eiicon

株式会社フジクラ

ニーズ:
共同研究
プロダクト(製品)共同開発
リソース提供(既存技術の提供・特許流用の検討など)
リソース探索(技術・アイディアなどを探したい)
事業提携
プロジェクト・イベント型(期間限定)での協業
新市場の模索
更新日:2017/04/10

自社特徴

グローバルネットワークを持つ“つなぐ”技術のトップランナー

国内外100 カ所以上の拠点、約5万人の従業員によるグローバルな生産・販売・サービス・研究開発体制を擁する。主な事業領域は、エネルギー、情報通信、エレクトロニクス、自動車電装の4分野で、電線やケーブル、光ファイバ、携帯電話等電子機器に使われるフレキシブルプリント配線板など、 “つなぐ”製品で世界トップクラスのシェアを誇る。

共創のためのビジョン策定・組織を発足

2014年につなぐみらい戦略室を発足し、この春に「2030年ビジョン」を策定。”つなぐ”ソリューションにより4つの市場分野で社会課題解決を進めることとし、パートナーと共創する環境を整えてきた。2017年4月には、同社新規事業推進センター内に「つなぐみらいイノベーション推進室」を設置。従来の新規事業インキュベーション機能に加え、事業ビジョン・戦略の策定、新たな事業の立案・検証などを行い、新規事業創出全般にわたって、グループ全体をリードする役割を担う。

提供リソース

  • ・通信キャリア、電力会社、携帯端末メーカー、自動車メーカー、建設会社などのグローバルに広がる中核事業で培った強固な顧客基盤
  • ・光通信・システム機器、ケーブル、自動車電装システム・部品、電子材料・部品、材料技術などの領域における、研究開発ネットワーク
  • ・オフィス、商業施設、イベントスペースなどを兼ね備えた深川ギャザリアで、実際の生活者へリーチできる実証実験環境

実績

・光ファイバ、光融着接続機、フレキシブルプリント配線板等で世界トップクラスのシェア
・「社員が活き活きと仕事をしている」企業グループを目指した健康経営に取り組んでおり、健康増進・疾病予防に関する様々な知見やノウハウを有しています

  • 「つなぐみらいイノベーション推進室」がフジクラとパートナー企業さんをつなぎます。
  • ショールームでフジクラの製品にふれていただけます。
  • 生活者にリーチができる施設も保有しています。

一緒に何をしたいか


4つの市場分野における“みらい”社会の課題解決


当社が策定した2030年ビジョンの中では、「Advanced Communication」「Energy & Industry」「Life-Assistance」「Vehicle」の4つの市場分野を対象として、“つなぐ”をキーワードに未来の人々や地域の課題を解決していきたいと思っています。例えば、以下のようなかたちで、応えていきたいと考えています。
<Advanced Communication>
ヒト・モノ・コトの間の壁を取り払う、AIやIoT等を活用した五感の共有や感情のモニタリングなどによる新しいコミュニケーション手段
<Energy & Industry>
工場、オフィスビル、住宅など、エリアのニーズに合わせて効率的にエネルギーを供給するためのマネジメントシステムや、デジタル技術・高度な加工技術等を駆使した先進的なものづくり
<Life-Assistance>
医療の高度化や、個人の健康リテラシーとQoL(Quality of Life)向上を支援するための、先端医療や地域・職域に向けたさまざまなソリューション
<Vehicle>
誰もが移動を楽しむことのできる新しい移動手段や、オンデマンドで低コストな物の輸送手段、それらを支える交通インフラ・システム

メッセージ


一緒に成長しながらイノベーションを追求したい


私たちは、これまではどちらかというと、顧客企業とともに社会課題の解決を行ってきました。でも、これからは私たち自身もさまざまな社会課題に直接立ち向かっていきたい。当社が培ってきた“つなぐ”テクノロジーと、皆さんが保有する創意工夫に満ちたサービスやプロダクトを掛け合わせることで、お互いが共に成長しながら、“みらい”社会の課題にイノベーションで応えていきたいと思います。
新規事業推進センター内に、4月からシリコンバレーオフィスを開設しました。世界中に広がるフジクラグループの開発拠点や、顧客基盤を大いに活用していただきながら、プロダクトや技術を、”つなぐ”ソリューションに変えていきましょう。

