資生堂と、株式会社カネカは海水中で高い生分解性を持つ独自素材「カネカ生分解性ポリマーPHBH※」の化粧品容器などへの活用を目指し、共同開発を開始することに合意した。今後、化粧品の容器、用具、包装資材、什器など様々な用途への可能性を両社で協議・検証を重ね、早期の実用化を目指す。

※「カネカ生分解性ポリマーPHBH」……カネカが独自に開発した100%植物由来のバイオポリマーであり、幅広い環境下で優れた生分解性が期待される素材。


背景

日々の暮らしの中で欠かすことのできない素材であるプラスチックは、便利な一方で、海洋ごみとして世界の大きな環境課題の一つになっており、環境に配慮した素材に関心が高まっている。

資生堂は2019年に、新しい企業使命である「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(ビューティーイノベーションでよりよい世界を)」を策定した。100年先も持続的に輝き成長し続ける企業であるために、本業を通じた「美のイノベーション」によって、持続可能なよりよい世界の実現に長期視点で取り組んでいく。

その取り組みの一つとして、カネカの保有する独自の素材開発技術と、同社の長年にわたる化粧品などの容器開発のノウハウを融合させることで、環境負荷の少ない生分解性容器の実現を目指す。


資生堂の容器対応

2018年より日本企業として初めてSPICE(Sustainable Packaging Initiative for CosmEtics:化粧品のための持続可能なパッケージングへの取り組み)に参加している。グローバルな化粧品会社と協業し「持続可能なパッケージングの未来をともに描く」という共通の目標に取り組んでいるという。

また、2011年からサトウキビ由来ポリエチレン容器をヘアケア商品の容器に採用し、2015年からは回収されたペットボトルからメカニカルリサイクルによって再生されたペット樹脂をボディーシャンプーの容器に採用している。


同社は、独自の技術や社外とのコラボレーションを通じて、商品の使いやすさや美しさだけでなく環境への配慮を追求した容器の開発などを行い、環境負荷の最小化を目指していくという。


※関連リンク:プレスリリース 

(eiicon編集部)