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JR東日本スタートアップ×鉄道会館×コークッキング|駅における“施設従業員向け”フードシェアリングサービスの本格運用を開始

JR東日本スタートアップ×鉄道会館×コークッキング|駅における“施設従業員向け”フードシェアリングサービスの本格運用を開始

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JR東日本スタートアップ株式会社は、株式会社鉄道会館と、フードシェアリングサービス「TABETE(タベテ)」を運営する株式会社コークッキングと共に、エキナカでのフードロス削減を目的に“施設従業員向け”フードシェアリングサービス「TABETEレスキューデリ」の実証実験を3回重ねた後、2021年3月23日より本格運用を開始した。


エキナカ店舗の特性として、閉店までの品揃え確保や天候による見込み客数の大きな変動により、フードロスが多く発生してしまうという課題があった。その販売しきれなかった食品を、駅で働く従業員に向けて閉店後に販売することで、エキナカ全体のフードロス削減を実現する。過去3回の実証実験では、JR東京駅構内のエキナカ商業施設「グランスタ東京」を中心に、計177日で約4.3トンのフードロス削減に成功した。また、フードロスの削減だけでなく、導入店舗にとっては廃棄の手間や廃棄処理コストの削減にも繋がり、さらに駅で働く従業員の満足度も高いものとなった。

今回東京駅での本格運用にあたり、参画店舗を拡大し、毎日営業時間後に販売を行うという。

エキナカ各店舗において、閉店前にはアプリを用いたフードシェアリングサービス「TABETE」を利用して一般の顧客に向けた告知で販売し、フードロスを削減するとともに、閉店後に残った食品は「TABETEレスキューデリ」で施設従業員向けに販売。二つのサービスを活用することで、更なるフードロスの削減に貢献するという。

また、コークッキングは他の商業施設での実証実験を始めており、今後は他施設でもTABETEレスキューデリの取り組みを展開する予定。

実証実験結果について

2020年1月から12月にかけて、「グランスタ東京」にて3回の実証実験を実施した。

<実績>

 

計177日間で約4.3トンのフードロス削減に成功し、導入した店舗からは、「廃棄処理代を大幅にコスト削減できた」「分別して廃棄する手間が減った」など、導入店舗側のメリットも確認することができたという。また、利用した従業員からの満足度も非常に高く、「取り組みも素晴らしく、東京駅で働く店舗スタッフへの福利厚生のような側面もあり、何しろ安くてお得」という意見や、夜勤もある警備職にとっては、「夜食としてとても有難い取り組み」などの声があった。

JR東日本グループとコークッキングの協業について

コークッキングは、「JR東日本スタートアッププログラム2019」の採択企業。コークッキングとJR東日本グループは、「従業員向けフードシェアリングサービスによるエキナカフードロス削減」と題して、エキナカの廃棄予定の食事可能な食品を、従業員向けに提供することで、駅全体で無理なくフードロスの削減を目指してきた。2020年8月には、本格的な事業化に向け資本業務提携を行い、フードロスを削減する新しい”エキナカ食品エコシステム”の構築を目指している。

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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