DMM.make AKIBA | 和歌山県、宇部市、川崎市、富田林市、浜松市、墨田区と地方創生を目的としたエリアパートナーを締結
合同会社DMM.comが運営する、モノづくり施設を中心とした事業課題解決型プラットフォーム「DMM.make AKIBA」は、地方創生を目的に和歌山県、宇部市（山口県）、川崎市（神奈川県）、富田林市（大阪府）、浜松市（静岡県）、墨田区（東京都）とエリアパートナーを締結した。
▲上写真：左上から和歌山県、宇部市、川崎市、富田林市、浜松市、墨田区（※締結順）
DMM.make AKIBA 「エリアパートナー」制度とは
「エリアパートナー」制度は、DMM.make AKIBAが地方創生事業の一環として2019年より取り組んでいる、産業誘致やイノベーションに取り組む地方自治体向けの連携・支援制度。同制度を締結した自治体は、DMM.make AKIBAの施設を、職員及び該当地域の事業会社のサテライトオフィスとして利用できるほか、自治体担当者は各種交流イベントやビジネスイベントへの出席や登壇及びマッチング、イノベーションに関するレポートの受信を、全て無料で行うことが出来る。
DMMと地方創生事業
DMMは2019年より「DMM 地方創生」として地方創生事業に参入しており、「事業創出企業として地域に貢献する持続可能な事業を生み出す」をミッションに、地域ごとの課題に応じて、これまでに培ってきたノウハウ・専門人材・ネットワークを活用した事業企画を提供している。同事業はアニメなどのエンターテインメント・コンテンツ事業、英会話やプログラミングなどの教育事業、消防車両開発や3Dプリントなどのハードウェア事業など、DMMが展開している40以上の事業と各分野の専門チームが連携した社内横断組織で構成されている。
また、DMM.make AKIBAは、個人のクリエイターやスタートアップ、企業の新規事業開発や製品開発担当者、VCなどの投資機関が集う、日本最大級のモノづくり施設を中心としたプラットフォームである。2014年に開設し6年目を迎え、スタートアップ150社を含む600社、4,000名以上の会員によって、プロダクトの開発拠点やマッチング、課題解決コミュニティとして利用されてきた。その他、ハードウェアの開発用におよそ5億円を投資した機材と、技術やビジネス面でサポートするスタッフ、24時間利用可能な施設を備え、新たなモノづくりに挑戦する企業や個人をトータルで支援している。さらに、これまでには、地方での研修やワークショップの実施、教育機関のモノづくりに特化したコワーキングスペースの構築支援、プログラムの企画運営など多数の実績を有する。
同「エリアパートナー」制度は、地方創生事業の一環で、DMM.make AKIBAが培ってきたノウハを活かす取り組み。
DMMでは、今後もエリアパートナー締結を自治体と進め、各地域拠点での、モノづくりとビジネスを加速するイノベーション支援を行っていくという。
各自治体とのエリアパートナー締結について、各自治体よりコメント
●和歌山県
《和歌山県 企画部 企画政策局 情報政策課 担当者》
和歌山県は、2017年度から、全国に先駆けて「ワーケーション」を提唱し、推進してまいりました。また、さらに2019年度からは、県内全ての小中高で「プログラミング教育」を実施するなど、デジタル技術を活用したイノベーションの創出・環境整備に積極的に取り組んでまいりました。
この度、地方創生やイノベーション創出の観点から官民共同で様々な事業を展開されておられるDMM.make AKIBA様とエリアパートナーを締結することにより、ワーケーションによる関係人口の創出や地域課題の解決、「デジタル」×「ものづくり」がもたらす新たな変革の促進など、幅広く連携を進めてまいりたいと考えております。
●宇部市
《宇部市 総合戦略局ICT・地域イノベーション推進グループ 担当者》
宇部市は、2018年に起業・創業支援施設として、「うべ産業共創イノベーションセンター 志」（愛称、うべスタートアップ）を開設し、産学公金連携によるイノベーション創出に取り組んでいるところです。
これまで、ビジネスセミナーや異業種交流会を200回以上開催し、起業・創業に関する相談も600件以上あり、市全体では、事業化・創業実現件数も、延べ100件を超えています。最近では、コワーキングスペースの利用も増えており、5G基地局も設置され、新ビジネス創出の機運も高まっています。
今後は、エリアパートナーとして、DMM.make AKIBA様とのオンラインセミナーやイベント等を通して、起業家やクリエイター等との相互交流により、さらなるイノベーション創出に取り組んでまいります。
●川崎市
《川崎市 経済労働局イノベーション推進室 担当者》
川崎市は、インキュベーション施設である「かわさき新産業創造センター（KBIC）」や、ライフサイエンス分野の研究拠点である「殿町国際戦略拠点キングスカイフロント」などにおいて、テクノロジースタートアップへの支援を行っております。また、アクセラレーションプログラムである「Kawasaki Deep Tech Accelerator」においては、合同会社DMM.com様にサポーターとしてご参画をいただいております。DMM.make AKIBA様と今回連携することで、同施設利用者様に対する本市の伴走支援、ラボスペースの提供へつなげるとともに、本市スタートアップに対する同施設の試作支援へつなげる等の相互連携に取り組んでまいります。
●富田林市
《富田林市 市長公室都市魅力課 担当者》
富田林市は、2020年8月25日付けで合同会社DMM.com様と包括連携協定を締結いたしました。協定の内容は、「農業」「シティセールス」「観光」「創業支援・雇用促進」「子ども・教育」などの地方創生に資する幅広い分野での連携です。
その中でDMM.make AKIBA様とのエリアパートナー締結を通じて、DMM.make AKIBA様が培ったノウハウやテクノロジーを活用し、新たな産業や事業の創出、地域課題の解決をすることで、富田林市全体の地方創生及び地域活性化に取り組んでまいります。
●浜松市
《浜松市 産業部産業振興課 担当者》
浜松市は、本年7月に、愛知・名古屋地域とともに内閣府から「スタートアップ・エコシステム グローバル拠点都市」の指定を受けました。本市では、ベンチャー支援に従前より力を入れており、ファンドからの資金調達を促進する「ファンドサポート事業」や、実証実験の場として市内フィールドを提供し、費用の一部助成や協力団体との調整、様々な規制をクリアするためのアドバイスや支援を行う「実証実験サポート事業」などを展開しております。
この度、DMM.make AKIBA様とエリアパートナーを締結することにより、首都圏企業の本市への進出や、本市の強みであるものづくりを基盤とする企業等との連携による新たなビジネス・サービスの創出につなげてまいりたいと考えております。
●墨田区
《墨田区 産業観光部産業振興課 担当者》
墨田区は、江戸時代からものづくりのまちとして発展し、現在も金属加工やゴム、プラスチック、印刷、皮革、繊維など、多種多様な業種が集積しています。特に近年は、区内でのスタートアップ支援の機運が高まっており、
本区としても「サブス区」など、新たな仕掛けを展開しています。
この度DMM.make AKIBA様と連携することで、地域を越えた新たなつながりを生み、区内中小企業の技術とスタートアップやクリエイターなどが持つアイデアとのマッチングを加速させ、社会課題の解決に貢献していきたいと考えています。
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