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【JAPAN OPEN INNOVATION FESイベントレポート(7)】 スタートアップ9社によるピッチの模様をレポート!

【JAPAN OPEN INNOVATION FESイベントレポート(7)】 スタートアップ9社によるピッチの模様をレポート!

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国内最大級のオープンイノベーションの祭典、eiicon主催の「JAPAN OPEN INNOVATION FES」(JOIF)が10月13日に開催された。日本リージャスが運営するコワーキングスペース「SPACES」(東京都大手町)を舞台に、訪れた新規事業の担当者やスタートアップのスタッフたちがおよそ300名来場。オープンイノベーションの手法や事例、可能性に理解を深めた。

これまでに、JOIFイベントレポートの第1弾〜第6弾を配信。講演やトークセッションの模様をレポートした。

そして本日掲載するJOIFイベントレポートの第7弾では、スタートアップ9社によるピッチの模様を紹介。【2020年VISION 〜自社が戦う理由/存在する上での命題とは?〜】と題し、各社の代表者が、多くのイベント参加者に向けて熱弁をふるった。なお、ピッチのモデレーターは、三井不動産のベンチャー共創事業である「31VENTURES」光村圭一郎氏が務めた。

株式会社フーモア

https://eiicon.net/companies/55

▲代表取締役 芝辻 幹也

当社はマンガの制作会社です。社内にプラットフォームを持っており、厳選されたクリエーターが所属しています。お客様から制作の依頼があったら、その都度、チームを組み漫画を作っています。具体的には、ゲーム向けのイラストや配信漫画の原作です。企業からの依頼でプロモーションの漫画を手がけることが増えています。

最近では、エンタメとコミュニケーションを掛け合わせた、エンタメケーションを始めています。聞いたことのある人はいないと思いますが、これは私が作った造語。コミュニケーションは難しいので、互いの理解の壁を埋めるためにエンタメを使うという発想です。銀行や保険会社と連携が進み、実際に制作物も手がけています。最終的にはIT領域と掛け合わせたいと考えています。

ストックマーク株式会社

https://eiicon.net/companies/918

▲代表取締役CEO 林 達        

当社はAIの中でもテキストマイニングを手がけています。情報は溢れていますが、多すぎて使えていないというのが実情で、この課題を解決したいと考えています。ホワイトカラーの仕事の20%は情報収集だと言われていますが、それを便利にしてくれるツールはないのです。特にチームで業務を行っている場合、別々に情報を集め、共有できていないということが少なくありません。

当社が提供しているサービスは、利用者の本当に必要としている情報をAIで分析し提供するというものです。チームのメンバーに強制的に読ませるツールもあります。読んだふりをしていないかも判断できるようになっており、管理者とメンバーとの格差をなくしています。現在、無料トライアルとして約300社に利用していただいています。

株式会社コンシェルジュ

https://eiicon.net/companies/163

▲代表取締役 太田 匠吾

当社はチャットボットを活用したスタートアップです。近年、電話番号のわからない着信は無視する、メールは使わない、という人が増えています。一方で、チャットを使って通信する人が増えているというデータがあります。この結果、マーケティングの仕方が変わり、当社ではAI×チャット=AIチャットボットという領域を手がけているのです。

従来のマス広告とは違って、情報の受け渡しが双方向になっており、将来的にはパーソナルな行動特性に合わせ情報が送られてくるという未来が実現可能と言えます。当社はそこを目指しており、自然言語処理とチャットの履歴、フレームワークから特性を抽出しようと試みています。この点が他のチャットボットベンチャーと大きく異なる点です。

株式会社YEAAH

https://eiicon.net/companies/253

▲代表取締役 森 圭司

ちょっと壮大な話をしますが、良い人生とは何かを考えた時、私たちは死ぬ瞬間にこれまで良かったと思える人生、良い思い出が蘇ってくる人生がいいと捉えています。人生の中で思い出に残る体験を「Yeaah」と定義づけています。例えば、旅行は人生を変えるYeaah体験の宝庫ですが、地図アプリばかり眺めてしまうということが起こりがちです。

そこで私たちは、目的地を指し示すだけの非常にシンプルな地図アプリ(デバイス)を開発しました。マップを見て歩くのではなく、風景を楽しんでほしいのです。デバイスには情報や機能を詰め込むことなく、敢えて余分なものを省いています。そうすることで、これまで気付かなかったものに気づいてほしいという思いを込め、開発しました。

