを利用し始めました。

——それでは次に、HRデータラボの三宅さんも同じく御社の事業内容とeiiconを利用しようとしたきっかけについてお聞かせください。

三宅 : 当社は2年前から「ストレスチェック」(※)のサービスを法人企業向けに展開しています。ストレスチェックの実施からデータを分析し、企業の人事担当者様へご提出するまでが弊社のサービスです。お客様からはご好評をいただいており、ありがたいことに現在は1000社を超える企業様が利用しています。

ご利用企業の中には、ストレスチェックの結果が悪く、それに対して弊社にご相談いただくケースもあります。しかし、そうしたお悩みを抱えた企業に対して提案できるソリューションが少ないという現状があります。ソリューションのラインナップを充実させるために、パートナー企業が必要だと感じていました。そこで、eiiconに登録したのです。

※「ストレスチェック」……従業員50名以上の事業者に労働者のストレスチェックと面接指導の実施等を義務付ける制度。2015年12月1日から制度化された。


初めての打ち合わせで、「一緒にやろう」

——どのように両社は出会ったのでしょうか?

加治木 : 2017年7月くらいでしょうか。eiiconを通じて、私からHRデータラボさんにコンタクトを取ったのがきっかけですね。

——加治木さんは、HRデータラボさんのどのような点に興味をお持ちになったのでしょうか?

加治木 : 興味を持ったポイントは2つあります。一つ目は、HRデータラボさんは人事マーケットに強みを持っていたことです。弊社が提供しているソリューションの提供先は、ほとんどが総務部。これからはそのマーケットを拡大していきたいと考えていたため、人事マーケットにアプローチできる点には大きな興味を抱きました。

——2点目は?

加治木 : HRデータラボさんが、「AI」や「ビッグデータ」といった最新技術・技法を有していた点です。トレンドの技術や技法をソリューションに組み込むことで、お客様へ提供できるソリューションに広がりがでると考えました。

——三宅さんはコンタクトがあった際に、どのような感想をお持ちになりましたか?

三宅 : eiiconを通じて、日本を代表する企業からご連絡いただいたこと自体が嬉しく、そして驚きましたね(笑)。もちろん、「コニカミノルタ」というブランドは知っていましたが、コンタクトをいただいて初めて「働き方改革」に関連する事業もやられていることを知りました。弊社も「働き方改革」の文脈の中で事業を展開しているので、この出会いから何か新しいことにつながるかもしれないと感じましたね。

加治木 : コンタクトをとって、初めて三宅さんとお打ち合わせした日に「ぜひ一緒にやりましょう」と。本当に、意思決定は速かったですね。7月から何度か打ち合わせを進め、現在(10月)ではリーフレットなどのツールが仕上がり、ソリューションの共同販売や案件相互紹介の体制が整いつつあります。

三宅 : 共同のセミナー開催も予定していて、両社が新しいマーケットの開拓に向けて準備をしています。セミナーは2018年の初頭には開催して行く予定ですね。

——改めて、三宅さんが、コニカさんと組んで感じるメリットは具体的にどのあたりでしょうか?

三宅 : 先ほども少しお話ししましたが、当社だけではお客様の抱えるすべての悩みやご要望に答えることができません。それぞれのお客様に最適なソリューションを提供する一つとして、コニカミノルタジャパンさんがお持ちのオフィスソリューションなどは、自信をもってご提案できます。ソリューションのバリエーションが増えること。さらにコニカミノルタジャパンさんがリーチできる中小企業を中心とした約3万社という顧客ネットワークに、弊社もアプローチできる点にも大きなメリットを感じています。


eiiconを利用して、「ワクワク」した

——最後に、今回eiiconを活用した感想を聞かせてください。

加治木 : 企業と企業を結びつけるマッチングプラットフォームを利用したのはeiiconが初めて。一言でいうと「ワクワク感」がありました(笑)。特に、さまざまな企業のPRポイントが同一プラットフォーム上で見ることができ、キーワード検索もできる点が良かったですね。HRデータラボさんとのメッセージのやりとりも、不便さを感じることなく、スムーズにできました。

三宅 : たまたまeiiconというサービスを見つけて登録してみたのですが、反響があって、良い意味でビックリしましたね(笑)。弊社は知名度もまだまだですが、eiiconのようなプラットフォームを通じて、事業をアピールできるのはありがたいと思います。こうしたサービスを通じて、今後も弊社のソリューションの幅を広げていきたいですね。


取材後記

今回、コニカミノルタジャパン・HRデータラボ両社に話を伺い、最も印象に残ったのは「最初の打ち合わせで提携しようという合意形成ができた」という点だ。第三者が仲介・選別してマッチングを図るのではなく、eiiconというプラットフォーム上で直接コンタクトが図れるからこそ、出会ってすぐに提携する意思決定ができたのだと実感した。イノベーションを生むためには、スピード感のある意思決定・合意形成は欠かせない。今後、さまざまな企業がeiiconを利用することで、他に負けないスピードでイノベーションを生み出すことに期待したい。

(構成・取材・文:眞田幸剛、撮影:加藤武俊)