弁護士ドットコム×LayerX | クラウドサインと共同で大企業・行政機関のDXを推進するため業務提携

Web完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」を提供する弁護士ドットコム株式会社と、テクノロジーを活用した業務プロセスのデジタル化を推進する株式会社LayerXは、2020年５月13日に業務提携したことを発表した。同提携により、変革が求められる大企業・行政機関のDX（デジタルトランスフォーメーション）を推進する。なお、同業務提携による業績に与える影響は軽微という。

連携の概要

大企業や行政機関など、大規模な組織における電子契約の導入には、紙と判子で契約締結していた業務設計の見直しや文書管理の権限設計などが課題となるケースが多くある。

今回の提携では、変革を求められている大企業や行政機関の電子契約導入に向けた、業務設計およびシステム開発をLayerXが担い、組織ごとに必要となるAPIや署名技術などについてクラウドサインと連携。共同で技術開発を進めることにより、あらゆる組織規模や環境下に対応する電子契約の導入と運用を目指す。

提携の背景

クラウドサインは、現在80,000社以上の企業に導入され、契約送信件数は200万件以上にのぼる。あらゆる業種や企業規模のユーザー企業が利用し、運用事例やナレッジが蓄積されてきた。

一方、最近では新型コロナウイルスの感染拡大により、在宅勤務への移行に伴う業務プロセスの変革が求められているが、民間企業・行政機関を問わず「紙文化、ハンコ文化」に代表されるアナログな業務プロセスが未だ多く存在しており、押印業務のための出社などが社会課題化になっている。

LayerXは、ブロックチェーン技術を基軸に、テクノロジーを活用した業務プロセスのデジタル化を推進してきた。大手金融機関や商社など複数企業との共同事業を通じて、具体的な課題の解決に取り組んでいる。

直近のコロナ禍においては、「紙・ハンコ・FAX」に関わる業務のデジタル化を急速に進めたいと考えている企業が増えている。これらの業務のデジタル化はパッケージを導入して解決となるものは少なく、既存業務プロセスを理解した上でのワークフロー設計や、各種システムとのシームレスな接続が求められる。

今後、クラウドサインとLayerXは、電子契約の導入障壁となる様々な業務プロセス改善に取り組み、企業・行政機関の生産性向上と経営課題の解決につながるDXを提案・実現していくという。

電子契約「クラウドサイン」 とは

「クラウドサイン」は「紙と印鑑」を「クラウド」に置き換え、契約作業をパソコンだけで完結できるWeb完結型クラウド契約サービス。全てがクラウド上で完結するため契約締結のスピード化を実現、郵送代・紙代・インク代、印紙代が不要なためコスト削減も可能。契約書をクラウド上で一元管理することで、業務の透明性が向上し、抜け・漏れを防ぎ、コンプライアンスの強化にもつながる。法律事務所から金融機関、上場企業などにも利用されており、導入社数８万社を突破したサービス。

＜株式会社LayerXについて＞

事業内容：「すべての経済活動を、デジタル化する。」をミッションに、ブロックチェーン技術を軸として、金融領域を始めとした様々な産業のDX（デジタルトランスフォーメーション）を推進している。信用や評価のあり方を変え、経済活動の摩擦を解消し、その恩恵を多くの企業や個人が受けられるような社会を実現して行く。

＜弁護士ドットコム株式会社について＞

事業内容：「専門家をもっと身近に」を理念として、人々と専門家をつなぐポータルサイト「弁護士ドットコム」「ビジネスロイヤーズ」「税理士ドットコム」、Web完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」を提供。

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