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松江市
全国から30を超えるIT企業の誘致に成功した「Rubyの街」、松江。さらなる企業誘致を成功させ、松江の産業発展と人材活性化を実現していく。
ニーズ:
リソース提供(既存技術の提供・特許流用の検討など)
更新日:2017/06/09

自社特徴

10年以上前から「Ruby」による、地域振興・産業振興を推進しています。


世界中の開発者たちを魅了するプログラミング言語「Ruby」。これは、松江市在住の「まつもとゆきひろ」氏が開発した言語です。松江市では、2006年に「Ruby City MATSUE プロジェクト」を立ち上げ、「Ruby」を旗印に”人材育成”・”企業支援”・”企業誘致”に取り組んでいます。これらに合わせて各種補助などを充実させており、現在では30社を超える企業の誘致を実現させています。

「お試しサテライトオフィスモデル事業」を実施。


総務省が推進する「お試しサテライトオフィス」モデル事業。これは、地方での民間企業等のサテライトオフィス開設を進めることにより、地方で仕事や新しい働き方を生み出すことを目指すというものです。松江市では、総務省から採択を受け、「お試しサテライトオフィス」モデル事業を実施しています。(2016年12月から2017年9月まで)
「城下町」「緑に囲まれた郊外」「IT企業が集まる駅前」という3種類お試しオフィスの中から、ご要望にあわせたオフィスを用意。また、お試し勤務に参加される方の松江市への交通費(往復)、オフィス利用料、光熱水道費、オフィスのインターネット利用料、オフィス家具類、Web会議用機器、市内移動用車両(リース・レンタル)も全て松江市が負担。PCさえお持ちいただければすぐにでもお試し勤務が可能です。

提供リソース

  • ・島根県外・新規IT企業の場合、家賃補助、雇用助成(松江市の企業立地認定を受けることが前提になります)
  • ・打ち合わせや研修の場として無料で使用できる「松江オープンソースラボ」

実績

●30社以上の誘致を実現
島根県と松江市がタッグを組んで誘致を支援。各種補助金などの優遇制度を導入しており、松江市進出後のエンジニア同士の交流も適宜開催。実際に風光明媚な環境に魅力を感じた企業、30社以上が松江にオフィスを構えていただきました。

●「お試しサテライトオフィスモデル事業」に大手IT企業が参画
東京都内の大手IT企業、スタートアップなど数社が、すでに「お試しサテライトオフィス」を利用。例えば、東京・羽田空港からはおよそ3時間程度で松江市内に到着することができるなど、アクセスの利便性に加え、働く環境の良さに魅力を感じています。

  • PCさえ持ち込めばすぐにお試し勤務が可能です。
  • 緑に囲まれた郊外で発想が広がります。
  • チームビルディングにも活用できます。

一緒に何をしたいか

松江市から、日本の地域振興・産業振興を実現していきたい


松江市の人口は将来的に減少することが予測されています。そうした課題を抱えている中、松江市では、プログラミング言語「Ruby」に注目。世界的な言語である「Ruby」という貴重な財産をキーワードに「Ruby City MATSUE プロジェクト」を立ち上げ、地域振興・産業振興を推進しています。
また、このプロジェクトを継続的なものにするために、地域をあげた人材育成に取り組んでいます。2016年度からは市内の全市立中学校の授業の教材に「Ruby」を採用。産学官一体となって地域を盛り上げています。

産業と人材のマッチングを実現する


「Ruby」というキーワードは松江市内では広く浸透しています。また、上記のように「Ruby」を授業に取り入れたり、松江駅前の「松江オープンソースラボ」で勉強会や研修を開催するなどIT人材の教育や交流に対して積極的に取り組んでいます。
今後テクノロジーが益々必要となっていく中、こうした取り組みを推し進めることで、県外から誘致した企業と最適な人材マッチングに結びつけようと考えています。

メッセージ

国宝である松江城がそびえる城下町、島根県松江市。東京・羽田空港から出雲もしくは米子空港までおよそ1時間半。さらに空港から陸路で1時間弱。トータルでも3時間で松江市内に到着することができます。

また、松江市には宍道湖がまたがっており、その夕日の美しさは日本有数。さらに日本海に面しているため、海の幸も充実。このような環境に囲まれた立地で、都会の喧騒と距離を置きながら、業務に集中できる「場」を提供することができます。

すでに30社を超えるIT企業が、松江市に進出。大正時代のデパートをリノベーションしたオフィスを構えたり、社内に茶室を設置したりと、リラックスして働ける環境を独自にカスタマイズする企業もいます。「働き方改革」に大きな注目が集まる中、松江で新しい働き方を実践し、共にイノベーションを起こしませんか。

求めている条件

下記条件に合致している企業様は是非コンタクトください

セカンドオフィスなど、新たな開発環境を求めているIT企業様(Rubyを使ってサービス開発を手がけているIT企業様歓迎)

本掲載に関する責任者(オープンイノベーター)

副主任

福田 一斎

所属部署

松江市 産業経済部 定住企業立地推進課

企業誘致(主にIT系企業)、移住・定住支援(主にITエンジニア)担当。
現在、総務省委託事業「お試しサテライトオフィス」モデル事業を実施中。

経歴

2004年 松江市入庁。
2009年から「Ruby City MATSUE プロジェクト」に関わる。
Ruby City MATSUE プロジェクトは、プログラミング言語「Ruby」の開発者のまつもとゆきひろ氏が松江市在住であることをきっかけにスタートした地域情報産業振興プロジェクト。
2016年より現担当。
趣味:横笛(フルート、篠笛、笛ならなんでも好き)