求めている条件

下記条件に合致している企業様は是非コンタクトください

ヒト・モノ・コトを“つなぐ”をキーワードに、「Advanced Communication」「Energy & Industry」「Life-Assistance」「Vehicle」のいずれかの分野で、協業できる技術やサービスをお持ちの企業

本掲載に関する責任者(オープンイノベーター)

室長

平船 さやか

ぜひ、皆さんとイノベーションを加速させていきたいと思っております。”みらい”社会の課題を共に発見・解決し、快適で持続可能な社会を一緒に実現していきましょう!

所属部署

つなぐみらいイノベーション推進室

新規事業創出に関する戦略策定、企画、インキュベーション、オープンイノベーションを推進する。

ミッション

新規事業創出・推進全般にわたりグループ全体をリードする役割を担っています。

経歴

光ファイバ及び電子部品の研究開発に20年従事。
2013年から新規事業推進に携わり、2017年から現職。

企業情報

企業名
株式会社フジクラ
事業内容
事業領域:エネルギー、情報通信、エレクトロニクス、自動車電装、不動産
所在地
東京都江東区木場1-5-1
設立年月日
1910
外資区分
非外資
代表者名
伊藤雅彦
企業URL
http://www.fujikura.co.jp/
従業員数
501名以上
平均年齢
資本金
10億円以上
売上
678,500 百万円
上場区分
上場
株主
主要顧客

電線や光ファイバ、携帯電話等電子機器に使われるフレキシブルプリント配線板など、いくつもの製品で世界トップクラスのシェアを誇るフジクラ。同社ではこの春、「2030年ビジョン」を掲げ、オープンイノベーションを通じて新しい価値を生み出す挑戦に一歩を踏み出す。ビジョン策定の背景や、パートナー企業への期待を、新規事業推進センターの今井隆之・シリコンバレーオフィス所長(旧つなぐみらい戦略室長)と、平船さやか・つなぐみらいイノベーション推進室長の両氏に話を聞いた。

今井 隆之 新規事業推進センター シリコンバレーオフィス所長
2015年7月、つなぐみらい戦略室長に就任し、同社の2030年ビジョン策定を牽引する。2017年4月から現職。シリコンバレーを拠点にグローバルな情報収集を通じて、新規事業創出を加速する。


平船 さやか 新規事業推進センター つなぐみらいイノベーション推進室長
2013年4月から、新規事業推進センターにて、新規事業推進や企画に従事。
2017年4月から現職。新規事業創出・推進全般にわたりグループ全体をリードする。

“みらい”社会の課題解決に向けて多様性が必要

――オープンイノベーションという手法を取ろうと考えた背景をお教えください。

今井:当社では先頃、「2030年ビジョン」を発表しました。その中では、「“みらい”社会の課題解決」をスローガンとして掲げています。これを実現していく上で、課題解決のプロセスと、その前段階である課題発見のプロセスのどちらにおいても、当社1社だけでは、視点や考え方、リソースの多様性が不十分だと考えたんですね。そこで、社外にも目を向け、ビジョンを共有していただける方々と私たちとで共に課題を発見し、解決していくエコシステムをつくる必要があると考えたことが、オープンイノベーションに着目した背景にあります。

――多様性が必要だと考えられたのはなぜですか。

今井:私たちは、これまでは、優良顧客との間で培われたパートナーシップをもとに、その顧客企業と共にさまざまな社会課題を解決してきました。
世界は今、かつてない規模とスピードで変化を遂げようとしています。そんな時代に、当社が価値を発揮し続けるためには、私たち自身がより主体となって、さまざまな社会課題をダイレクトに解決していくことが必要だと考えたんですね。
でも、いきなり「コンシューマ向けのプロダクトをつくろう」と言っても、当社にそうした経験は不足しているのが実情です。

