独立系ベンチャーキャピタルのOne Capitalが1号ファンドを設立

One Capital株式会社は、新たに約50億円の同社1号ファンドとなる「One Capital 1号投資事業有限責任組合」を組成し、投資活動を開始した。

▲左：代表取締役CEO, General Partner 浅田 慎二(あさだ・しんじ)氏、右：取締役COO, General Partner 坂倉 亘(さかくら・わたる)氏

One Capital株式会社について

One Capital株式会社は、10年以上のスタートアップ投資及び投資先支援の実績を持つ代表取締役CEOである浅田慎二氏と、戦略コンサルタントとして約20年に亘り大企業のデジタル変革の支援実績を持つ同社取締役COOの坂倉 亘氏が、2020年4月に設立した。両氏は慶應義塾湘南藤沢高等部時代にバスケットボール部のチームメイト（先輩・後輩）であり、その後ビジネス上でも長く良好な関係にあったという。

社名の「One Capital」には、全ての挑戦は一人の勇気ある起業家・事業家による第一歩によって始まり、その起業家・事業家の最初の伴走者になるという思いを込めているという。

One Capital 1号ファンドの概要

■名称：One Capital 1号投資事業有限責任組合

■投資対象：Future of workを実現するEnterprise softwareスタートアップ企業

■ファンド総額：約50億円 (最大100億円まで増額可能性あり）

■運用期間：2020年5月より10年間 (最大2年の延長可能性あり)

■投資ステージ：アーリーステージを中心

One Capital 1号ファンドへの主な出資者(有限責任組合）

機関投資/金融機関：株式会社みずほ銀行、株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ(株式会社ふくおかフィナンシャルグループ100%)、YJキャピタル株式会社

事業会社：エーザイ株式会社、Sansan株式会社、日本アジアグループ株式会社

海外投資家：People Fund、Harris Family Foundation、Darhan Investment Corporation(Darwin Venture ManagementのGP Simon Fang氏の投資会社）

株式会社みずほ銀行 執行役員 イノベーション企業支援部長 大櫃 直人(おおひつ・なおと)氏コメント

One Capital様の1号ファンドへ参画でき大変嬉しく感じます。SaaS企業はこれからの日本のデジタル化に必須なソリューションと考えております。この領域の第一人者でありストイックにハンズオン支援のできる浅田様と連携し、国内のSaaS企業の活性化に貢献したいと思い、今回投資させていただきました。One Capital様とSaaS企業の益々のご発展を祈念しています。

エーザイ株式会社 代表執行役COO 岡田 安史(おかだ・やすし)氏コメント

企業にとって、古いプロトコルを壊し、独力でデジタルの時代に適応させていくことは容易ではありません。　One Capitalは、ベンチャーキャピタルとして企業革新を共に歩む新しい存在です。彼らが持つ先端的なノウハウと広範なネットワークを駆使し、新しい時代に向け、会社とビジネスを更新し、エーザイの戦略を加速していきます。

投資戦略

■投資領域

Future of Work領域を中心に、新産業の創造や社会課題の解決に取り組むスタートアップを幅広く支援

■ポートフォリオ

投資額の70%を、大きな投資倍率を目指すアーリーステージ投資に充当

マイルストーン投資により有望案件への投資比率をアップ

企業概要

会社名：One Capital株式会社 （One Capital, Inc.）

事業内容：アーリーステージのEnterprise Software企業を対象としたVCファンドの運用。事業会社へのInnovation as a Service (アドバイザリー/プラットフォーム) サービスを提供

※関連リンク：プレスリリース