研究開発特化型のベンチャーキャピタルファンドとして知られるリアルテックファンドは、新たな投資先として、介護負担を軽減するプロダクト開発を行う株式会社abaへの出資を実施した。

aba社は千葉工業大学発のベンチャー企業で、排泄センシングおよびパターン解析によって、要介護者の排泄状態を検知・記録できるデバイスを開発している。世界に先駆けて「においセンサ」で便と尿を検知し、要介護者に負担を与えない形状のプロダクト「Helppad」を、大手ベッドメーカー・パラマウントベッド株式会社と共同開発し、既に販売しているという。

介護現場において最重要課題でもある「排泄ケア」は、今なお適時的確なケア(オムツ交換など)が実行できていない介護現場が多い。無駄に終わってしまう定時確認(空振り)や尿便もれなどにより、介護者は自分自身を責めてしまい、モチベーションの低下につながっているという。

それらも要因となり、3年以内に離職する介護者の割合は7割を超えている。また介護される側から見ても、不必要にオムツを開閉される、あるいはオムツから尿や便が漏れる、といったトラブルにより、尊厳の保持が困難になり、QOL(Quality of Life)が低下しているのが現状だ。

これらの課題解決を目指すaba社に対し、リアルテックファンドでは、aba社が第三者割当増資により発行する株式を引き受けるとともに、同社の販売・マーケティング活動等の経営支援を実施していくという。


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(eiicon編集部)