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【eiiconって何?】ファウンダー・中村が、”オープンイノベーション”に着目した理由とは。

【eiiconって何?】ファウンダー・中村が、”オープンイノベーション”に着目した理由とは。

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インテリジェンスの社内ベンチャーとしてプロジェクトが始動した、オープンイノベーションのプラットフォーム「eiicon」。2017年2月末(予定)にサービスリリースを控えている中、今月ついに法人本登録を開始し、わずか1週間でスタートアップ企業から大企業まで150社を超える企業が登録を行っている。 先日の堀江貴文氏とのトークセッション(前編後編)でもツッコミが入った「そもそもeiiconってなに?」という声に応えるために、eiiconファウンダー(創設者)である中村が登場。「eiicon lab」編集長・眞田のインタビューに応じながらサービスの立ち上げから、その内容について詳細に語ってもらった。  (※本記事は2016年12月14日公開の記事を再編集したものです)

▲eiiconファウンダー・中村亜由子(写真左)/eiicon lab編集長・眞田幸剛(写真右)  


事業会社の”サーチ・マッチングアシスタント”になりたい

眞田:まず、オープンイノベーションを支援するビジネスに着目した理由を教えてください。

中村:そもそも起案した背景は、数年前に遡ります。ネット系ベンチャー企業が勃興期にあった2009年前後から、インテリジェンスの採用支援事業の営業として多くのIT系の企業様を担当しました。その際、すごいスピード感で企業と企業の提携や、投資・資金調達、協業でのプロダクト開発が行われていくのを目の当たりにしたんです。

眞田:なるほど。自由度高く連携しながら成長していくIT企業を間近に見ていた、と。

中村:そうですね。一方、私自身の親族はメーカー系・製造業・モノづくりの人間が多かったんです。業界や、地方や海外等の企業の活動場所にとらわれず、同じような『企業 × 企業 = 新しい可能性』という流れを創ることができないか、と模索を始めたのが背景です。具体的に構想をしていたの2014年頃。2015年に産休に入ったタイミングで、急速に考えをまとめだしました。2015年末にインテリジェンスの新規事業として採択され、2016年4月に復職し、そのまま事業開発に着手したという状況です。

眞田:オープンイノベーションのプラットフォームであるeiiconで、中村さんが実現したいことって何でしょう?

中村:実現したいのは、”ビジネスのあり方の再定義”です。『イノベーションシーズの着火剤は社外にある』という社外との連携が必至であり、わくわくすることであるという考え方を定着させたいですね。

眞田:もうすこし具体的に言うと?

中村:ともすれば今の日本企業は、情報をオープンすることに対する恐怖心が先行し、なかなか動き出せていないことが多い。全てがすべてオープンになる必要はもちろんありませんが、あまりにもクローズドが定着しすぎているように感じます。

眞田:たしかに。良くも悪くもコンプライアンスにも注目を集める中、企業はより内向き志向を強めている印象を受けます。

中村:オープンイノベーションという手法は、まずオープンにニーズを公開し、共創し、開発を続けながら、いろんなシーズを生み出し、生み出し方向を模索しながら進んでいくんだと捉えています。それをいきなり、「新しいビジネスモデル(=イノベーション)につながるんで、はい。やりましょう」、といったところでハードルは高い。

眞田:そうですね、難易度は高いですね。

中村:なので、我々eiiconが事業会社のサーチ・マッチングアシスタントという存在になりたいと考えています。企業がオープンイノベーションという手法を使いこなし、自走できるような仕組み作りを手伝うこと。それをミッションとして考えています。

眞田:なるほど。

中村:素晴らしい技術やプロダクトを持っている企業は、人材紹介の仕事を通じて多数出会ってきました。一方で、自社の強みを打ち出すのが不得手の企業様が多いのも事実。例えば、Sierさんだと必ず「技術力があります」とおっしゃいますが、他社とどう違うのか、何がポイントなのか、をターゲットに対し訴求することを我々は担ってきました。

眞田:これまで人材紹介事業で培ってきたノウハウを活かせると。

中村:そうですね。なかなか皆さんが乗り出してこなかったのにはそれなりの理由が有り、打ち出すのが難しい、というのはあります。ただ、インテリジェンスはそこが強い。勝算はあります。難しいからやらないのではなく、日本にとって、現代において必要だと思うのでやるんです。イノベーションの起こし方が変わる、そうすることでビジネスのあり方が変わる。そのためにオープンイノベーションの実践を企業が自走できるアシストをしていきたいですね。  

eiiconを通じて、ニーズを社外へとPR・発信できる。

眞田:今月(2016年12月)から、eiiconの法人本登録がスタートしました。まだサービスリリース前で、正直、登録するメリットが見えません。登録すると、どうなるんでしょう?

中村:端的に言うと、登録した会社のニーズをしっかりと告知・PRすることが可能です。

眞田:もう少し詳しく教えてください。

中村:前置きがちょっと長くなりますが…、今のオープンイノベーションにおける一番の課題は、『いい出会いがない』というアンケート結果が出ています。ではどんな出会い方をしているかというと『イベントに行く、投資・金融機関に出資し情報を得る』という探しにいく行動を起こす手法がメイン。一方で自社がオープンイノベーションに興味を持っている=社外との連携を前向きに考えている、と社外に向けて発信している企業が、実に全体のたった20%と言われています。

眞田:なるほど。

中村:採用に置き換えるとわかりやすいと思うのですが、「採用してます」と言わずに採用している企業が、約80%いて、「採用したいと思う人材探す」ために探しに行く…という手法がメインという現状なわけです。なので、一番のメリットは、自社のニーズを告知・PRしっかりできることなんです。

眞田:有料プランもありますよね?

中村:有料プランでは、プロのPRコンサルタントとプロライター・カメラマンによるニーズ掲載記事の制作ができます(月額/10万円程度)。PRのコンサルが必要ない企業様は、無料でしっかりと自社プロダクトや提携ニーズ等の掲載が可能です。大手企業にとっては、会社としての方向性・打ち出し方を考えあぐねていることが多いので、出し方の部分からターゲット訴求の仕方を相談できる内容です。

眞田:コンサルティングもしてもらえると。

中村:一方で優良中小企業様や、スタートアップに多いのですが、打ち出したいことははっきりしているが、工数を削減したいというニーズに対してはリソース、資金調達等のパートナー探索工数を大幅に削減します。(無料プラン)また、今ならプラットフォームのオープンに先駆け展開しているeiicon オリジナルリアルイベントや、公式パートナ―企業が展開する勉強会へのお申込みも可能です。

▼サービス概要▲事業・サービス・製品のアライアンスパートナー(企業・大学・自治体等)を見つけることができる

眞田:プラットフォームの開発は今まさに佳境を迎えていると思いますが、完成はいつごろでしょう?

中村:2017年2月末を想定してます。無料掲載のPRでもボリュームはしっかりあります。プラットフォームリリース後は、会員限定の企業検索機能でニーズに合わせた検索が可能になります。”オープンイノベーション”の新しいプラットフォーム、eiiconにぜひ期待して欲しいですね。  


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