中央大学 理工学部 大隅 久 教授

更新日:2018/07/11
  • 簡易な作業を安価なロボットを用いて自動化するニーズが高まっています。そこで、マニピュレータに受動関節を取付け、複数台を協調的に制御して一つの物体を把持する技術を研究しています。マニピュレータの土台に全方向移動台車を用いることで、把持したまま搬送することが可能です。協調のための制御パラメータの導出・条件変更が容易であり、把持の安定性が高く、装置が簡易構成で安価な点が特徴です。工場内の仕分け・搬送作業などに利用可能です。本技術の活用に意欲がある企業を歓迎します。

    【簡略図】
    20150410111450.png
    【背景】
    簡易な作業を安価なロボットを用いて自動化するニーズが高まっています。特に工場では、人出不足や生産採算性を高めることを目的にロボット導入が進んでいます。

    大隅研究室では、マニピュレータに受動関節を取付け、複数台のマニピュレータを協調的に制御して一つの物体を把持する技術を研究しています。マニピュレータの土台に全方向移動台車を用いることで、把持したまま搬送することが可能です。協調のための制御パラメータの導出・条件変更が容易であり、把持の安定性が高く、装置が簡易構成で安価な点が特徴です。工場内の仕分け・搬送作業などに利用可能であり、大型の物体を扱うケース、多種多様な物体を扱うケースに特に有効です。

    本技術の活用に意欲がある企業を歓迎します。

    【技術内容】
    本研究は、6自由度のマニピュレータの先端部に受動関節を取付け、複数台で一つの物体を掴む(把持する)制御技術です。
    下記は2台の例です。
    20150410111718.png下記は市販の単腕の6自由度マニピュレータです。
    研究室で開発した全方向移動台車に乗っています。
    20150410111816.png 2)市販マニピュレータの先端部に受動関節を取付けた写真です。
     20150410111837.png下記は全方向移動用の車輪部です。
     20150410111858.png一つの物体を3つのマニピュレータで保持しています。
    物体を把持しながら安全に運ぶことが可能です。
    20150410111923.png【技術・ノウハウの強み(新規性、優位性、有用性)】
    例えば下記の企業と連携可能です。
    1)マニピュレータ、ロボットハンド等を開発・販売している企業。
    2)産業用ロボットを開発している企業。
    3)搬送用機器を開発・販売している企業。
    4)他、本技術の製品化・活用に意欲がある企業。

    【連携企業のイメージ】
    例えば下記の企業と連携可能です。
    1)搬送システムを開発・販売している企業
    2)クレーンシステムを開発・販売している企業
    3)天井走行式無人搬送車を開発・販売している企業
    4)天井走行リフトを開発・販売している企業
    5)マニピュレータを開発・販売している企業。
    6)産業用ロボットを開発している企業。
    7)他、本技術の製品化・活用に意欲がある企業。

    【技術・ノウハウの活用シーン(イメージ)】
    一例として、工場内で物体の仕分け・搬送を行う業務の自動化・低コスト化に適しています。

    (大型の物体の仕分け・搬送を行う場合)
    対象物が大型の金属パネルや重量物のような場合、人間の両腕のように複数台のロボットで同時に物体を把持しハンドリングできれば、対象物に合わせた専用ハンドを不要にしたり、過般重量の小さなロボットを利用可能にすることができます。

    (多種多様な物体の仕分け・搬送を行う場合)
    多品種少量生産に伴って様々な物品を仕分け・搬送する需要が増えています。
    本技術では、物体に適した制御条件を簡単に導出・パラメータ変更できるため、制御対象が日々変わっても容易に対応できます。

    【技術・ノウハウの活用の流れ】
    本技術の活用や製品開発に興味がある方はお気軽にお問合せください。
    デモを交えてご紹介させていただきます。

    【専門用語の解説】
    (協調制御)
    複数の機器を協調して制御することで1つの仕事を行うことを指します。
    本研究では複数のマニピュレータを協調して制御して物体を把持・搬送しています。

本掲載に関する責任者(オープンイノベーター)

オープンイノベーション推進ポータル

厳しい国際競争に勝ち抜くため、企業の研究開発戦略の手法として、産学連携・産産連携など外部の技術/ノウハウを有効に活用する「オープンイノベーション」が注目されています。 斬新な製品開発、付加価値の高い要素技術の確立、技術課題の効率的な解決、研究開発コスト削減など、オープンイノベーションは大きなメリットをもたらします。

ミッション

企業が外部機関を有効に活用する「オープンイノベーション戦略」を推進するための情報プラットフォームとなるべく立ち上げました。以下の指針に基づき、大学・企業の技術/ノウハウ/開放特許を結集

企業情報

企業名
株式会社キャンパスクリエイト
事業内容
「お客様の課題解決をオープンイノベーションで実践する広域TLO」をスローガンに様々なサービスを提供しています。
・産学官連携
・国際連携
・包括コンサルティング
・人材ソリューション
・シニア技術者の技術支援サービス
・ビジネスパートナー募集

他にも産業振興・地域振興のプロジェクト運営、自社での研究開発・製造・販売など様々な業務を行っています。
事業スキーム
当社のサービスは大きく2つの事業スキームから成り立っています。
・技術移転マネジメント事業
企業様のニーズに応じた産学連携のコーディネートを行っています。また、大学の技術を知的財産化し企業様へライセンスする活動や、大学発ベンチャーの立上げ支援などを行っています。

・ソリューション事業
企業様のニーズに応じて、マーケティング支援や公的支援事業の活用支援、人材支援など様々なソリューションを提供しています。

・広域的な連携体制
国立大学法人電気通信大学を活動拠点としつつ、様々な大学・企業と提携しています。
当社は国立大学法人電気通信大学から技術移転に関する業務委託を受け、発明の権利化を共同で行いながら、技術移転活動を行っています。

・オープンイノベーション推進ポータル
「オープンイノベーション推進ポータル」を運営し、様々な大学のシーズ、大学発ベンチャーの製品、産学連携による研究開発成果など、先端技術をご紹介しています。
 マッチングイベントなどの企画運営
 産学連携や地域の振興に繋がるイベントを企画しています。
 産業振興・地域振興
所在地
〒182-8585 東京都調布市調布ヶ丘1-5-1 国立大学法人電気通信大学産学官連携センター内
設立年月日
1999
外資区分
非外資
代表者名
安田 耕平
企業URL
https://www.campuscreate.com/
従業員数
10人〜100人未満
平均年齢
38
資本金
3千万円〜1億円未満
上場区分
非上場
株主
電気通信大学のOB、教職員を中心とした個人出資
主要顧客
メーカーの研究開発部門、新規事業部門 等

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