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フードテックベンチャーのグリーンカルチャーが亀田製菓、オイシックス・ラ・大地、UMIから2.5億円調達し植物肉「Green Meat™️」の事業展開加速へ

フードテックベンチャーのグリーンカルチャーが亀田製菓、オイシックス・ラ・大地、UMIから2.5億円調達し植物肉「Green Meat™️」の事業展開加速へ

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「健康と地球とずっと。」を掲げるフードテック企業、グリーンカルチャー株式会社は、ユニバーサル マテリアルズ インキュベーター株式会社(UMI)をリードインベスターとして、亀田製菓株式会社、オイシックス・ラ・大地株式会社の計3社を引受先とする第三者割当増資により、総額2.5億円の資金調達(以下、同調達)を完了した。なお同調達にあわせて、オイシックス・ラ・大地株式会社の子会社であるFuture Food Fund株式会社も既存株主からの譲受により、同社の新規株主となったことを発表した。

資金調達の背景

現在、世界規模で食肉消費量が増加傾向にある中、畜産による温室効果ガスの排出等による環境負荷の増加、動物性たんぱく質の過剰摂取による健康被害、またウイルス感染症の拡大等の問題が指摘されており、フードテックによる解決が期待されている。

同社は、プラントベース製品の通信販売専門店として2011年に創業して以来、事業運営の中でプラントベース食品開発のノウハウを蓄積してきた。それを活かして開発した植物肉「Green Meat™️」は、高度な生成技術や繊細な調味を強みとしている。同社製品は、2020年10月に東京ビッグサイトにて開催された食品展示会「ウェルネスライフジャパン2020」にて試食者の95%の方に「おいしい」と評価されたという。

同調達はこの「Green Meat™️」を国内外へ、より一層普及させていくための事業基盤確立を目的として実施した。今後、同調達資金により、営業人員の採用拡大・開発体制の強化・広告宣伝・ITシステムの整備等を行っていくという。

今後も「Green Meat™️」の開発・製造・販売を強力に推進していくことで、「畜肉よりおいしくて健康的」な植物肉を顧客の食卓へ届け、サスティナブルな未来を創造していくという。

引受先

・亀田製菓株式会社

・オイシックス・ラ・大地株式会社

・ユニバーサル マテリアルズ インキュベーター株式会社

同調達に関連して、亀田製菓株式会社、オイシックス・ラ・大地株式会社とは資本業務提携を締結しており、製造から販売まで事業全般でのシナジーを見込んでいるという。なお、これは同社初の資本業務提携となる。

新規株主からのコメント

・亀田製菓株式会社

「米菓で培った技を活かし、肉よりも美味しく、豊富な栄養素で健康に良い素材で新しい食を提案していく」というビジョンを、金田社長始め、熱意あふれるグリーンカルチャー社のみなさんと一緒に実現していきたいと思います。亀田製菓グループは、グローバル・フード・カンパニーを目指して、“あられ、おせんべいの製菓業”から“Better For You の食品業”への進化を図っています。“Better For You食品”(素材本来の栄養素で、カラダの中から健康にする)という、美味しく健康価値ある商品を提供するビジョンの中で、2019年に亀田製菓グループに加わったマイセン社(福井県)と共に、日本ではまだ初期の段階にあるプラントベースドフード(PBF)市場を、一緒に創出し拡大していくことを楽しみにしています。

・オイシックス・ラ・大地株式会社

「サステナブルリテール」を戦略の一つとして掲げる当社として、グリーンカルチャー社が有する人類共通の課題に対する強い課題意識とその取り組みについて共に歩ませていただきたいと考え資本業務提携を締結させていただくことといたしました。特に、当社が有する「お客様に良質な商品をお届けする」という事に関連した知見を活用しながら両社による協業を加速し、植物肉という次世代の食を通じてより多くのお客様に、自身にも地球にも優しい食生活のご提案をさせて頂くことができればと考えております。

・ユニバーサル マテリアルズ インキュベーター株式会社

いち早く植物肉の可能性に着目し、日本での普及に長年取り組まれてきた金田社長の情熱に感銘を受け、一緒に植物肉を普及させる仲間になりたいと感じ出資させて頂きました。グリーンカルチャー社は、植物肉原料の物理化学特性をデータベース蓄積することで、畜産肉と同等以上に美味しい植物肉をタイムリーに製品化することが可能です。人々の食生活に根付き、植物肉といえば「Green Meat™️」と無意識に連想される日が来ることを心待ちにしております。

 ・Future Food Fund 株式会社

グリーンカルチャーのプラントベース代替肉を試食しましたが、その食感と味は、大変良いバランスが取れており、市場での優位性を感じました。今後、当ファンドのサポートのもとで、グリーンカルチャーのブランドを強化し、彼らが成長していくための支援を行っていきたいと思っています。 金田社長とグリーンカルチャーのチームが、日本の代替肉分野で活躍していくことを期待しております。

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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