KDDI株式会社が、「KDDI Open Innovation Fund 3号」(KOIF3号) を通じCAMPFIREに出資を決定した。本出資は、KOIF3号に新しく追加された「投資プログラム」の1つ「FinTech Fund Program」からの第1号案件となる。

CAMPFIREは購入型クラウドファンディング「CAMPFIRE」、寄付型クラウドファンディング「Good Morning」を展開しているクラウドファンディングの先駆者的存在。プロジェクト掲載数20,000件、支援者延べ108万人、支援額は105億円に到達するなど、国内No1の実績を誇る。

国内のクラウドファンディング市場は、2017年度には年間新規プロジェクト支援額ベースで1700億円規模。今後、さらなる拡大が見込まれるなか、KDDIおよびauフィナンシャルグループは、本出資を通じてCAMPFIREの事業成長を支援するとともに、同社とポイント連携を検討するなど共創事業を構築する構想だ。


eiiconでは中馬氏に話を伺った。

▲KDDI株式会社 ライフデザイン事業企画本部 ビジネスインキュベーション推進部長/KDDI ∞ Labo長 中馬和彦氏

1996年、国際電信電話(現KDDI)入社。2018年4月から現職。アクセレータープログラムによる支援から、ファンドによる出資、最終的にM&Aを通じてKDDIに仲間として迎え入れるまでのベンチャー支援プログラムKDDI ∞ Laboや、ベンチャー投資ファンドKDDI Open Innovation Fundを統括している。


「CAMPFIREがプロジェクトをソーシングしKDDIが支援者を集めるという究極の補完関係」

―――なぜ今回、CAMPFIREさんへの出資を決められたのでしょうか?

中馬氏:弊社KDDIはオープンイノベーションによるパートナーシップ戦略を事業成長の軸足とする会社ですので、コミュニティ志向のCAMPFIREさんとは思想的に近いと感じておりました。

そんな時、家入さんとお話しする機会を得て「資金集めを民主化する」というビジョンに共感以上のものを感じ「優しい革命」をご一緒させていただきたいと考えた次第です。

―――なるほど!「優しい革命」に共鳴に近いものをお感じになられたんですね。

中馬氏:今回の提携ですが、プロジェクトのソーシングに優れたCAMPFIREさんと、4000万のauユーザーを抱えるKDDIが組むことで、CAMPFIRE社の推進する民主化を爆発的に加速することが可能になると考えています。

―――大きなユーザーを抱えるKDDI社と「資金集めを民主化」を推進するCAMPFIREがコラボすることは大きな補完関係になりますね。

中馬氏:はい。我々通信会社は、電話やインターネットの提供を通じて距離を超えるコミュニケーション体験をアップデートしてきたわけですが、今回の取り組みを通じて人の「想い」が可視化されネットワーク化される、そんな希望あふれる社会への一歩になればと期待しております。

両社がコラボして進めることとなった「優しい革命」。オープンイノベーションの上で大切な大きな要素のひとつはビジョンの共感である。eiicon編集部では今後の動向にも注目していきたいと考えている。


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(eiicon編集部)