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メディカルコミュニケーションカンパニーの「ネクイノ」×南海電鉄グループ | 「トレルナプロジェクト」の実証実験を開始

メディカルコミュニケーションカンパニーの「ネクイノ」×南海電鉄グループ | 「トレルナプロジェクト」の実証実験を開始

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オンラインのピル処方サービス「スマルナ」を展開する株式会社ネクイノは、ナプキンがトイレに常備されていないことを社会課題と捉え、トイレ空間の再定義を行う「トレルナプロジェクト」を、これまでに全国15箇所で9団体の共創パートナーとともに実施してきた。

この度、共創パートナーである、南海電気鉄道株式会社とともに、南海電鉄本社はじめ、同グループ会社である南海ビルサービス株式会社が運営管理する、大阪府立臨海スポーツセンター、南海浪切ホール(岸和田市立浪切ホール)の計3施設での実証実験を開始する。

今回の実証実験では、これまでに利用者より回答を得たアンケートをもとに、同グループ施設での適切な設置場所を検討したこと、さらに、南海電鉄本社オフィスへの設置に伴い、働く女性のQOL向上を目的とした、トレルナプロジェクトによる新たな実証実験となる。

実証実験の開始背景

2022年5月より、南海電鉄、泉北高速鉄道を協賛パートナーに迎え、トレルナプロジェクト初となる鉄道会社での実証実験を実施した。利用者のアンケートでは、「急な生理の時に活用できてありがたかった」「ストックがなかった時に助かった」「他人にも(生理であることが)わからないので、とても良いサービス」といった意見を得ることができたという。

“生理用ナプキンがトイレで受け取れる新しい当たり前”の社会実装に向け 「この一枚をあたりまえに」を合言葉に活動するトレルナが目指す社会に、一歩前進したと実感できた実証実験となったそうだ。

この結果から、南海グループとの第二回目となる実証実験を開始する運びとなり、さらに、アンケート結果をもとに利用者属性等を鑑み、南海グループが保有する数ある施設の中から、大阪府立臨海スポーツセンター、南海浪切ホールへの設置が決定した。

今後は、生理の課題に向き合うトレルナプロジェクトを通し、広く女性の健康に関する課題に向き合うべく、婦人科領域に特化したネクイノのアセットを活用し、包括的性教育や女性活躍を推進する取り組みなど、多角的な健康支援を行っていく考えだ。

南海電鉄本社 社長室ブランド統括部 渡辺幸代氏のコメント

南海グループでは、沿線エリアを中心に、さまざまなステークホルダーと共創・協働し、「暮らす・働く・訪れる」価値を高める取組みを推進している。このたび、働く、スポーツする、文化を楽しむなどのシーンで、女性が‘なんかいいね’と感じて活躍しやすい環境を提供することを目指して実証実験を行うそうだ。

<設置概要>

・設置期間:2022年10月1日(土)~  約3ヶ月

・設置台数:計4台

・設置場所:

南海電鉄本社(7階・9階トイレ)

大阪府立臨海スポーツセンター(スケートリンク女性用トイレ)

南海浪切ホール(1階女性用トイレ)

「トレルナプロジェクト」とは

ネクイノはこれまで、オンラインピル処方サービス「スマルナ」を筆頭に、メディカル・コミュニケーションカンパニーとして、健康に関する多くの女性の声に耳を傾け、さまざまな課題に取り組んできた。中でも、「生理」や「生理用ナプキン」に関する課題は、元来から多くの女性の悩みの一つ。ネクイノとしてはこれまで教育機関と連携し、自由に生理用品を使える環境と気軽に相談できる機会の提供を行ってきたが、より大きな社会の変革として公共の場にいつ生理になっても安心できる環境を提供したいと考え、生理用ナプキンがトイレで受け取れる新しい当たり前をつくるべく、「トレルナプロジェクト」の立ち上げに至ったそうだ。

「トレルナプロジェクト」では、現在ネクイノが検証している生理用ナプキンが受け取れるデバイス「toreluna」を、本プロジェクトに共感してもらえた企業・施設と共創パートナーシップを構築し、数カ月にわたって実証実験を行う。実証実験では、生理に向き合う当事者やトイレの所有者など、各種ステークホルダーのニーズを抽出することで、多角的な検証ができると考えている。本プロジェクトの推進により、「生理用ナプキン」が持つ課題解決の一手を担えることを期待しているという。


検証するサービスモデル「toreluna」について

「トイレットペーパー同様、生理用ナプキンについてもさまざまな施設で無償提供できるようにしたい」そんな想いから生まれたサービスだ。「toreluna」では、スマホアプリ(ベータ版)とトイレ内のディスペンサーが連動することで、ナプキンが無料で受け取れる。「toreluna」が設置されているトイレ個室に入るとデジタルサイネージに一定時間のお知らせ映像が表示され、持続的にサービスを提供できる仕組みとなる予定だ。利用者が「有効な情報を受け取る」ことができる広告モデルを基盤としながら、事業拡張に取り組んでいく考え。

▼ナプキンを1枚受け取るとアプリ上で2時間ロックがかかる。1カ月に受け取れるナプキンの枚数は7枚が上限。


関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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