製品寿命が短期化する中、効率的かつスピーディーな研究開発活動が不可欠な時代
デジタル化・モジュール化が進んでいる製品分野では、製品寿命の短期化を超える効率とスピードで、
持続的に顧客価値を創出し、時として既存市場を破壊し新市場を創造する、「イノベーション」の重要性は高まるばかり
製品の寿命(モデルチェンジまでの平均年数)は短期化
時として異業種が既存市場を破壊
限られた資源で効率的・スピーディーな研究開発を実現するには、
従来型のクローズドイノベーションに加え、
外部資源を有効に活用するオープンイノベーションが重要に
クローズドイノベーションとオープンイノベーションの相違
オープンイノベーションのメリット
事業会社と研究開発型ベンチャー企業が双方の強みを生かしつつ、弱みを補完し合いながら連携することで開発・事業化を加速することが期待される
事業会社と研究開発型ベンチャー企業の連携の必要性
事業会社と研究開発型ベンチャー企業が、双方の強み・弱みを理解し、
活用・補完し合いながら連携を進めることで製品やサービスの開発・事業化を加速することが期待される
- 事業会社
- 強み
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- 既存の市場・顧客を有している
- 豊富なリソースを有している
- 蓄積された技術力・ノウハウを保有
- 弱み
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- 自前主義に陥りやすい
- 意思決定に時間が掛かる
- リスクを取りづらい
- 研究開発型ベンチャー企業
- 強み
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- 新たな市場・顧客をターゲットとすることが可能
- 迅速かつ効率的な開発が可能
- 高いコア技術力を保有
- 積極的な外部との連携を志向
- 弱み
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- 自社リソース(人材・資金・設備)やネットワーク・ブランド力等が不足
事業会社とベンチャー企業との連携の重要性に対する認識が高まる一方、未だ連携が不足しているのが現状
事業会社とベンチャー企業のオープンイノベーションの現状
- 事業会社とベンチャー企業との連携の重要性に対する認識の高まり
- 政府
- 「日本再興戦略」改訂2016において、民間企業によるベンチャー投資活性化等のため、大企業とベンチャー企業との連携促進を掲げている
- 民間
- 日本経済団体連合会は2015年に、大企業とベンチャー企業、大学、ベンチャーキャピタルが相互に連携し、多くの新興企業を創出する「ベンチャー・エコシステム」構築を提言