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オイシックス・ラ・大地が運営する食領域特化型CVC「Future Food Fund」2号ファンドを組成

オイシックス・ラ・大地が運営する食領域特化型CVC「Future Food Fund」2号ファンドを組成

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食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地株式会社が運営する投資子会社Future Food Fund株式会社はフードイノベーション領域に特化したCVCファンド「Future Food Fund 2号投資事業有限責任組合」(以下FFF2号ファンド)を組成した。

FFF2号ファンドについて

FFF2号ファンドは2023年1月に組成し、2023年12月のクローズまでに総額70億円規模のファンドを目指している。同ファンドはオイシックス・ラ・大地、K4Ventures(関西電力グループ)、渡辺パイプを皮切りに3社のリミテッドパートナー(以下、LP)によりスタートする。

2020年に組成完了した1号ファンドより引き続き、国内外の食分野の様々なスタートアップを投資対象としている。投資先に対して、LPのプラットフォームや事業特性を最大限に活用し、継続的に幅広い実行支援を行うことでエコシステムを構築していき、スタートアップの持つ技術やサービスをより早く成長させていくことを目指している。

食領域の投資に対するトレンド

▲人型協働ロボット(写真提供:株式会社アールティ)

世界のフードテック分野への投資額は増加傾向にあり、2021年には世界全体で517億ドルを超えている。スタートアップ投資が盛んな米国では食分野に210億ドルの投資が行われている一方で、日本での投資額は5億ドルであり、これからの投資増加が見込まれる。(※1)

培養肉やプラントベースフードをはじめとした新たな食品の開発やキッチンテック、農業DXへの投資を呼び込むことで、食分野をさらなる成長産業としていくという。2021年のIPO実施社125社のうち新興市場への上場が111社(※2)と増加傾向にあり、今後もスタートアップの活躍が期待される。

(※1)AgFunder "2022 AgFunder AgriFoodTech Investment Report" , 2022 Asia-Pacific AgriFoodTech Investment Report"

(※2)KPMG IPOレポート

Future Food Fund1号投資事業有限責任組合の運営実績

▲ベースフード社商品

2019年に組成した「Future Food Fund1号投資事業」は、14社の事業会社から20億円の資金を調達し、計19社のスタートアップ(海外5社含む)に投資を実施。昨今では、その出資先の中からベースフードが投資から約3年という短期間で、2022年11月に東証グロース市場へ上場。その他にも、投資先企業とオイシックス・ラ・大地との商品開発や、LPとの新規販路開拓などを通じ、多くのシナジーを創出できた。数少ない食領域特化型ファンドとして、今後もイノベーションの創出に尽力していくという。

関連リンク:プレスリリース 

(TOMORUBA編集部) 

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コメント3件

  • 田中仁

    田中仁

    • 株式会社ジンズホールディングス
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