TOMORUBA

事業を活性化させる情報を共有する
コミュニティに参加しませんか?

AUBA
  1. Tomorubaトップ
  2. ブログ
  3. 仕事のやりとりをスムーズに!同期/非同期コミュニケーションの使い分け
仕事のやりとりをスムーズに!同期/非同期コミュニケーションの使い分け

仕事のやりとりをスムーズに!同期/非同期コミュニケーションの使い分け

角田 勝美

ビジネスでもプライベートでも、コミュニケーションの取り方によって、伝えたいことがどのように相手に受け取られ、相手がどのように行動するかが変わります。

伝える内容、タイミング、求めるスピード感や、相手が好むコミュニケーション方法によって、何を使ってコミュニケーションを取るかに制約もかかります。

日本では打ち合わせ・会議など対面でのリアルタイムのコミュニケーションが好まれていますが、お互いの時間を尊重し、仕事を円滑に進めるためには、必ずしもそれがベストとは限りません。より効率的に仕事を進めていくには、リアルタイムではない非同期型のコミュニケーションを取り入れることが重要です。

同期コミュニケーションと非同期コミュニケーションの違い

同期コミュニケーションは「リアルタイム」に行われるコミュニケーションのことで、2人以上の参加者が口頭、電話、またチャットなどを通じて、お互いに同じ瞬間に情報を交換するものを指します。

同期コミュニケーションの例

対面での打ち合わせ

WEB会議

チームメンバーや上司にちょっとした報連相をする

雑談

非同期コミュニケーションは、情報を伝える側がメッセージを送信してから、メッセージを受け取る人がそれを解釈し、返答するまでにタイムラグがあるコミュニケーションを指します。非同期コミュニケーションは対面ではなく、時間をわざわざ押さえて行うことはありません。

非同期コミュニケーションの例

メール

プロジェクト管理ツールへの書き込み(Asanabacklogなど)

社内Wikiなどへの記載(NotionQiita TEAMなど)

ダイレクトメッセージ(Facebook Messenger、Twitter DMなど)

ビデオメッセージ(recitなど)

slackのようなビジネスチャットは、全員がリアルタイムで書き込みを行ったり、都合がついた時にだけ書き込んだり、同期的にも非同期的にも使うことができます。

同期/非同期コミュニケーションの使い分け

コロナ禍でも、同期型のコミュニケーションは広く行われています。WEB会議が普及し同じ場所にいなくても対面と同様に会話ができるため、ビジネスシーンでの同期型コミュニケーション量は大きく減少してはいません。

同期コミュニケーションに適したシーン

リアルタイムでのコミュニケーションは、その円滑さや信頼関係の築きやすさにメリットがあり、例えば次のような場合にその効果が顕著に現れます。

・人との信頼関係を築きたいとき(1on1など)

・批判的なフィードバック、デリケートな話題を話す場合

・アイデアや解決策のブレスト

・プロジェクトのキックオフミーティング

・決断を行うために密なコミュニケーションを取る

同期コミュニケーションのデメリットは、時間がかかることです。チャットで2,3往復で済む内容を3人集め、15分の会議で話したり(= 45分消費)、会議という場で話すと決めることで、コミュニケーションを始めるまでのタイムラグがあったり、といった遅さがあります。

同期型コミュニケーションのもう一つの、そして大きなデメリットは、相手の時間を奪ってしまうことです。会議など予定をブッキングしていればまた別ですが、同僚に話しかけても良いかを確認し、ちょっとした相談をするなどのコミュニケーションは、話しかけた相手の集中を妨げてしまうことになります。

非同期コミュニケーションに適したシーン

非同期型のコミュニケーションは、緊急でないコミュニケーションを行う場合に適しています。

メッセージを受け取った人は自分のペース・自分のタイミングで内容を確認し、返答できます。また、タイムラグがあることで、返答をする前に熟慮することもできます。

非同期のコミュニケーションでは相手の時間を奪わずに、ファイルやリンクなどを自由に追加し、内容が伝わりやすいよう補足を行うこともできます。

非同期のコミュニケーションは、次のようなシーンで特に有効です。

・即時の反応、コメントが必要でない場合

・副業や海外の方など、働く時間に時差がある人と共同作業をする場合

・集まることが難しい人に内容を共有する場合

・会議などリアルタイムのコミュニケーションの前に、前提を共有する場合

・複雑な内容を、後からでも参照できるように説明しておきたい場合

動画コミュニケーションの活用

ビデオメッセージ(動画コミュニケーション)は、同期型と非同期型のコミュニケーションの間をつなぐコミュニケーション方法で、両方の長所を兼ね備えています。

ビデオメッセージでは、表情や声のトーンがそのまま伝わるため、同期コミュニケーション特有の人間味も表現できます。その上、ビデオメッセージは自分の好きなタイミングで収録して送ることができ、受け取る側も都合の良い時間にそれを見ることができます。

まとめ

・コミュニケーションには同期/非同期のコミュニケーションがある

・それぞれ適した利用シーンがある

同期コミュニケーション...

