株式会社博報堂の新規事業開発組織「ミライの事業室」は、地域経済を活性化する新規ビジネスの創出を目指して、やさいバス株式会社の株式を取得し、資本業務提携を行ったと発表した。


資本業務提携の背景

博報堂「ミライの事業室」は、“チーム企業型”の事業創造を方針とし、自社単独ではなく産業の枠を超えた企業や行政などの多様なパートナーと連携して、一企業では成し得ない大きな社会課題を解決し、未来の新しい生活を創造していくことを目指して活動している。

一方、やさいバス株式会社は、地域の生産者と利用者をつなぐ共同配送物流システム「やさいバス」を運営する静岡県のソーシャルベンチャーだ。地域を巡回する冷蔵トラックによって、地域の農家が出荷した農産物をレストランやスーパーなどの地域の需要者に、その日のうちに届ける仕組みを構築している。それが、生産者と利用者双方に利益をもたらし、地域経済の活性化につながっている。

やさいバスが実現したこの物流システムは、MaaS (Mobility as a Service)とEコマースが融合した地域内経済圏のプラットフォームとして、大きな活用可能性が見込まれる。実際、サービス開始から順調に利用者数が増加し、現在は静岡以外にも長野、神奈川、茨城などでも展開が始まっており、今後も全国各地への展開が計画されているという。

博報堂とやさいバスは、これまで博報堂および静岡博報堂が、やさいバスの本格運用に向けたサービスデザインにおいて協働して以来、良好な関係性を築いてきた。両社は今回の資本業務提携により、連携をより一層強化し、それぞれの強みを掛け合わせて地域経済の活性化に貢献していくことを目指す。


今後の展望

今後、両社は共同で、やさいバスを起点としたチーム企業型の新規事業開発に取り組む。具体的には、地域ごとに企業や行政などの多様なステークホルダーへの呼びかけを行い、やさいバスのプラットフォームに企業や行政が有する資産やサービス、商品などを組み合わせていくことで、新たなビジネスモデル、地域経済のエコシステムの構築を行うという。


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(eiicon編集部)