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吉野家×Ideinの牛丼テック | AI/IoT技術を活用する「肉鍋全力センシング」が優勝し、実証実験へ

吉野家×Ideinの牛丼テック | AI/IoT技術を活用する「肉鍋全力センシング」が優勝し、実証実験へ

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株式会社吉野家Idein株式会社は、新しい吉野家の形を共創するためのオープンイノベーションプログラム「牛丼テック」において、ソリューションとして「牛丼」の一部調理工程や盛り付け時にAI/IoT技術を活用する「肉鍋全力センシング」を提案した株式会社アイオーティードットランが優勝し、今後実証実験に入る。

「牛丼テック」について

「牛丼テック」は昨年11月4日から1ヶ月間、吉野家と Idein によるテクノロジーを活用した店舗センシングプロジェクトと協働する共創パートナー及びソリューションを公募した。公募した結果、企業や団体、学校、個人などから数十件の応募が寄せられ、今年1月に最終審査を行い、優勝含む受賞者が決定した。 

優勝した株式会社アイオーティードットランが提案したソリューション「肉鍋全力センシング」を、Idein の IoT プラットフォーム「Actcast」と掛け合わせ、今後店舗導入へ向けて実証実験を開始する予定。吉野家の従業員が「牛丼」を肉鍋で調理、盛り付ける工程にAI/IOT技術を盛り込み、最先端のテクノロジーが「牛丼」の“うまさ”を一部可視化することで、「牛丼」を調理する従業員のサポートをすることが期待されるという。 

吉野家は、122年の歴史ある「牛丼」調理に最先端のテクノロジーを活用し、24時間365日全国いつでもどこでも一層美味しい「牛丼」を顧客に提供することを目指すという。

「牛丼テック」結果

優勝 株式会社アイオーティードットラン:肉鍋全力センシング

第2位 株式会社パソナテック:トイレ清掃リコメンド等

特別賞 静岡県立島田商業高等学校:各種店舗改善アイデア

【優勝】 株式会社アイオーティードットラン 「肉鍋全力センシング」

株式会社アイオーティードットランの「肉鍋全力センシング」は、吉野家店舗にある肉鍋のデータを可視化、定量分析を行い、調理結果の最適化と”おいしい”状態の継続を図ることを目指すもの。「牛丼」の味への徹底したこだわりを持つ吉野家にとって、そのこだわりをテクノロジーによって実現する取り組みであり、AI/IoTシステムの構築が可能なプラットフォームであるActcastの特長を活かす多様なセンシングデバイスを使った取り組みであることから、最も同プロジェクトに適しているとの評価を得て、優勝となった。

【第2位】 株式会社パソナテック 「トイレ清掃リコメンド等」

株式会社パソナテックは、トイレ清掃リコメンドなど、衛生面からサービス品質向上に資する取り組みを提案した。特にトイレ清掃リコメンドは、顧客に快適に過ごしてもらうためにも効果があるものであり、その方法の確立も様々な方法が想定される取り組みでもあったという。さらには、吉野家に限らず外食や店舗全般に適用される可能性があることから、優勝に次ぐ第2位の評価となった。

【特別賞】 静岡県立島田商業高等学校 「各種店舗改善アイデア」

静岡県立島田商業高等学校は、生徒が発案した店舗改善に関するソリューションが複数寄せられた。ソリューションの中には、事業者でない高校生ならではの顧客により近い視点での斬新な切り口があり、高い評価を得た。現実的な制約下でのアイデアの具現化はこれからであり、その取り組みへの今後の期待も込め、特別賞となった。

主催社からの総評

■株式会社吉野家常務取締役 伊東 正明氏

吉野家のみならず、飲食業の未来に向けた多くのご応募を賜り、大変感謝しております。ありがとうございました。最新のセンシング技術を活用したその着想と熱意に、驚き、感激いたしました。優勝されたアイオーティードットラン社様からの「牛丼全力センシング」は、吉野家が122年にわたりこだわり続けてきた牛丼にIoTを取り入れるという全く新しいアプローチであり、従業員がより効率的かつ効果的に働ける、牛丼づくりに取り組めるようになることを期待しております。

■Idein 代表取締役 中村 晃一氏 

今回、予想以上に多くのご応募をいただきました。ご応募いただいた皆様に感謝を申し上げます。本プロジェクトとのフィットという観点から残念ながら選出されなかったご提案についても、非常に面白いものが多くありました。ActcastはエッジAIプラットフォームであり、様々な領域で利用することが可能であることから、本プロジェクトに限らず、今後も継続的な連携を取り、オープンイノベーションによるビジネス創出を実現させたいと思います。また、今回のようなプロジェクトは、AI/IoTシステムを導入し、事業を成長させたい様々な企業とも企画していきたいと考えております。

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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