企業情報

企業名
松江市
所在地
島根県松江市末次町86番地
代表者名
松浦 正敬
企業URL
http://www.city.matsue.shimane.jp/

島根県松江市。日本海に面した人口約20万人の都市であり、国宝である松江城を擁する歴史ある城下町でもある。長い歴史がある一方で、実は世界的に知られるプログラミング言語「Ruby(ルビー)」発祥の街としても知られている。「Ruby」をキーワードに企業誘致を行う松江市には大手IT企業のサテライトオフィスが設置されたりと、ITによる産業活性化が徐々に具現化している。松江市は、さらにどのような戦略で企業誘致や産業振興を進めていくのか。島根県東京事務所・土江氏、松江市定住企業立地推進課・玉木氏、両氏に話をうかがった。


■島根県東京事務所 産業振興部 主任 土江健二氏(写真左)

島根県出雲市出身。地元金融機関から松江市役所に転職。現在は、島根県の東京事務所に籍を置き、都内を中心とした企業に対し、島根県への誘致活動等を行う。

 

■松江市産業経済部 定住企業立地推進課 企業立地係 係長 玉木一男氏(写真右)

 島根県松江市出身。県外からの企業誘致を推進する「定住企業立地推進課」に所属し、各企業が働きやすい環境づくりや制度づくりを手がけている。

「Ruby」を旗印に、企業誘致を実践。

――松江市は、総務省から「お試しサテライトオフィス」モデル事業(※)の採択を受けました。まず、松江市がこの事業を推進しようと考えた背景を教えてください。

※地方での民間企業等のサテライトオフィス開設を進めることにより、地方で仕事や新しい働き方を生み出すことを目指すというもの。


玉木:背景としてあるのは、松江市が抱える「人口減少」という社会課題です。この社会課題に大きな危機感を抱く中で、およそ10年前に企業誘致専門の部署が松江市役所内に立ち上がりました。一般的に、企業誘致というと「メーカーなどの工場誘致」が想起されますが、松江市にはプログラミング言語「Ruby」という大変貴重な資産があります。


 そこで、松江市ではこの「Ruby」を旗印にIT企業の誘致を実践してきました。そうした企業誘致戦略の一環として、今回、「お試しサテライトオフィス」モデル事業に取り組むことになったのです。

——なるほど。


玉木:「お試しサテライトオフィス」モデル事業では、3種類あるオフィスの提供はもちろん、お試し勤務に参加される方の松江市への交通費(往復)、オフィス利用料、光熱水道費、オフィスのインターネット利用料、オフィス家具類、Web会議用機器、市内移動用車両(リース・レンタル)も全て松江市が負担しています。


 土江:ちなみに、「Ruby」というのは、松江市在住の「まつもとゆきひろ」さんが開発したプログラミング言語です。まつもとさんは松江市名誉市民にもなっています。松江市の駅前にある「松江オープンソースラボ」などで開催される勉強会にもふらっと顔を出されることもあったりして、IT業界のスーパースターであるまつもとさんと身近に接することができるチャンスもあるかもしれません。

■「働き方改革」の影響もあり、引き合いは強い。

——現状の企業誘致活動はどのような状況でしょうか?


土江:現在までに30社ほどのIT企業の誘致が実現しています。アプリ開発から金融系のシステム開発など、手がけるサービスはさまざまですが、共有しているのはやはり「Ruby」です。「Ruby」でサービスを開発している企業が「Ruby」で受けた恩を返すためにも、まつもとさんがいる松江でサービスを拡充していきたいと来られるケースが多くありますね。

——やはり、「Ruby」の効果は大きいんですね。2017年4月にスタートした「お試しサテライトオフィスモデル事業」の現状はいかがでしょうか?


玉木:お試しサテライトオフィスは、4月に2社、5月に2社と、東京の大手IT企業やスタートアップに利用していただきました。羽田から松江市内まではおよそ3時間。「島根=遠い」というイメージを持たれる方もいらっしゃいますが、想像以上に移動時間は少ないと感じていただいたようです。さらに、ネットも速くて、食べるものも美味しく、景観も良いという感想をいただきました。


土江:私は現在、島根県の東京事務所に在籍しており、東京を中心とした各企業へと誘致活動を行っていますが、昨今の「働き方改革」の影響もあり、引き合いは強いと感じます。

 私自身、今は単身赴任で東京に来ていますが、やはり東京は通勤時に感じるストレスは大きいですね…(笑)。オフィスに辿り着くまでにかなり疲労感を感じることもしばしばあります。しかし、松江ではまず満員電車ということはありませんし、通勤時間は「自分の時間」としてリラックスして過ごすことができます。


▲「秘密結社 鷹の爪」の作者FROGMANが島根に住んでいたこともあり、「Ruby City MATUE」のステッカーなどのノベルティに”吉田くん”が採用されている。

地元企業とのコラボレーションに期待。

——最後になりますが、どのような企業に来てほしいでしょうか?


玉木:「Ruby」を軸にサービスを展開している企業はもちろん、何か独自の「強み」を持った企業に来ていただき、ぜひ松江に根付いてもらいたいと思います。そうすることで、地元の学生たちが地元で働きたいと思ってもらったり、東京から松江に戻ってきたいという魅力ある街づくりをしていきたいと思います。


 土江:AI、ビッグデータ、IoTなど、最先端の技術を持った企業に来ていただき、松江の企業とコラボレーションしてほしいと思います。実際に、地元の酒蔵と協業して、湿度管理などができる「酒造りのIoTサービス」を開発したIT企業も存在しています。地元企業と共に、地域社会の課題解決となるような新しいサービスを生み出してほしいですね。