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ボールドライト×宮城県 | AIカメラを用い、デジタルマップ上で混雑状況と交通状況の表示を実現

ボールドライト×宮城県 | AIカメラを用い、デジタルマップ上で混雑状況と交通状況の表示を実現

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ボールドライト株式会社が開発する観光DXプラットフォーム「プラチナマップ」が、宮城県が県内観光地における混雑緩和と周遊促進を目的に開発したデジタルマップ「ミヤギタビマップ」に導入され、2022年10月27日(木)より公開された。ボールドライトは今回のデジタルマップ開発にあたり、プラチナマップ初のAIカメラとセンサー連携による混雑状況と交通速度を表示可能にし、様々な観光スポット、駐車場、道路のリアルタイムの混雑情報の一元化表示と観光情報の同時配信を実現した。

行楽シーズンの渋滞や混雑をデジタルマップで回避

宮城県内では人気観光地周辺が駐車待ちの車で渋滞するなど、特定の場所に観光客が集中するため混雑が発生していた。混雑を事前に避け、観光地での滞在や周遊に、より時間を使えるようにするため、県は観光DXプラットフォーム「プラチナマップ」を導入し、駐車場や観光スポットのリアルタイムの混雑状況と観光情報を確認できるデジタルマップ「ミヤギタビマップ」の提供を開始したそうだ。


デジタルマップで観光エリア全体を俯瞰し、各施設の混雑状況と観光情報を同時に確認可能にすることで、近隣施設への周遊を促し、観光消費額や観光客のリピート率向上を目標にしている。

AIカメラ、センサー、アプリ等の活用であらゆる観光地の混雑状況を可視化

混雑状況の可視化にはAIカメラ、センサー、アプリなど様々な方法があるが、設置場所の特徴に応じて異なるシステムを導入し、それをユーザーに向けて同じ画面上で可視化して提供することが難しいという課題があった。

プラチナマップは以前から各施設のスタッフの操作で混雑情報を配信できる専用アプリ「プラチナマップコネクト」を提供していたが、今回無人施設や屋外施設にも対応可能範囲を拡大させるため、複数のAIカメラやセンサーと新たに連携した。これにより、屋外駐車場、景勝地、観光施設、飲食店など設置場所の違いを気にせず、最適なシステムの導入とデジタルマップ上での混雑状況の可視化を実現した。 


プラチナマップは複数のシステムから取得した各施設の混雑情報を「空きあり」「やや混雑」「混雑」「大混雑」「満車」「営業時間外」のいずれかに置き換え、デジタルマップ「ミヤギタビマップ」にリアルタイムに反映する。

観光施設のリアルタイム映像の配信とプライバシー保護を両立

混雑状況の配信に加えて、AIカメラを設置した観光施設では、今どれくらい人がいるかを直感的に分かるようにするため、撮影した映像をリアルタイムで配信する。この際プライバシーに配慮し、AIカメラに映った人はリアルタイムに青いマスキングをして映像配信する。


混雑回避のため、交通状況と周遊バスの現在地もリアルタイム表示

事前の混雑回避を促すため、各観光施設の混雑状況だけでなく、交通状況の表示も新たに連携した。道路の色で「空いている」か「渋滞」の可能性が高いことがわかる。目的地と目的地に向かう道の渋滞状況が同じマップ上で分かるため、空いている道を通って、混雑していない観光地に行く判断が容易になる。

さらに、車以外の利用促進による渋滞緩和も目指し、プラチナマップのモビリティトラッキング機能を活用して、観光地の周遊バスの現在地や時刻表もマップ上に可視化した。自分の現在地、バスの現在地、観光情報、混雑状況をすべて同じマップ上で確認できるため、スムーズな周遊が可能になる。


プラチナマップ「サブカテゴリー」新機能を提供開始

プラチナマップは従来のカテゴリー機能にサブカテゴリー機能を追加開発し、観光情報をさらに探しやすくしたそうだ。サブカテゴリー機能はカテゴリーを細分化できる機能だ。たとえばグルメのカテゴリーの下に「ランチ」「カフェ」「スイーツ」「ディナー」など、特定のカテゴリーに紐づくサブカテゴリーを登録できる。

ミヤギタビマップではこれを活用し、「モデルコース」のカテゴリーの下にサブカテゴリー「松島縁結びコース」「奥松島パノラマコース」を登録し、見たいエリアだけを切り替え表示できるようにした。


観光DXプラットフォーム「プラチナマップ」について

「プラチナマップ」はDXベンチャーのボールドライト株式会社が開発した、観光DXプラットフォーム。オリジナルデジタルマップを簡単に構築でき、そのマップ上でスポット情報配信、モビリティトラッキング、スタンプラリー、クーポン、フロアマップ(グラフィックマップ)、混雑情報配信等の機構が統合されたプラットフォームだ。

観光コンテンツをマップ上に多角的な表現で可視化することで、回遊・観光消費の促進、滞在時間向上を実現している。さらに利用者の属性・行動・周遊データ等の分析結果をダッシュボードにて提供し、誰にとっても簡単な観光マーケティングを可能にしている。


関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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