株式会社COMPASS

https://eiicon.net/companies/1202

当社は学習効果を圧倒的に最適化することをミッションにしています。学習塾向けに人工知能型の教材「Qubenaキュビナ」を開発しています。実は当社は小中学生の学習塾からスタートしており、本来は子どもたちに未来に通用する力つけてほしいとの思いがありました。しかし、現状、子どもたちには想像以上に時間がなく、まずは基礎学力を上げなければならないということで、キュビナを開発したのです。

このキュビナにはコンパスエンジンと銘打ったエンジンが入っており、学習者一人ひとりのつまずきなどを分析し、最適な学習法を提供しています。現在はこれを使った企業連携を図っており、資格取得や研修などの話が少しずつ進んでいる状況です。

hachidori株式会社

https://eiicon.net/companies/1836

▲代表取締役 伴 貴史

当社は「すべての人に価値ある仕事を」をミッションに掲げる、チャットボットの会社です。現在、日本は人口が減っており、これに伴い国際競争力は弱まっています。これに対し、当社は人口が減っても労働力を維持することを目指しているのです。

現状、当社はチャットボットを手がけており、多くの企業にご利用いただいていますが、これだけではコーポレーションミッションを達成できません。そこで、チャットボットと何かを掛け合わせ、新たな事業価値を創造することを試みています。これまでの成果としてLINEと提携し、資料請求や各種告知などで活用が進んでいます。このほか、教育機関、自治体、飲食店などとの協業も視野に入れ、活動を行っています。

株式会社コーデセブン

https://eiicon.net/companies/33

▲CEO / Co-founder 河合 成樹

当社は防犯サービス「Moly(モリー)」を手がけています。現在、世の中は安全なのかという視点で見てみると、実は検挙率は3割しかないのです。犯罪は、衝動と状況で生まれると考えています。衝動はなかなかなくすことはできませんが、危険に陥る状況は回避できるはずで、そこにモリーの価値が存在するのです。

今のところ、近隣の事件の状況を知らせ、防犯ベルの役割を果たしています。事件の情報は警察や自治体からのほか、SNSなどからも取得しており、今後はこの圧倒的な情報量を活かして新たなビジネスモデルを構築したいと考えています。具体的には、スマートホームや教育機関などと連携が進んでいます。このほか、現状では想像できないところと提携し、安全な街を創り上げたいと思います。

株式会社シナモン

https://eiicon.net/companies/1352

▲CEO 平野 未来 

当社はAIを扱うスタートアップでホワイトカラーの生産性を上げることを目指しています。具体的には書類の読み取りのAIを提供しています。差別化のポイントとしては、99.6%正確に読み取れることと、フォーマットの決まっていない文書を読み解ける点です。

例えば、ある人材紹介会社では、個人で書き方の異なる職務経歴書を会社のフォーマットに合わせてスタッフが書き直していました。この作業をAIが代行することにより、大幅に労働時間を削減できました。手書きも読み取ることができるので、運送や生損保など、紙の書類を大量に扱う企業で導入が進んでいます。当社はベトナムに拠点を持ち、毎年多くのエンジニアを採用しています。この利点を活かし、今後、新たなビジネスモデルを創造したいと思っています。

株式会社POL

https://eiicon.net/companies/1797

▲代表取締役CEO 加茂 倫明

当社は大学発のベンチャーです。日本のアカデミアにはヒト・モノ・カネの課題が多くあります。この課題を解決できれば、科学の発展に寄与できるはずです。そこで私はまず人の課題を解決しようと試み、「LAB base(ラボベース)」という就職支援サービスを作りました。理系の学生の多くは推薦やOBの紹介で就職が決まっています。つまり、就職マーケットに出ていないのです。

ラボベースには現在までに、旧帝大などの院生が多く登録されており、企業は研究内容やスキルを検索し、スカウトやPRを行うことができます。当社には独自のルートがあり、学生の登録数は伸びています。まずは人材領域で基盤を作り、将来的には研究関連の市場をテクノロジーを使い、アカデミアの多様な課題を解決することを目指します。

(構成:眞田幸剛、取材・文:中谷藤士、撮影:加藤武俊)

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