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三菱総合研究所×New Ordinary | 来街者のウェルビーイング向上を実証

三菱総合研究所×New Ordinary | 来街者のウェルビーイング向上を実証

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株式会社三菱総合研究所(以下、MRI)、株式会社New Ordinaryは、東武鉄道株式会社の協力のもと、台東区・墨田区への来街者を対象に、行動機会創出に伴うウェルビーイング向上の実証実験を実施した。

1. 背景

MRIでは、行動機会の創出を通して個々人のウェルビーイング向上を図るコンセプト「actfulness」を提唱している。新型コロナウィルス感染症の第5類への移行により厳しい行動の制約が緩和され、リアルな行動の良さ・価値が従前とは異なった形で再認識されている。actfulnessの考え方を土台として、MRIの効果測定モデルとNew Ordinaryの観光アプリ「NOSPOT」を組み合わせて、AIレコメンドにより行動機会を創出し、来街者のウェルビーイング向上について分析した。

2. 実証実験の結果:ウェルビーイング(WB)スコアは約10%上昇

同実証では309名のモニターが、観光アプリ「NOSPOT」が推奨する台東区・墨田区(浅草~押上エリア)のスポットを訪れ、得られた満足度を評価した。行動データと実証後に実施したアンケート結果を分析したところ、以下の可能性が示された。

1.行動機会の創出により、人々の総合的な満足度の指標となる「ウェルビーイング(WB)スコア」が平均で約10%上昇。街の魅力の再発見にもつながる

2.来街者のペルソナにあわせてレコメンドの種類を変えることで、より多くの行動機会創出が期待できる

3.来街者のスポット体験後の感情を地図上で表した「感情マップ」を通して街の特徴が可視化され、新たな散策ルートの提案など面的な事業展開が図れる

4.来街者の支出傾向や行動データ解析によって事業収益向上のための施策検討につながる

同実証実験の結果概要については、以下に掲載。

来街者のウェルビーイング向上に関する実証実験 報告書

出所:三菱総合研究所、New Ordinaryにて作成

3. 今後の予定

アプリの利用者が拡大しデータの蓄積が進むことで、レコメンド精度の向上が期待される。来街者の満足度を上げると共に、事業者の収益向上に向けた施策検討に役立つサービスへの発展を目指すという。

実証実験の概要

実施者:MRI(WB向上推定モデル構築、モニター募集等)、New Ordinary(「NOSPOT」の改良とモニターへの提供等)

協力者:東武鉄道(浅草~押上エリアにおけるお客様動向等の知見による実験への助言、観光スポットデータの協力等)

対象エリア:台東区・墨田区(浅草~押上エリア) 

実証期間:2023年7月28日~8月6日、および8月10日~8月20日

モニター数:309名

内容:モニターが期間中にアプリのAIレコメンドにより対象エリアの観光スポットを巡り、体験後の感情(得られた満足度)を入力。個人の嗜好(しこう)・趣味にあわせた行動機会創出

出所:三菱総合研究所、New Ordinaryにて作成

関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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