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国立大学法人 電気通信大学 情報理工学研究科 久保木 孝 教授

更新日:2017/08/31
  • 深絞り加工では、工具と材料の間に存在する潤滑剤が製品の品質や成形限界の向上など大きな役割を担っています。しかし成形後に潤滑剤は洗浄しなければならず、洗浄コストが必要とともに環境負荷をもたらします。また、近年では潤滑油の洗浄・脱脂に多く用いられていた有機溶剤への規制が厳しくなっています。本研究では、潤滑油ではなく高圧水を潤滑剤として用いた深絞り加工法を研究しています。本技術の活用に意欲がある企業を歓迎いたします。

    【簡略図】
    20141031152910.png【背景】
    様々な製品の加工法として広く用いられている深絞り加工において、工具と材料の間に存在する潤滑剤は、製品の品質や成形限界の向上など大きな役割を担っています。しかし、成形後に潤滑剤は洗浄しなければならず、この際、洗浄のためのコストが必要となるとともに、環境には大きな負荷をもたらします。近年では潤滑油の洗浄・脱脂に多く用いられていた有機溶剤への規制が地球環境保護の立場から厳しくなっており、環境にやさしい洗浄技術の開発が求められています。
    これに伴い、洗浄・脱脂の要らない環境にやさしい潤滑法として、対向液圧深絞り法や周液圧深絞り法においても、水を圧力媒体とする研究がなされていますが、生産性の問題点から、特殊な状況を除いて実現が困難なのが現状です。
    そこで、加工が最も厳しいとされるダイスの肩部、及びフランジ部に複数の微小なノズルを配置し、高圧水を送り込み直接潤滑することで、しわ押さえ部の摩擦低減効果を容易に得ることのできる加工機を開発しました。そして種々の加工条件が成形性に与える影響について実験的に検討を進めてきました。

    本技術の活用に意欲がある企業を歓迎いたします。

    【技術内容】
    流体潤滑剤供給機構について、設計シミュレーションによって流体解析と組成解析を行いながら全体設計/ノズルの形状/穴の数等の適切なパラメータを算出し、実験評価を行いながら最適化を進めています。
    20141031152951.jpg下記が深絞り加工のサンプル品です。
    20141031153049.png【技術・ノウハウの強み(新規性、優位性、有用性)】
    潤滑油は一般に利用されていますが、洗浄のためのコストと環境負荷が問題です。
    高圧水を利用することで、コストの削減と低環境負荷の加工法を実現できます。

    【連携企業のイメージ】
    深絞り加工において潤滑油の使用を無くしたい企業との連携を歓迎いたします。
    また、塑性加工に関して押し出し、せん断加工、曲げ加工、深絞り加工など様々な加工法の研究を進めてきました。塑性加工のお困りごとがあれば是非ご相談ください。

    【技術・ノウハウの活用シーン(イメージ)】深絞り加工に活用可能です。加工条件に応じて適用可能性についてご相談に対応させていただきます。

    【技術・ノウハウの活用の流れ】
    本技術の活用にご興味があればお気軽にお問合せください。

    【専門用語の解説】
    (絞り加工/深絞り加工)
    金属板をプレス機により変形加工すると、継ぎ目の無いくぼみを持つ製品が得られます。このくぼみを得る加工を絞り加工と呼びます。深絞り加工は、例えば円板からコップ状の底付き円筒容器を作る場合のように、所定の輪郭形状にせん断した平板素材をダイスおよびポンチとよばれるメス・オス一対の金型を用いて成形する作業です。

本掲載に関する責任者(オープンイノベーター)

オープンイノベーション推進ポータル

厳しい国際競争に勝ち抜くため、企業の研究開発戦略の手法として、産学連携・産産連携など外部の技術/ノウハウを有効に活用する「オープンイノベーション」が注目されています。 斬新な製品開発、付加価値の高い要素技術の確立、技術課題の効率的な解決、研究開発コスト削減など、オープンイノベーションは大きなメリットをもたらします。

ミッション

企業が外部機関を有効に活用する「オープンイノベーション戦略」を推進するための情報プラットフォームとなるべく立ち上げました。以下の指針に基づき、大学・企業の技術/ノウハウ/開放特許を結集

企業情報

企業名
株式会社キャンパスクリエイト
事業内容
「お客様の課題解決をオープンイノベーションで実践する広域TLO」をスローガンに様々なサービスを提供しています。
・産学官連携
・国際連携
・包括コンサルティング
・人材ソリューション
・シニア技術者の技術支援サービス
・ビジネスパートナー募集

他にも産業振興・地域振興のプロジェクト運営、自社での研究開発・製造・販売など様々な業務を行っています。
事業スキーム
当社のサービスは大きく2つの事業スキームから成り立っています。
・技術移転マネジメント事業
企業様のニーズに応じた産学連携のコーディネートを行っています。また、大学の技術を知的財産化し企業様へライセンスする活動や、大学発ベンチャーの立上げ支援などを行っています。

・ソリューション事業
企業様のニーズに応じて、マーケティング支援や公的支援事業の活用支援、人材支援など様々なソリューションを提供しています。

・広域的な連携体制
国立大学法人電気通信大学を活動拠点としつつ、様々な大学・企業と提携しています。
当社は国立大学法人電気通信大学から技術移転に関する業務委託を受け、発明の権利化を共同で行いながら、技術移転活動を行っています。

・オープンイノベーション推進ポータル
「オープンイノベーション推進ポータル」を運営し、様々な大学のシーズ、大学発ベンチャーの製品、産学連携による研究開発成果など、先端技術をご紹介しています。
 マッチングイベントなどの企画運営
 産学連携や地域の振興に繋がるイベントを企画しています。
 産業振興・地域振興
所在地
〒182-8585 東京都調布市調布ヶ丘1-5-1 国立大学法人電気通信大学産学官連携センター内
設立年月日
1999
外資区分
非外資
代表者名
企業URL
http://www.campuscreate.com/
従業員数
10人〜100人未満
平均年齢
上場区分
非上場
株主
主要顧客