神戸市では、神戸経済の持続的成長を目指すため、社会にイノベーションを起こし得るスタートアップ(成長型起業家)の集積・育成を支援する取り組みを進めている。その一環で、神戸市と米国のシード投資ファンド「500 Startups」(ファイブハンドレッド スタートアップス)が連携した「500 KOBE ACCELERATOR」(ファイブハンドレッド神戸アクセラレーター)というアクセラレータープログラムを開始。去る10月24日、同プログラムへの参加チームを発表した。


「500 KOBE ACCELERATOR」の特徴

「500 KOBE ACCELERATOR」は2016年にスタートし、過去3年間で56チームを輩出、約90億円の資金調達を達成するなど、着実に成果を重ねてきたプログラムだ。4回目となる今回は、神戸医療産業都市との相乗効果が期待できる「デジタル×ヘルスケア=ヘルステック」領域のスタートアップを中心に募集を行った。

プログラムには、174チーム(国内58チーム、海外116チーム)から応募があり、その中から18チームが採択された。海外からは、東南アジア38チーム、インド37チーム、北米13チーム、東アジア11チーム、オセアニア7チーム、ヨーロッパ6チーム、アフリカ3チーム、南米1チームからの応募があり、総応募数のうち3分の2を海外が占める結果となった。


参加決定チーム一覧

<ヘルステック領域>

■株式会社HERBIO (お臍で測る深部体温ウェアラブルデバイスと女性の健康管理を行うツールを提供/日本)

■株式会社キママニ (うつ病患者向けのデジタルセラピーアプリを提供/日本)

■株式会社Splink (脳科学とAIを融合した技術開発を通じて、アルツハイマー病を始めとした変性脳疾患の早期診断支援を行い、適切な予防及び診療の実現を目指す/日本)

■株式会社シャンティ (医療介護現場の人材不足と高齢者や患者への快適な暮らしをロボットたちと共に支える/日本)

■エピストラ株式会社 (生命科学実験プロトコルの自動最適化サービスを提供/日本)

■HoloAsh, Inc. (自社開発の「AIフレンド」がいつでもどこでも行うメンタルヘルスサポートを提供/アメリカ・日本)

■I Online Doctor Inc (医師へのオンライン相談サービスのマーケットプレイスと安全性の高いビデオチャットツールを提供/インド)

■Leucine (FDA規制の製造工場において、規制に準拠した効率的な方法で医薬品を製造できるソフトウェアを提供/インド)

■NephTech (血管狭窄(閉塞)の診断システムにより閉塞の重症度を特定し、未然に透析センターへ行くよう勧めるなど して重症化を防ぐツールを提供/シンガポール)

■Stash (健康保険会社および医師向けに、クレーム分析によるマーケットデータを提供/シンガポール)

■WeavAir (病院および医療施設の室内空気質を改善し、エネルギーを節約、空調および浄化システムの運用を合理化する世界初のデバイスを提供/カナダ)


<ヘルステック以外の領域>

■ケイスリー株式会社 (公衆衛生に関する公的通知を自動化するクラウドサービス「BetterMe」を提供/日本)

■Native English Institute (AIとネイティブスピーカーによる企業向け英語学習サービスを提供/アメリカ・日本)

■株式会社プラットイン (運送業界のドライバー不足を解決するためのサービスを提供/日本)

■QueQ (高温多湿の天候下で長い列に並ぶことを避けるため、携帯電話を使って事前に整理券を取得できるアプリを提供/タイ・日本)

■WTF - Where's The Food (レストランやカフェなどで、ウェイターを呼ばずに自分の携帯電話端末から商品を注文できるサービスを提供/インド)

■Mobiversa (モノやサービスを販売する人が、簡単にキャッシュレス支払いを導入できるツールを提供/マレーシア・インドネシア)

■Pokeguide (ARやVRを活用し、旅行者に役立つナビゲーションサービスを提供/台湾)

※参加チームの一覧詳細についてはコチラ


今後のスケジュール

参加チームは、11月4日から6週間、デザイン・クリエイティブセンター神戸 KIITOにおいて、自らのビジネスを磨き上げる。ブラッシュアップを経て、12月16日に開催される成果発表会(デモデイ)の場で投資家たちにお披露目する予定だ。神戸市は引き続き、多くの企業が神戸を通じて成長し、世界で活躍するよう、スタートアップ支援に取り組んでいくという。


※関連リンク:プレスリリース

(eiicon編集部)