平船:さらにこれからは、既存の中核事業の取り組みでも消費者を見据えた視点や考え方はより必要になってくると思うんですね。経験がないからと言ってアクションが遅れてしまえば、いずれ時代に取り残されてしまう、そんな危機感を持っています。これからはBtoB・BtoCにかかわらず、自分たちで課題を見いだし、解決策を考え、それを発信していくことが必要なのではないかと。

今井:そこで、社会の中に課題を見いだし、創意工夫と横のつながりを通じて解決を図ろうとしている企業と共に、ビジネスを創っていきたいと考えたのです。私たちには、これまで培ってきた世界トップクラスの技術とネットワークがあると自負しています。お互いの強みを持ちよれば、きっと“みらい”社会の課題解決はできると考えています。

私たち自身も変化を遂げたい

――「2030年ビジョン」はどのようなプロセスで描かれていったのですか。

今井:これからのフジクラを考えた時に、「2030年」を見据えたビジョンを描こうということで、経営陣主導で2014年5月につなぐみらい戦略室が発足しました。それから私は、社外に目を向けて、いわゆる“放浪”をしていたんですけれども(笑)、要は、いろいろなスタートアップの方に、国内外問わず会いに行ったり、イベントに参加したりしていたんですね。そこで、オープンにつながっていくアントレプレナーの方々を目の当たりにして、そのエコシステムの中に私たちも入って行きたいという思いを強くしました。それが、2030年ビジョンにも大きく反映されています。
そのためには、私たち自身が内部から変わっていく必要もありました。そこで、社内で有志を募ってワークショップを開き、現状の課題認識と、フジクラとして目指すべき解決の方向性を議論しながら、2030年ビジョンを整理していきました。

平船:その一方で、私は新規事業推進センターのビジネスイノべーション室で実際に新規事業を推進していました。また社内でワーキンググループをつくって、新規事業を創出するために何が必要かというところを模索していました。そこで、新しいことへのチャレンジを尊ぶ風土も必要という結論に至ったんですね。そのためにも、組織に外からの新しい風を吹き込んで、多様な考え方に触れることが有効だと考えたのです。
そういう私たちの活動と、今井を中心に進めてきた活動が今回結びついて、2017年4月から「つなぐみらいイノベーション推進室」として、より社内の体制を強化し社外の様々な方々と共に社会課題解決をしていく土台を整えました。

フジクラが見据える“つなぐ”みらい

――「2030年ビジョン」とは具体的にどのようなものなのでしょうか。

今井:私たちの、2030年時点でのあるべき姿として、「フジクラグループは、“つなぐ”ソリューションの提供により、快適で持続可能な“みらい”社会の課題を解決し、継続的に企業価値を高めている」ということを、ビジョンとして定義しました。
具体的には、「Advanced Communication」「Energy & Industry」「Life-Assistance」「Vehicle」という、当社がもともと持っているリソースに関連性の高い4つの市場分野を想定しています。そして、これらの市場分野において、様々な企業・組織の皆さんとの協業を通じて、新たな事業を創出していきたいと考えています。
また、新規事業推進センター内にシリコンバレーオフィスを設置しまして、私はそこの所長に就任しました。テクノロジー、マーケット、スタートアップ企業の情報収集を、日本に限らずグローバルな視点で行い、協業の検討から事業構想を進めていきます。

――なぜ「2030年」というタイミングだったのでしょう。

平船:2030年は、遠いようで近いです。結構先かと思うと、よくよく考えてみたらあと10年ちょっとしかない。「2030年ビジョン」では、現状からの積み上げだけでは決して到達できない未来が描かれています。でも、2030年のタイミングで何かを大きく花開かせるには今すぐにでも着手しなければならないという、現実味のある活動をする上で絶妙なマイルストーンの設定だと思います。
新しい事業は、考えたことがすべて形になって上手くいくわけではないでしょう。でも、そういう中で、“みらい”の社会課題を見据えて、一緒に解決の可能性を探っていける、そういうパートナーに出会えたらと考えています。