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東急リゾーツ&ステイ×AIベンチャー「トライエッティング」 | 複雑なシフト作成を自動化する実証実験を開始

東急リゾーツ&ステイ×AIベンチャー「トライエッティング」 | 複雑なシフト作成を自動化する実証実験を開始

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東急不動産グループの東急リゾーツ&ステイ株式会社と、名古屋大学発AIベンチャーの株式会社トライエッティングは、ホテルやリゾート施設において、AI最適化技術を活用したシフト自動作成に関する共同実証実験を開始した。スタッフのスキルレベルに合わせた人材配置や法律の諸条件、さらに急なシフト変更への対応といった様々な制約条件がある複雑なシフトにおいて、AIによる最適化を実現する。実証実験の結果をもとに、東急不動産グループ内での導入、およびグループ以外への販売を目指すという。

実証実験を行う背景

内閣府が実施した「中小企業・サービス業等の生産性向上の取組に係る調査報告書 」では、生産性向上の取組のうち、効果が高いと実感している取組は「従業員のシフトの調整を行う、人員を適正に配置する 」が44.1%と最も効果が高く、課題が顕在化している。

東急リゾーツ&ステイは、ホテル、ゴルフ場、スキー場、別荘地など、全国100を超える施設運営を手がける総合運営会社で、運営施設の利用者数は年間400万人(2019年度)を超え、リゾート業40年の実績とノウハウを持っている。従業員数は約2,700名にのぼり、加えてアルバイトやパートなど多くのスタッフがサービスに従事している。

運営施設には宿泊、レストラン、清掃など1施設に複数セクションがあり、スタッフのスキル(能力)や希望シフト、夜勤、法定労働時間、繁忙・閑散を考慮したシフト作成にかかる時間は月10時間以上費やしている。また、スタッフの急な欠勤などによるシフトの修正も発生しており、現場ではシフト作成が相当の負担になっている。

そこで、大手リゾートホテルへの自動シフト作成の導入実績があり、「組合せ最適化」のアルゴリズムとノウハウを有するトライエッティングをパートナーとして、東急不動産グループが持つ様々な事業領域へのDX適用の可能性を探るべく、課題が顕在化しているシフト作成の自動化から取り組むことにしたという。

実証実験の内容

本実証実験では、トライエッティングの「組合せ最適化」を用いたアルゴリズムと、東急リゾーツ&ステイの長年に渡る運営ノウハウを掛け合わせることで、東急リゾーツ&ステイのシフト作成業務・適正配置の自動化に関する有効性検証を目的とする。トライエッティングは「組合せ最適化」技術に知見を有するAI-PaaSの立場から、東急不動産グループの幅広い事業領域への技術適用機会を活用し、技術開発と価値提供機会のさらなる拡大を目指すという。

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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