TISインテックグループのTIS株式会社は、関西地区でのオープンイノベーションの活性化を目的に、スタートアップ企業向けに無償の技術支援施策を開始することを発表した。

同施策では、スタートアップ企業向けに「技術相談会」「技術メンタリング」「技術セミナー」を開催し、関西のイノベーション創出拠点(※1)をはじめとした関係者と連携し、関西スタートアップエコシステム(※2)の益々の発展を目指す。

※1……大阪イノベーションハブなど、既に関西を拠点に活動するスタートアップと多くの関わりを持つイノベーション創出拠点と連携し、活動を開始する。

※2……スタートアップエコシステムとは、産官学のあらゆる関係者が起業教育・アクセラレーションプログラムを通じてスタートアップを成長させる仕組みの総称。日本でも各地でエコシステム形成が進むほか、内閣府主導により世界に伍するスタートアップエコシステム拠点の形成戦略が政策として進められている。

<TISの関西スタートアップエコシステムとの連携イメージ>


背景

テクノロジーの進化によって社会の様々なシーンで変革が進む中、更なる変革を目指すスタートアップ企業に対してより一層の支援が求められている。関西地区でも、自治体・企業・各種団体からの手厚い起業支援が展開され、2016年、2017年には開業率で全国トップを示している。また近年は、関西の地の利に魅力を感じる外国人起業者も増加、さらに2025年大阪・関西万博の開催決定という追い風もあり、関西地区は更なるイノベーションの活性化が期待されている。

TISは、従前よりスタートアップ企業に対する投資およびスタートアップスタジオ(※3)機能の提供などの支援を展開してきた。これらの活動を通じてスタートアップ企業がビジネスをシステムに具現化する過程で、ソフトウェア開発スキルやノウハウ不足が事業推進の大きな課題となる姿を多く目にしてきたという。

そこで、このたび関西の地で、同じ課題感を持ち多くのスタートアップ企業との繋がりを持つ関係者と連携し、TISの培ってきた得意分野でスタートアップエコシステムの発展を目指すことが、自社の新規事業創出に繋がると考え、一連の技術支援施策を開始する。

※3……スタートアップスタジオとは、ビジネスアイデアのブラッシュアップ、UIやUXのデザイン、プロダクトデザイン、ソフト・ハードウェアに関するエンジニアリングなど、スタートアップを成長・早期の事業化を達成するための機能を有する仕組み


TISの関西地区でのスタートアップ企業向け技術支援施策の概要

TISのエンジニアが関西を拠点とするスタートアップ企業に向けて、以下の技術支援を無償で提供する。

1)「技術相談会」の開催

サービス(MVP)開発に着手しようとしている/着手しているスタートアップ企業のCEO/CTO/エンジニアに向けて、TISのエンジニアがプラットフォーム選定やセキュリティ対応など開発推進に関する悩み事に応える「技術相談会」を開催する。

「技術相談会」は、10月より週1回開催予定(1社あたりの相談枠は1時間)。詳細は以下URLのイベント募集ページ参照。(10月のエントリーを募集中。11月以降の開催も随時公開予定)

・TIS スタートアップ向け技術支援グループ

https://tiw-startup.connpass.com/

2)「技術メンタリング」の実施

「技術メンタリング」では、スタートアップ企業のサービス開発立ち上げの際に、TISのエンジニアがメンターとして参画し、開発環境構築/サービス開発を支援する。1~2ヶ月のオフラインによるサポートを予定している(内容に応じてオンラインでのサポートも可能)。対象は各月に開催枠を設けて募集し、「MVP開発に着手したいが必要な環境を単独で準備できないので手伝ってほしい」「どう作り進めれば効率的なのか一緒に考えてほしい」という要望に応える。以下URLのイベントページにて11月メンタリングスタートの企業を募集中。

・TIS スタートアップ向け技術支援グループ

https://tiw-startup.connpass.com/

3)「技術セミナー」の開催

サービス型システム開発に有用な技術テーマ、TISとスタートアップ企業の開発協業実例の紹介などを「技術セミナー」として開催。


プレイベント:開催レポート

 同施策に先立つプレイベントとして、2019年8月18日にエンジニアをターゲットとした「技術セミナー」を開催した。(詳細は https://fintan.jp/?p=3654 にて公開)


TISのオープンイノベーションについて

TISでは、「社会問題の解決に向けたイノベーション・市場創造」を目指す姿として、スタートアップ企業、大手企業、TISの共創から、恒常的なイノベーションの発生と活用に向けた取り組みを行っている。今回の関西地区での技術支援施策もその一環という。

スタートアップ企業への投資や大手企業とのビジネスコラボレーションのための各種施策にも取り組み、「コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)」では、シードからミドルステージのスタートアップ企業を中心に最短1ヶ月程度で投資を行う。また、資金提供以外にも、「bit&innovation」などのコワーキングスペースやオンラインマッチングサイト「bit-finder」、IT資産といった“モノ”の提供に加えて、アイデア段階や企業準備段階のプレシード期のビジネスアイデアを具現化するスタートアップスタジオ「U-Studio」などの“コト”の提供まで、多面的な施策を行っている。また、TISが培ったソフトウェア開発技術のノウハウを「Fintan」として公開し、社内外の専門組織と価値を共有し協業していくことで、オープンイノベーションの実現を目指していく。

今回の関西地区での技術支援施策でも、「Fintan」を最大限に有効活用し、共同での事業推進を目指しうるスタートアップ企業に対しては、「CVC」からの出資や「U-Studio」の適用などを通じて、共同事業の立ち上げを目指す。


<関西地区でのTIS共同事業立ち上げステップのイメージ>



大阪イノベーションハブについて

大阪イノベーションハブ(通称:OIH)は、2013年4月に大阪市がグランフロント大阪に設置した、世界市場に挑戦する起業家や技術者が集まるイノベーション創出支援拠点。「大阪から世界へ」をテーマに、ビジネスのスケールアップにつながるプログラムなどを展開することで、多様な人や企業、アイデアの交流を通して、コミュニティの形成やビジネスプランの事業化をサポートする。国内外から人材・情報・資金を誘引し、イノベーションが継続的に生み出される環境(イノベーション・エコシステム)の構築を推進している。詳細は以下を参照。 

https://www.innovation-osaka.jp/ja/


TIS株式会社について

TISインテックグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のITソリューションを多数用意している。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で3000社以上のビジネスパートナーとして、顧客の事業の成長に貢献している。詳細は以下を参照。 

https://www.tis.co.jp/


TISインテックグループについて

TISインテックグループはグループ会社約60社、2万人が一体となって、それぞれの強みを活かし、日本国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くの利用者のビジネスを支えるITサービスを提供している。


※関連リンク:プレスリリース

(eiicon編集部)