国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、産総研)発のベンチャーとして知られるHmcomm株式会社と、DefinedCrowd Japan株式会社が、AIによる音声と感情のデータアノテーション領域において、戦略的パートナーシップを締結すると発表した。

Hmcomm社は、音響認識を核としたソリューションを創出し、社会実装を積み重ねてきたAIベンチャーだ。音声や感情の認識においては、辞書のモデル学習に注目されがちだが、音声と感情のアノテーションは、辞書のモデル学習と並んで重要なプロセスだという。

一方、DefinedCrowd社はシアトル発のベンチャーで、機械学習で利用するトレーニングデータをヒューマン・イン・ザ・ループ(人間参加型)によって最適化する事業を展開している。機械学習×クラウドソーシングにより、効率的かつ信頼性の高いアノテーション業務を提供しており、その精度や作業効率は、同市場において高い優位性を確保している。

今後、Hmcomm社とDefinedCrowd社、両者の持つ強みを活かすことで、「AI×音」の利活用拡大を目指していくという。

なお、Hmcomm社と、DefinedCrowd Japan社は、いずれもソニーグループから出資を受けている点が特徴だ。ソニー株式会社のイノベーションファンド室 シニアインベストメントマネジャーを務める北川 純氏からは、以下のようなコメントが寄せられている。

「ソニーグループの投資先であるスタートアップ2社間での戦略的パートナーシップ締結の基本合意について、心よりお喜び申し上げます。Machine Learningを活用した音声認識精度最大化の両輪となる「アルゴリズム」、「トレーニングデータ」それぞれの領域において、数多くの導入実績と顧客数を持つ両社が連携することにより、新技術のさらなる社会実装が推進され、画期的な顧客体験がもたらされることを期待しております」


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(eiicon編集部)