グロービス(東京都千代田区、代表:堀義人)は2019年4月29日、グロービス・キャピタル・パートナーズ(略称GCP)や学校法人グロービス経営大学院、一般社団法人G1などと協力し、スタートアップ企業を対象とするアクセラレーションプログラム「G-STARTUP」を開始することを発表した。


<「G-STARTUP」 プログラムロゴ>

同プログラムでは、将来的に日本を代表するベンチャー企業へ成長することが期待されるスタートアップの起業家を採択し、成功した起業家やベンチャー支援の専門家などによる講義を実施。メンターの伴走を通じてプロダクト開発・事業開発を支援していく。その後、事業発表を行うデモデイを経て、有望なスタートアップへの支援をオープンに募り、グロービスからは1社あたり最大5000万円の投資を検討する。


■ベンチャーエコシステムの構築を加速させる

これまでグロービス経営大学院では、最大1000万円を出資するビジネスプランコンテスト「GLOBIS Venture Challenge」を毎年開催しており、2018年10月からは、在校生または卒業生が起業したベンチャー企業を対象に最大1億円を投資するプログラム「GLOBIS Alumni Growth Investment」(通称:G-Growth)を実施している。

またGCPでは、150社以上の投資実績を持ち、運用総額累計は1000億円を超えるなど、グロービス・グループ全体でベンチャーの生態系構築を精力的に推進。今回、スタートアップに対する支援を拡大し、ベンチャーの生態系構築を加速するために、「G-STARTUP」を開始することを決定したという。

「G-STARTUP」では5月以降、本プログラムに参加する起業家を募集。書類選考や面談を経て、採択者を決定する。採択された起業家には、プログラム期間中伴走するメンターとのマッチングを行ったのち、成功した起業家やベンチャービジネスの専門家がファカルティとして講義を実施。GCP代表パートナーの今野穣や本プログラムの趣旨に賛同いただいた起業家(※1)らがファカルティとして講義を担当する予定だ。2019年11月にデモデイの開催を予定しており、GCPを含むベンチャー・キャピタル、エンジェル投資家が出資検討者として参加する。

◆(※1)起業家向けの講義を担当するファカルティ(50音順)

株式会社ユーザベース 代表取締役社長(共同経営者) 梅田優祐氏

ヤフー株式会社 常務執行役員 小澤隆生氏

株式会社メルカリ 取締役社長 兼 COO 小泉文明氏

株式会社アカツキ 共同創業者 代表取締役CEO 塩田元規氏

スマートニュース株式会社 代表取締役会長 共同CEO 鈴木健氏

グリー株式会社 代表取締役会長 兼 社長 田中良和氏

株式会社マネーフォワード 代表取締役社長 CEO 辻庸介氏

ラクスル株式会社 代表取締役社長 CEO 松本恭攝氏

株式会社ビズリーチ 代表取締役社長 南壮一郎氏

株式会社アイスタイル 代表取締役社長 兼 CEO 吉松徹郎氏


■有識者が集結し、「G-STARTUP」ローンチイベントを開催

「G-STARTUP」では、プログラムの開始にあたり、5月23日にグロービス東京校にてローンチイベントを開催。「ユニコーンを100社輩出する生態系をつくる〜アクセラレーションプログラムの役割とは」と題した同イベントには、以下の4名がパネリストとして登壇した。

●東急アクセラレートプログラム 運営統括 加藤 由将氏 (東京急行電鉄)

●LEAP OVER 代表 杉原 美智子氏 (三菱UFJリサーチ&コンサルディング)

●Code Republic 共同代表 堀 新一郎氏 (YJキャピタル)

●eiicon company 代表/founder 中村 亜由子 (パーソルイノベーション)

本イベントはG-STARTUP 共同代表である今野穣氏(グロービス・キャピタル・パートナーズ)がモデレーターを務め、起業家の実態を生々しく語りながら、ユニコーン企業を輩出するための生態系をどのように構築していこうとしているのか?その際に、起業家として必要な心構えや、アクセラレーションプログラムが果たす役割は何か?について、意見を交換。ローンチイベントは盛況に幕を閉じた。


■グロービスが培ってきた5つのインフラを提供

「G-STARTUP」開始にあたり、グロービス代表/GCP代表パートナーの堀義人氏は以下のように話している。

「ユニコーンを100社輩出する生態系を共に築く」

日本のスタートアップを牽引してきたグロービスが、ユニコーン企業を100社輩出するためのプラットフォームである「G-STARTUP」を開始します。そのビジョンに向けて、グロービスが培ってきた5つのインフラ(ヒト、カネ、チエ、ネットワーク、大企業連携(※2)を惜しみなく提供し、有能なスタートアップ企業・予備軍を募集・採択し、成功した起業家、技術やベンチャー支援の専門家、そしてエンジェル・ベンチャーキャピタルとともに支援します。基本的には、他のアクセラレーションプログラムやエンジェル・ベンチャーキャピタルにも開かれたオープンなプラットフォームを目指します。

◆(※2)「GLOBISの5つの確たるインフラ」の上に誕生する「G−STARTUP」

1. ヒト:約7000人の在校・卒業生を抱えるグロービス経営大学院の起業家人材

2. カネ:投資社数150社に上るGLOBIS Capital Partnersの約1000億円の累計運用資産

3. チエ:累計販売数300万部の書籍出版、2500本以上の動画と4000本以上の記事を配信する「GLOBIS知見録」、登録ID数4万の動画サービスを配信する「グロービス学び放題」から提供される知恵

4. ネットワーク:日本良くするプラットフォーム「G1」に集う政治・経済・ビジネス・科学技術・文化など、様々な分野の第一線で活躍するリーダーのネットワーク

5. 大企業連携:幹部育成の実績がある大企業数百社との連携可能性



■アクセラレーションプログラム「G-STARTUP」概要

対象: 将来的に日本を代表するベンチャー企業へ成長することが期待されるスタートアップの起業家

支援内容: 成功した起業家などがファカルティとなり、採択企業がユニコーンを目指すために必要な視点を授ける講義を実施。ファカルティの推薦するメンターが、起業家に伴走し事業開発・プロダクト開発を支援。


採択時、並びに、プログラム終了後に採択企業とグロービス双方の合意に基づき出資を実施


<プログラム概要>

▼2019年5月~7月 起業家募集

公募・推薦でスタートアップ起業家を募集


▼2019年7月~8月 書類選考・面談

経営チーム、事業計画、サービス・プロダクトの開発状況を元に書類選考し、面談を実施。採択企業を決定


▼2019年8月 マッチングイベント

採択された起業家と、メンターとのマッチングを実施


▼2019年9月~11月 支援プログラム

メンターが事業開発・プロダクト開発を伴走支援。加えて、成功した起業家などがファカルティとなり、ユニコーンを目指すために役立つ講義を実施


▼2019年11月 デモデイ

事業発表イベント。ベンチャー・キャピタル、エンジェル投資家が出資検討者として参加。グロービスからも有望なスタートアップ起業家に1社あたり最大5000万円を投資