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国立大学法人 電気通信大学 大学院情報理工学研究科 知能機械工学専攻 杉 正夫 准教授

更新日:2017/08/31
  • ものづくり現場において、作業者が複数の工程を一人で行うセル生産方式が主流です。本テーマでは、セル生産工程において、作業者の視線や指先、腕の動作などをビデオカメラで撮影し、撮影画像を基にコンピュータが作業者の必要とする組立用部品を自律的に判断し、「自走式部品箱」が目的の組立用部品を作業者の手元に運んでくる作業支援システムをご提案します。作業効率向上、コスト削減、作業ミス低減に繋がります。本技術の実用化・共同研究を希望する企業を歓迎します。

    【簡略図】

    セル生産方式の作業者を機械が手伝う「自走式部品箱」.jpg【背景】
     ものづくり工場において、作業者が複数の工程を一人あるいは少人数で完結する「セル生産方式」が国内・海外を問わず主流です。海外競争に勝つためには、更なる作業効率向上・コスト削減が求められており、セル生産方式の合理化は重要なテーマとなっています。

     本テーマでは、人間がセル生産を行う際に、視線や指先、腕の動作などをカメラで撮影し、作業者が必要とする組立部品を判断し、「自走式部品箱」が組立部品を作業者の手元に運んでくる作業支援システムをご提案します。セル生産方式の合理化に貢献できる作業支援システムとして実用化を目指しています。

    セル生産方式.png※セル生産方式のイメージ図

    【技術内容】
    1)作業者が目的とする部品箱へ手を伸ばす(リーチング動作)、指差しを行う、視線を当てる、などの動作をカメラが撮影します。
    2)撮影画像をPCへリアルタイムに取り込み、動作情報を基に、作業者の支援要求を判断します。
    3)支援要求情報に基づき、対象となる組立部品が入った部品箱に対して、作業者の手元へ移動するよう、指令を送ります。

     ※カメラの他、フットスイッチを用いた支援要求も可能です。
      フットスイッチとは脚の動作により電源や電気信号をON/OFFさせるスイッチであり、フットスイッチと部品箱を予めつなげておけば、手のリーチング動作ではなく脚でフットスイッチを踏む/離すの動作で部品箱を制御可能です。

    支援イメージ.png
    視線検出カメラ.png【技術・ノウハウの強み(新規性、優位性、有用性)】
     セル生産方式の作業支援に繋がる新しいアプローチであり、発想に高い新規性があります。また、自走式部品箱の動作スピードは、作業支援に十分に足る速度を確保しており、部品箱を含むシステムのコストも安価であることから、実用的です。

    なお、現在は自走式部品箱をコードでつないでいますが、無線通信を用いたコードレス化も試作を行っています。これにより、狭い作業スペースでも多数の部品箱を設置し、作業支援に役立てることが可能です。

    【連携企業のイメージ】
    本技術の実用化・活用、共同研究へ意欲的な企業を歓迎します。例えば、以下に該当する企業と連携可能です。

    1)工場内の作業支援システム、セル生産支援システムの研究開発を行っている企業。
    2)工場においてセル生産方式を採用している企業。
    3)他、本技術の実用化に意欲的な企業。

    【技術・ノウハウの活用シーン(イメージ)】
     工場内・セル生産方式の作業支援システムとして活用可能です。

     セル生産方式の作業効率の向上・低コスト化に貢献できるほか、熟練度の低い作業者や肉体的ハンデキャップを持つ作業者でも組立作業を行うことができると期待されます。また、支援要求情報をモニタリングすることにより、部品の取り間違いに起因する作業ミスの解消にも応用可能です。

    【技術・ノウハウの活用の流れ】
     お問い合わせ後、本技術の詳細なご説明や、デモ機のご紹介をさせていただきます。また、工場内における工程計画や、作業者スケジューリングなど、プランニングに関する技術相談についても対応可能です。お気軽にお問合せくださいませ。

    【専門用語の解説】
    (セル生産方式)
     製造における生産方式であり、1人、または少数の作業者チームで製品の組み立て工程を完成(または検査)まで行います。ライン生産方式などの従来の生産方式と比較して、作業者一人が受け持つ範囲が広いのが特徴です。作業者または作業者チームの周囲に組付工具や部品、作業台が「コ」の字型に囲む様子を細胞に見立て、セル生産方式と呼ばれています。特に、1人の作業者で製品を完成させる方式を、作業台を屋台に見立てて「1人屋台生産方式」とも呼ばれています。セル生産方式は日本で提唱された生産方式で、日系企業を中心に海外へも普及しています。

本掲載に関する責任者(オープンイノベーター)

オープンイノベーション推進ポータル

厳しい国際競争に勝ち抜くため、企業の研究開発戦略の手法として、産学連携・産産連携など外部の技術/ノウハウを有効に活用する「オープンイノベーション」が注目されています。 斬新な製品開発、付加価値の高い要素技術の確立、技術課題の効率的な解決、研究開発コスト削減など、オープンイノベーションは大きなメリットをもたらします。

ミッション

企業が外部機関を有効に活用する「オープンイノベーション戦略」を推進するための情報プラットフォームとなるべく立ち上げました。以下の指針に基づき、大学・企業の技術/ノウハウ/開放特許を結集

企業情報

企業名
株式会社キャンパスクリエイト
事業内容
「お客様の課題解決をオープンイノベーションで実践する広域TLO」をスローガンに様々なサービスを提供しています。
・産学官連携
・国際連携
・包括コンサルティング
・人材ソリューション
・シニア技術者の技術支援サービス
・ビジネスパートナー募集

他にも産業振興・地域振興のプロジェクト運営、自社での研究開発・製造・販売など様々な業務を行っています。
事業スキーム
当社のサービスは大きく2つの事業スキームから成り立っています。
・技術移転マネジメント事業
企業様のニーズに応じた産学連携のコーディネートを行っています。また、大学の技術を知的財産化し企業様へライセンスする活動や、大学発ベンチャーの立上げ支援などを行っています。

・ソリューション事業
企業様のニーズに応じて、マーケティング支援や公的支援事業の活用支援、人材支援など様々なソリューションを提供しています。

・広域的な連携体制
国立大学法人電気通信大学を活動拠点としつつ、様々な大学・企業と提携しています。
当社は国立大学法人電気通信大学から技術移転に関する業務委託を受け、発明の権利化を共同で行いながら、技術移転活動を行っています。

・オープンイノベーション推進ポータル
「オープンイノベーション推進ポータル」を運営し、様々な大学のシーズ、大学発ベンチャーの製品、産学連携による研究開発成果など、先端技術をご紹介しています。
 マッチングイベントなどの企画運営
 産学連携や地域の振興に繋がるイベントを企画しています。
 産業振興・地域振興
所在地
〒182-8585 東京都調布市調布ヶ丘1-5-1 国立大学法人電気通信大学産学官連携センター内
設立年月日
1999
外資区分
非外資
代表者名
企業URL
http://www.campuscreate.com/
従業員数
10人〜100人未満
平均年齢
上場区分
非上場
株主
主要顧客