1. 信頼関係を築きたい

2. 素早くコミュニケーションを取って認識を合わせたい

3. ブレストなど発散型のコミュニケーションを取りたい 

非同期コミュニケーション...

1. 緊急でない場合

2. 副業など時差がある人と協力したい

3. 後から内容を見返したい

角田 勝美hachidori株式会社

hachidori株式会社

新規事業創出・オープンイノベーションを実践するならAUBA(アウバ)

AUBA

eiicon companyの保有する日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA(アウバ)」では、オープンイノベーション支援のプロフェッショナルが最適なプランをご提案します。

チェックする場合はログインしてください

コメント0件


    おすすめブログ

    • コミュニケーションにおけるICTの課題は?

      1971 年当時、ICT といえば通信でしました。それは、政府部門の外の国のオペレーターによって運営される音声または固定インフラを中心に展開していました。その後、1980 年代初頭に市場自由化というパラダイムシフトが起こりました。また、携帯電話の登場により、単なる経営上のシンボルから今日では日常生活の至る所に普及したツールへと爆発的に成長し、世界中で地球上の人口とほぼ同じ数の携帯電話契約が存在しています。通信 ICT インフラは、今日のデジタル ビジネスの根幹です。ユーザーに権限を与え、ビジネスを運営するアプリケーションを実行するために必要なコンピューター、ネットワーク、職場、データ プラットフォームの機能を提供します。従来のインフラには高価なハードウェア、データセンター、サーバーが混在しており、すべて手動介入が必要です。クラウドの価値を最大化するために、企業はソフトウェア定義のインテリジェントなインフラに最新化しています。通信ICTインフラ市場は、最先端の通信サービスや先進技術の拡大により、成長を続けています。これには、ネットワーク ハードウェア、ソフトウェア、スムーズで効果的なコミュニケーション エクスペ

      千秋 マベナ

      2ヶ月前

    • 同期コンデンサー 市場: 2024 ~ 2030 年に巨大な成長が加速

      "同期コンデンサー市場の見通し2024調査報告書は、基準年2023年の世界同期コンデンサー市場の規模と2024年から2030年の間の予測を発表しています。そしてアプリケーションセグメントは、グローバルおよびローカル市場向けに提供されています。レポートは、アプリケーションと地域の観点から分類することで、世界同期コンデンサー市場の全体像を把握しています。これらのセグメントは現在および将来の傾向によって調べられます。地域区分は、北米、アジア太平洋地域、ヨーロッパ、および中東におけるそれらの現在および将来の需要を取り入れています。レポートは総称して各地域の市場の特定のアプリケーションセグメントをカバーしています。PDFサンプルコピー(目次、表、図を含む)を入手する@https://www.marketresearchupdate.com/sample/204107主要メーカーの詳細:Voith, Siemens, Sustainable Power Systems, Fuji Electric, Hyundai Ideal Electric, Eaton, WEG, ABB, Electromechanica

      アイシュワリヤー・カグワデ

      3ヶ月前

    • 心臓再同期療法(CRT)市場|サイズ「2023年に4.23 bn」

      "心臓再同期療法 (CRT) 市場洞察:心臓再同期療法 (CRT) 市場に関する調査レポートにより、バイヤーはさまざまなエンド ユーザーに独自のソリューションを提供し、業界内でのビジネス プレゼンスを向上させることができます。 このレポートには、買い手が業務に集中し、さまざまな目標をスムーズに達成できるように、市場シェア、規模、成長率に関する正確な統計が紹介されています。 戦略プランナーが生産量、サービスの提供、つながりの構築、消費者の意識の醸成に関する政策を計画するための調査では、市場の成長に影響を与える多数の推進要因、制約、機会、脅威について説明されています。心臓再同期療法(CRT)市場規模は2023年に42億3000万米ドルと評価され、予測期間(2023年から2030年)中に4.6%のCAGRを記録し、市場は2030年までに60億6000万米ドルの価値があると予測されています。心臓再同期療法 (CRT) 市場 のサンプル コピーを入手する@ https://marketresearchcommunity.com/sample-request/?rid=3668さらに、この報告書では、主要企業が潜

      3ヶ月前