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【福井発】JAXAとの共同で、月面で酸素を生み出す研究に着手

2015年に公開されたマット・デイモン主演のSF映画「オデッセイ」。火星に一人置き去りにされた宇宙飛行士が空気も水も通信手段もなく、わずかな食料しかない危機的状況でサバイバルするというストーリーで、話題を呼んだ作品だ。映画の世界だけではなく、現実世界でも、宇宙空間での有人活動に関する研究開発が着々と進められている。しかも、ここ日本で、オープンイノベーションの力を用いて、だ。

■月面で砂溶かして酸素つくる実験 有人活動へ、JAXAなどと研究(福井新聞オンラインより)

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/104271.html

福井県敦賀市の公益財団法人・若狭湾エネルギー研究センターは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が宇宙探査の技術革新のため民間企業や大学を支援し共同研究を進める「太陽系フロンティア開拓による人類の生存圏・活動領域拡大に向けたオープンイノベーションハブ」事業に応募。2016年1月に採択された。

現在、若狭湾エネルギー研究センターは、JAXAと共同で月面の砂や岩石を高熱で溶かして酸素をつくり出す装置開発の研究に取り組んでいる。将来の月での有人活動を見据え、人に必要な酸素を月の資源を使って現地調達するのが目標だ。同センター内にある「太陽炉」を使い、2016年9月から実証実験をスタートさせている。国内最大の宇宙分野における研究開発機関・JAXAと、地域の技術力で、未来の宇宙開発を一歩先に進めることに期待したい。

なお、ふくいオープンイノベーション推進機構のもとで活動している若狭湾エネルギー研究センターは、宇宙分野だけではなく「災害対応ロボット技術開発研究会」を設立にも助力。福井県内外の企業、大学および行政が一体となって取り組む県内技術を活用したロボットの研究開発や県内企業等のロボット関連産業への参入を支援している。