SAPジャパン株式会社は、スタートアップ向けのアクセラレーションプログラム「SAP.iO Foundry Tokyo(エスエーピーアイオー・ファウンドリー・トウキョウ)」第1回コホートプログラムで支援するスタートアップ5社を選考して、プログラムを開始した。本年2月に募集を開始し、合計53社のスタートアップから応募があり、厳選な審査の結果、5社を選考し、2019年7月16日から12週間にわたり、スタートアップ支援プログラムを実施し、本年10月末にDemo day(最終成果発表会)を予定している。

SAP.iO Foundryは、SAPがグローバルで展開するスタートアップ向けプログラム「SAP.iO」のプログラムの1つで、SAP社外の優れたスタートアップを支援するもの。


今回選考されたスタートアップ5社の概要は以下の通り。(五十音順)

■株式会社イノービア(https://www.innovia.jp/

・工場で作業するすべての作業員のスキルを効果的に管理するSaaSサービスを提供

・工場内の作業員スキル管理は多くの製造業にとって必須事項でありながらも、徹底することは非常に難しく、特に品質管理の面では従業員のスキル管理の不備は大きな不祥事につながりかねないが、これを解決

■InstaVR株式会社(https://www.instavr.co.jp/

・VRコンテンツプラットフォームとしてすでに5万ユーザーを擁する

・今後はVRコンテンツプラットフォームを企業向けにさらに大きく展開

■株式会社estie(https://www.estie.co.jp

・B2Bの不動産テックのスタートアップ企業

・世界一オフィスフロアが密集した東京都内を皮切りにオフィスレンタルの情報を集約し、これらのビッグデータをもとに様々な領域に展開していく

■株式会社ZENKIGEN(https://zenkigen.co.jp/

・人事領域にフォーカスしたスタートアップ企業でAIを活用したオンライン面接ツールを提供

・東京大学と共同開発した面接解析 AI を用いて「最高の候補者体験」を実現する採用サポートサービスの提供

■Fuzed.link(https://www.fuzed.link/

・SNSのトラフィック管理に特化したスタートアップ

・通常企業のSNSポストは単一の外部誘導しかできなかったが、ユーザーの属性に合わせてダイナミックに適切なリンク先にトラフィックをコントロール


2019年7月から12週間にわたって展開される第1回コホートプログラムでは、メンターによる共同営業の推進、SAPテクノロジーや産業界のデータとの連携、ならびに事業戦略の構築の支援が提供される。メンターはSAP社内外のメンバー計75名程度で構成され、外部メンターには、起業家やベンチャーキャピタリスト、大企業のオープンイノベーション実践者などが含まれる。

また、機械学習やIoTなどの先端技術を活用した先進的な開発環境などのテクノロジーやデータへのアクセスが提供されるほか、SAPが持つ利用者への共同アプローチの機会が用意される。

さらに、スタートアップ5社向けに合計約50回のワークショップを実施。このワークショップでは、SAPがこれまで培ってきた大企業向けのビジネスのノウハウをはじめ、事業戦略立案、営業、マーケティングなどの幅広い分野の知見をSAP本社およびSAPジャパンの両者で提供する。


スタートアップ5社の選考基準は以下の通り。プログラムへの参加に際し、SAPのテクノロジー環境やコホートプログラム中の設備利用料は不要、SAPジャパンからエクイティを要求することもなく、完全に無償で利用できるプログラムとなっている。

・SAPの事業戦略である「Intelligent Enterprise(インテリジェントエンタープライズ)」をテーマに、エンタープライズ/B2B向けに、すでに自社で開発済みの大企業を対象にした製品やサービスを持っていること

・ベンチャーキャピタルなどから大規模な資金調達が行われていないこと(シード、シリーズAの資金調達のラウンドが終了した程度)


※関連リンク:プレスリリース

(eiicon編集部)